表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
念話少女 ~始まりの四人~  作者: ぼっちな日和さん
異世界生活の始まり
6/9

魔法少女日和ちゃん




 異世界に来たからには、魔法を使いたい!

 というわけで擬似的な魔法を使いたいと思いまーす。〈事象付与〉で“〇〇が起きた”と付与するだけ。簡単だ。

 まずは、媒体が必要だ。いちいち付与して魔力消費するのも嫌だから媒体に付与するのである。……魔力については異世界説明書に記載してあった。魔法や能力の一部を使うたびに減るらしい。

 で、当然ながら家と畑が出来たばかりのこの場所に良い媒体があるはずもない。

 美優が来るまで待つか。美優が来れば創造して貰えるようお願いするし。


 暇な時間は農作業にでも費やそう。種も農具も無いので、草むしりから。



 ぶちっ。



 ………葉っぱだけむしれた。これじゃ意味が無いな。



 ぶちぶちっ。



 やっぱり葉っぱだけしかとれない。

 こうなったら……〈草排除〉。雑草はどっか行け!



 ………うん、草が自分で柵の外へ移動していく様はシュールだけど圧巻だね。



 あーあ、農業に必要な道具が無いと何も出来ないよ。早く美優来ないかな?

 うららかな日差しの中、寝っ転がりたくなる。


 …〈浮遊〉。


 うわ、ほんとに浮いた!すごっ!流石異世界!



 しばらく楽しんでいると、美優と姫香がやって来た。



「おーい、ちょっと良い?」

「何?」

「あのさ、トランプくらいの大きさの厚紙で無地のやつ、作ってくれる?」

「いいけど、はい」



 よしっ!


 媒体として考えて、ちょうど良さそうだったのが紙だ。嵩張らないのが良いと思い、耐久性のことも考えて厚紙である。


 次は増やしてもらおう。



「姫香、これ増やして」

「な、何で?」

「ちょっと実験」

「え、えっと…何枚?」

「百枚ほど」

「……?」



 何に使うの?と問うような視線を浴びせられつつ、増やされたカードを受け取る。

 そういえばふと思ったのだが、このカードに固有能力はつけられるのだろうか?


 試しに、姫香の固有能力である〈存在複製〉をつけてみようとする。


 ……無理だった。固有能力は無理なのか、〈事象付与〉でもこういう世界のバランスを崩すような現象を引き起こすのは無理なのか……よく分からない。


 とりあえず、普通に魔法の効果っぽい奴を付与していこう。それと、絵柄もつけていく。


 うん、魔法のカードっぽくなった。


 …いてて。何か頭痛がしてきたけど、無視だ。


 試しに一枚、効果を試してみる。

 ……誰も居ないところに向かって…。



「〈氷の槍(アイスランス)〉!」



 うわ、恥ずかしい。厨二病乙とか言われそう。

 でも、実際出たし。効果は発動できたから、大丈夫だと思いたい。



「え、えー……」

「今の、何?」

「…魔法~?」



 いや、これは魔法じゃなくて〈事象付与〉だよ。

 ……やっぱ頭が痛い…。なんでだろ?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ