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人の心が見える俺にはハーレム生活イージーモード、でも一人に絞るのは無理ゲーだったin二度目の人生。  作者: iron-bow
第13話【その体験、二度目につき】

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ep003:その部屋、二度目につき

⸻


Scene005【やり直し:由美子】


⸻


翌月曜日、俺たちは普通に登校する。


千紗も早紀も何も気づいていないようだ。

しかし由美子と合流すると、


(ねえ、これってどういうこと?)


俺は心の中の声で問い詰められる。

いや、返事をしようにも、由美子は俺の心の中の声を聞けないのに。


(今日、授業が終わったら、すぐに晴道の部屋に集合ね)


一方的に決められた。


⸻


学校では耳を澄ませて、心の中の様子を聞く能力を解放するが、京子も含め誰も気づいていないようだ。

あっ、いや、結衣と遥は不安そうにしている。


「ごめん、今度ゆっくり話すから」


そう伝えた。


⸻


部屋に帰ると、由美子はもう待っていた。

俺の部屋で、花音さんと花月さんに話したのと同じように、京子の名前だけ伏せて説明をする。


「それって京子よね?」


やっぱりバレるよな。

どう答えるか、俺が悩んでいると。


「ねえ、それじゃあ、

私がここ、晴道の部屋で”した”のも、無かったことになっちゃってるの!」


えっ、世界の異変より、そっちの方が重要ですか?


由美子は俺の心の中の声が聞けるわけでもないのに、

適切に答える。


「当然よ!! 千紗とはここで”した”んでしょ。

自室で”する”って、親密度が全然違うよ!」


結局”して”しまった。


⸻


二人が身だしなみを整え終わった時。


ピンポーン

ガチャガチャ

「お邪魔します」


花月さんが夕食を作りに来た。


「あら、由美子ちゃん来てたのね。

由美子ちゃんもご飯食べていかない?」


そう言う花月さんに、由美子は答えた。


「いえ、家でも準備してると思うので」

「そう。ところで、晴道くんの部屋で何してたの?

って、”何”しかないわよね」


由美子は真っ赤になって、撃沈していた。


⸻


帰る由美子を見送ろうと、部屋から出ると。


ガチャ。


隣室から梨子お姉ちゃんが顔を出した。


「由美子ちゃん、まる聞こえよ」


バタン。


その一言で引っ込んでしまった。

由美子は涙目でうずくまってしまった。


(ううう、花月さんみたいにからかってくれた方がまだ”マシ”だったよぉ)


「私、晴道の部屋で”する”のはやめる」


うん、それがいい。由美子の声は大きいから。


⸻


Scene006【閑話】


⸻


ねえ、晴道。

今回も危なかったわよ。

私は『まだ早すぎる』そう考えて、そっと手を伸ばすのだった。


それにしても由美子(この子)は、いつもいつも……。


もしものことがあったら、バレーボールでオリンピックに出るって夢だって絶たれるのに。

それだけ晴道に全てを委ねてるってことなのかな。


何があってもいいって。


ある意味、とても羨ましかった。


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