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だめ貴族だもの。~だめダメ貴族の尻敷かれハーレム~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第七章 他国を平和にすると侯爵が付いてくるとかなんとか編
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第266話 辺境伯改め侯爵就任パーティーがいよいよ始まる

 結局、あのメイソンの妹カルモがどうやって転移テントでフォレチトンまで来られて、

 ミストシティの屋敷、お城の中へ入って僕の執務室まで来られたのか検証は必要だが、

 とりあえずはこれから僕の辺境伯就任パーティー改め侯爵就任パーティーである、まずはお迎え。


(あ、準男爵のセスもこっち側なのか、ハイドロン家は任せよう、面倒くさいし)


 トップはまたボリネー先輩かな?

 と思ったらすでに中らしい、何やらする事の打ち合わせがあるとか。

 肉芸でもするのだろうか、四方八方から短剣が投げられ肉で受け止めるとか。


「ミスト、我々は中央だ」

「はい、リア先生」


 ソフィーさんは姉のアンジさんと大教会関係の貴族や神官、

 ベルルちゃんは姉のビアンカさんと聖教会関係の貴族や神官、

 僕はリア先生とお城関係の方々を中心にお迎えだ、受付はサリーさんとエスリンちゃん。


(父上と身重の母上はすでに会場奥で休んでいます、まったりと)


 そして最初にやってきたのは……!!


「おう、まさか追い越されるとは思わなかったぞ」

「ガブリエル辺境伯!」

「どうだ、ウチの精力ポーション、効果あっただろう」


 うん、アメリア先生を孕ませる程には。


「ありがとうございます、沢山仕入れさせていただいております」

「そうだろそうだろ、ガハハハハ、ウチの嫁も孕んだしな!」

「えっ、そ、それはおめでとうございます!!」


 お腹を軽くさするソルナンシュ辺境伯夫人、アイリスさん。


「私もアメリアには負けていられないから」

「じょ、丈夫なお子さんが生まれそうですね」

「ガブの子だもの、そのあたりは心配していないわ」


 とまあ軽い? サプライズを喰らったのち、

 次に来たのは貴族ではなく意外な一団だった。


「アイーン!」

「アイーーン!! ってアムムルさんじゃないですか!」


 隣は通訳のアダッマーさんもいる。


「アラララルサラッサラ、アッラーアルルアッサラー、アルムムルルラッサラルッラサラー」

「砂漠の国を代表して、ミスト=ポークレット様のパーティーにどうしても参加したくてここまで来ました」

「はいどうも、わざわざありがとう」


 いやこれ絶対、新年オークレースのついでだろう。


「アッタアッシー、アッタラッティアー、アダッマーアルラッサダッター、アララリリムラッサラッタラー」

「わたくし事ですが、ここに居るアダッマーと結婚する事になりました、そのご報告も兼ねて」

「えっマジ?!」「本当ですよ」


 おおー良かった!

 事実上の国王がしっかりしてくれるなら砂漠の国も安心だぁ。


「ミスト、これは何か贈り物を考えなければならないな」

「はい、アムムルさんは何か希望はありますか?」

「アッラアリルララレッラ、アーランオークレースアッサアセラルッスラッララルアラッラ」

「オークレースをこちらでも、砂漠の国でも開催したいです」

「いやそれアムムルさんが胴元でやりたいだけでしょう!」


 といったおめでたい事が重なった後は、

 普通に公爵家をお迎え、例の公爵家一覧冊子をチラ見しながら。


(失礼の無いように、無礼の無いようにっと……)


 このあたりはリア先生の的確なアシストもあり無難にこなしていく、

 今後お近づきになりたいであろう他派閥も含め丁寧な対応、もうミスはしまい。


(みんな様々な目的が透けて見えるな)


 一番はやはり病人の治療関係、

 例の合同教会の話をもう聞きつけた公爵家も居た、

 あとはミミック肉が欲しいやらオークレースのオークをそれぞれがオーナーになる案を出してくるやら、

 あんまり大きな声じゃ言えないがとサキュバスやラミアを欲しがる公爵家も、

 まあそのあたりはすでにボリネー先輩が唾をつけている、さすが奴隷商、ティムモンスター商だ。


(みんな僕に気に入られようと必死だな)


 準愛人の末席でもいいからと娘や孫を薦めてくる公爵家も、

 もう空いている枠がそれしかないとはいえ、それはもう必死に。


(こういう取り引き的なためにソフィーさん達が空けてくれた? いや考えすぎか)


 まだひとつ空いているのは僕のせいというか、

 でもそんな政略結婚(準愛人だけれど)が必要な事ってまだあるのか?

 立場的に屈辱と言って良い程の席なのに……あれば他国? それこそ失礼だ。


「ほらミスト、ぼーっとするな」

「あ、すみません! ええっと次はぁ……」


 こうして公爵家相手にどんどんどんどんお迎えの挨拶を済ませ、気が付けば……


「ミストくん」「ソフィーさん」

「ミスト様」「ベルルちゃん」

「ミスト、次で最後だ」


 と物々しくやってきたのは……!!


(国王陛下と王妃様きたああああああああ!!!)


 やってきた陛下に僕らは片膝着いて迎える、

 するといきなり、僕の両肩がガシッと捕まれた!


「よくやってくれた、本当に、よくやってくれたっ!!」


 あ、涙ぐんでる、あれか、王位継承権高めのぼっちゃんを治した件。


「いえ、当然のことをしたまでです」

「そうか、この奇跡が当然か、そうなのか」


 あーガッチリ抱きしめられた、

 これはこれでちょっと怖いな。


「陛下、わざわざお忙しい中、おいで下さいましてありがとうございます」

「今回はその礼を言いに来ただけだ、挨拶を楽しみにしておれ」

「は、ははっ」


 王妃様も凄くやさしい笑顔だ、

 うん、僕なんかが、僕ごときが少しでも役に立ったのなら、嬉しい。


(それにしても全体的に人数が多かったなあ、公爵家だけでも……はっ、まさか)


「ソフィーさん」

「はい、そろそろ行きましょう」

「いえその、参加者が凄く多いんですが」

「当然ですね、新年のパーティーでもありますから」

「それだけどさ、まさか、お楽しみ抽選会とか、ないよね」


 また奥さんたちの頭に大きなハテナを出させる

  だめ貴族だもの。 ミスト


 ※ビンゴ大会とかはありません

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