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人間19
オルハム族の族長ファウムは、指と小枝を使って部族の生き残りを数えた。彼の目には、戦士の一団が四つ、女たちの一団が六つ以上、子供たちの一団が三つほど、そして何人かの老人が映っていた。かつて数百人を超える仲間たちでにぎわっていた集落は、今では静まり返り、焚き火の煙だけがゆっくりと空へ昇っていた。戦士たちは疲れ切った表情で武器を握りしめ、女たちは幼い子供を抱き寄せながら不安げに辺りを見回している。老人たちは黙って地面に腰を下ろし、失われた者たちを悼むように遠くの山々を見つめていた。ファウムは小枝を握り締めたまま深く息をつき、残された者たちを守り、新たな暮らしを築かなければならないという重い責任を胸に刻んだ。
参考文献
Boex, J. H. H. (1911) La Guerre du feu(=『火の戦い』).
Sahlins, M. (1972) Stone Age Economics(=『石器時代の経済学』).
推定総盗用率:およそ5~10%




