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混沌12
タルタロスの体温は溶岩の影響によって次第に上昇していった。そのためウラノスは彼のために、凍えるほど冷たい衣を編み上げ、その身をすっかり包み込んだ。これにより、極端な高温を抱えたタルタロスも外へ出ることができるようになった。
彼らは森の中を歩き回り、時には水中へ潜って泳ぎながら、穏やかな時間を共に過ごした。
彼らは道中で出会った生き物たちに、ときおり手を差し伸べて助けた。
水中には数多くの巨大な生物が出没していたが、そのいずれもガイアたちの力には及ばなかった。
ガイアとその仲間たちは、これらの巨大な生き物たちのために掟を定めた。弱き者を虐げてはならず、食料とする場合を除いて無垢な生き物を殺めてはならない――それは、弱い存在たちを守るために築かれた掟であった。
参考文献
Hesiod(紀元前約700年)Theogony(=『神統記』).
推定総盗用率:およそ0~5%




