第五話 クロスオーバー チャイナガールズ編
すっかり秋らしくなったと思ったら、
また夏に逆戻り!
おはよう、レイレイです!
目の前の全ての敵を粉砕する!!
私の全力を持って貴方を倒すわMika!
それと同時にスマートコンタクトが、
演算した結果が表示される。
危険の二文字。
Mikaの目の前に分厚い氷の壁が出現した!?
本当にワクワクさせてくれる場所ね。
私はそのまま氷壁に体当たりするつもりで突進する!
私の着ているドレスは通称バトルドレスと言われるもの。
ただのドレスじゃない、
繊維に組み込まれているパーティカルロイドシェルと演算処理能力を有し、
物体のスピードや初速を計算し、事前にバリアを張ってくれる。
そのバリアは対爆、対炎、耐衝撃に対応している。
つまり!
このままの速度で体当たりをすれば耐衝撃に対し、
バリアが張られる!
それを攻撃に応用しこの氷壁を破壊する!
「いやあああああああああああああ!」
私の気迫が声とスピードをあげる。
氷壁は四散し、私の七星剣が風を切りMikaに振り下ろす!
氷壁が破壊されたことに驚く表情も見せないMikaだったが、
傘による防御をしようと反応を見せつつも、
その行為を私はさせない!
次の瞬間にはMikaが消える。
よけた!?
でも周囲にMikaの気配を感じない。
「うはぁ……」
男の声する。
えっと、誰だっけ……ノなんとか。
そういえばこの人と小さな女の子もいた気がするのだけど。
「はにゃー反応しきれなかった」
そして突然出現したMika。
ああ、そういえばここは不思議な空間だったわね。
「レイレイさん強すぎる!」
Mikaが膨れながら私を見る。
貴方もかなりの使い手だったけれどね。
「いいよ! ノブユキが敵とってくれるから!_
いこ、ハニエルちゃん」
Mikaに手を引かれステージの端に移動する女の子。
かわいい……
それと、ノブユキと呼ばれた男がめんどくさそうに立っていた。