人間18
灰白の雲間から、一筋の冷たい微かな光が滲み出る。油膜のようによどんだ水面では風が吹き巡り、藻は膿疱めいた塊となって膨れ上がる。動きの鈍い爬虫類は睡蓮と水草の間をのたうち、一羽の鷺が灰白の枯れ木から飛び立った。赤褐色の薄靄が大地を覆い、その向こうに草原が姿を現し、遥かな地平線まで果てしなく続いていた。
男たちは眠りから目を覚まし、立ち上がると、葦原を抜けて草原の固く締まった地面へ足を踏み入れた。生への衝動はまだ完全には失われていなかったが、それもほどなく疲労の中で鈍っていった。多くの者は地に倒れ伏し、もはや前へ進む力も意志も失ったかのように動かなくなった。だが、女たちはなお粘り強かった。沼で子どもを失った母親たちは慟哭しながらも、男たち以上に歩みを止めず、重い現実を背負い、体を引きずるようにして前へ進み続けた。
部族の誰もが、何かが衰え始めていることをうすうす感じ取っていた。音もなく進む崩壊が、彼らを静かに蝕んでいた。何人かの女たちはわが子を抱き上げ、この重い大地から引き離すように、なお消え残る朝の光へと頭上高く掲げた。
参考文献
Boex, J. H. H. (1911) La Guerre du feu(=『火の戦い』).
推定総盗用率:およそ2–8%




