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崩壊2
数年後、クリオスとエキドナが生まれ、オケアノスたちは新たな兄弟姉妹の誕生を大いに喜んだ。しかし、ウラノスは暗い表情を浮かべていた。エキドナが半人半蛇の存在であることが、彼には受け入れ難かったのである。
テュポーンはウラノスの表情に気づいた。
彼はタルタロスである父とガイアである母から、かつて叔父ウラノスが、自身の怪物のような姿ゆえに彼を殺そうとしたことがあると聞かされていた。そのため彼はエキドナの前に立ち、ウラノスを睨みつけた。「そこまで敵意を向けるな。何もするつもりはない……」「そんな言葉、信じられるはずがない、ウラノス叔父上。」テュポーンは睨み続けた。「ならば、俺はここを去ろう……」そう言い残し、ウラノスはその場を後にした。
参考文献
Hesiod(紀元前約700年)Theogony(=『神統記』).
推定総盗用率:およそ40~70%




