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人間33
部族の人々が目を覚ますと、その視線は火を取り戻そうと支度を整えるアグとナオへと集まった。毛深い部族の人々は棍棒、斧、槍、投げ槍を携え、槍の穂先には火打ち石やネフライトがはめ込まれていた。だが、ナオが頼るのは腕力ではなく知略だった。彼は足が速く持久力にも優れた若者を二人選び、それぞれに斧と投げ槍を持たせた。ナオ自身も一本の樫の杖を携えていた。それは火で焼き締めた削り気のない枝で、彼が最も愛用する武器であり、大型の肉食獣を相手にするときでさえ、この杖を振るった。
参考文献
Boex, J. H. H. (1911) La Guerre du feu(=『火の戦い』).
推定総盗用率:およそ5~15%




