ep008:その成長、理由ありにつき
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Scene029【予定】
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コース料理のデザートも平らげ、
皆がまったりしている。
そこで花音さんが何かを始めた。
「じゃあ、そろそろ約束の順番決めを始めましょうか?」
「何か、イベントでもするんですか?」
そう聞いた俺に、花音さんはにっこりと笑って応えた。
「今晩、晴道に夜這いして貰う順番よ!」
「なっ、なんだってぇ〜!」
部屋に俺の叫び声が響いたが、軽く無視された。
「まず成人組は、さっき大浴場で”して”貰ったから、
辞退で良いわね?」
花音さん、花月さん、杏奈先輩だ。
”して”貰ったというより、俺の方が襲われたんだと思いますが?
そこで洋子先輩が手を挙げた。
「あの、私と由美子ちゃんも、さっき大浴場で……」
「あら、”襲っちゃだめ”って言わなかったかしら?」
花音さんはからかいの口調だ。
「晴道の方から”して”貰ったから!」
勝者特権命令だったんじゃ?
あっ、いや、それは体を洗うまでか。
「はい!」
真帆先輩が勢いよく手を挙げた。
「私、夜這いより、晴道くんと二人っきりでお風呂に入りたいです」
「良いわよ」
あの、俺の意思は……。
(晴道さん、晴道さん、現場のキャサリンからお伝えします。真帆先輩は『水着を着て健全に混浴している所を、晴道くんが我慢できなくなって無理やり襲ってしまう』というのが望みみたいです!!)
あの、キャサリンさん。そういうのは知ってしまっても黙っていてあげようね!
結衣も手を挙げる。
「私と遥は一緒で良いです」
千紗も手を挙げる。
「私もキャサリンと一緒で良いです」
「順番は後が良いです」
キャサリンの声に、
「私たちは先で良いですよ」
遥が応えた。
今晩の俺の予定は、俺自身の意思に関係なく、
1.真帆先輩と混浴して我慢できなくなって無理やり襲う
2.結衣と遥が寝ている所に夜這い
3.千紗とキャサリンが寝ている所に夜這い
そう、ばっちり決まってしまった。
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Scene030【真帆先輩】
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その後、真帆先輩とはこんな会話があった。
「水着持って来てる?」
「ええ、一応」
「良かった。
二人っきりで裸は恥ずかしいから、水着を着てね。
1時間後で良い?」
部屋で水着を着て、着替えを持って大浴場へと向かう。
「あっ、来た来た。一緒に入ろ」
真帆先輩と浴室へと入る。
真帆先輩は部活で着る競泳水着だった。
パツンパツンのそれは、正直裸よりもエロかった……。
簡単にシャワーを浴びて浴槽へ。
「私ね、もう部活引退しようと思ってるの」
「えっ? 早くないですか?」
「最近ね、タイムが落ちてるの」
うちの高校は室内プールがあり、水泳部は年中活動していた。
「おっぱいがまた大きくなったのよ」
あっ、さっきのキャサリンとの心の中の会話……。
「水の抵抗が大きくなったのかな?」
さわさわ
「うっ、水着がっ、きつくなってきて、あっ」
もみもみ
「どっ、どうせ夏には、あん、引退するつもりだったから、あぁ、買い替えるのももったいないしぃ」
くりくり
「はっ、はるみちぃ……」
何してるかって?
真帆先輩が湯船の中で、俺の足の間に入り込んできたから、
ついつい、パツンパツンのおっぱいを水着の上から……。
「真面目なぁ、はなしぃをしてるのにぃ」
そう言いながら振り返った真帆先輩は色っぽく、いやエロかったので、
俺は真帆先輩の願望を叶えてしまった。
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Scene031【結衣・遥】
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その後、結衣とはこんな会話があった。
「これ、読んでおいてね」
「分かった」
手渡された紙には、こう書いてあった。
『本気で寝てるから、静かに部屋に入ってきてね。
左に結衣、右に遥が寝ているから、
まず結衣にいたずらして。
遥は気付いても寝たふりを続けるから、 結衣に最後までしてね。
それで次は 「遥、本当は気付いているんだろ」 って言って、遥と最後までして』
安っぽいAVかよ!
しかし、実際に部屋に忍び込むと……。
異常に興奮して、俺は二人の願望を叶えてしまった。
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Scene032【閑話】
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時は少し遡る。
晴道が『夜這いの前に少し寝なさい』と言われて部屋に入った後、 女性陣が集まり、こんな会話があった。
「ねえ由美子ちゃん。貴女、去年の4月から5月にかけて急におっぱいが大きくなったわよね。
あれって、晴道と付き合いだしたからよね?」
真帆がそう言った。
「ええ、まあ、そうです」
由美子が答える。
「結衣ちゃんが今年大きくなったのも?」
洋子も聞いた。
「はい! 晴道に大きくしてもらいました!」
結衣が屈託なく答える。
「やっぱりね。さっき晴道にも話したけれども、
私も大きくなってきているのよね」
真帆が言った。
「私も!」
洋子も言った。
「晴道の気の力で、新陳代謝が良くなって成長するんです」
キャサリンがあっさりと説明する。
「じゃあ、私も!?」
遥が声を上げる。
「何で、私だけ……
みんなもう十分大きいじゃない」
花月のつぶやきは誰にも拾われない。
「でも、大きなサイズのブラジャーって、可愛いのが少なくて困るのよね」
杏奈がため息をつく。
「ねえみんな、大きなサイズ専門のランジェリーショップがあったら嬉しい?」
花音が聞いた。
「えっ、それって会津若松の?」
千紗だけは気づく。
「「もちろん!!」」
みんなの声が揃った。
「やっぱり、あの計画、早く進めなきゃね」
花音のつぶやきも、
「私は絶対手伝わないからね」
花月のつぶやきも、
ランジェリーショップ談義に盛り上がる少女たちには拾われなかった。




