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人の心が見える俺にはハーレム生活イージーモード、でも一人に絞るのは無理ゲーだったin二度目の人生。  作者: iron-bow
第13話【その体験、二度目につき】

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ep001:その感動、二度目につき

⸻


Scene001【やり直し:花音・花月】


⸻


目を覚ますと自分の部屋のベッドの上だった。


スマホを確認すると2月の最終土曜だった。

さらにスマホのスケジュール表を確認すると、


今日は花音さんとのデート。

明日は花月さんとのデート。


うん、記憶通りだ。本当に時間が巻き戻されたらしい。


花音さんとのデートの待ち合わせ場所に着くと、

花音さんだけでなく、花月さんまでいた。


「これってどういうこと?」


花音さんが開口一番にそう言った。


「それはこっちの台詞ですよ。

なんで、花月さんまでいるんですか?」

「そういうんじゃなくて……。

そうね、立ち話もなんだから行くわよ」


俺は二人に高級そうなホテルに連れ込まれた。


「ねえ、晴道はこの状況、理解しているの?」

「いったい、何が起きているの?」


花音さんと花月さんの追及が厳しい。

あの自称・愛の女神の言う通り、

二人は巻き戻される前の記憶を持っているんだろうな。


「はい、4月末までの記憶があります。

鬼とレイスがどうなったか、

それと約2ヶ月の時が巻き戻されたこととの関係性も把握しています」


俺は京子の名前だけは伏せて、鬼の事件の顛末を、

あの自称・愛の女神のことも含めて全て話した。


「はぁ、世界を作り直せる愛の女神ね」

「普通なら眉唾ものだけれども、

晴道のことだから、あるかもねって気がする」


花音さんも花月さんも納得しきれないものの、

俺の言葉は信じることにしたみたいだ。


「ところで、あの光の剣は今でも使えるの?」


花月さんが興味津々で聞いてくる。

まぁ、こうなる気がして、あの柄は持ってきている。

あの日本刀を仕込んだ杖は俺の部屋に保管してあるのだ。


「光よ」


光の刃を出すと、花音さんと花月さんがあの日と同じく見惚れていた。


「「格好いい」」


えっ、世界の異変より、こっちの方が重要ですか?


「どんなことができるの?」


と花月さん。


「何でも斬れます」


そう答えると、


「じゃあ、これ斬ってみて」


と、花音さんはいつも隠し持っている苦無(クナイ)を投げてきた。


突然・本気で・俺の顔面に向かって。


「うぉっ!」


俺は咄嗟に光の剣でそれを斬り落とす。


「花音さん!!

俺じゃなかったら死んでましたよ!!」


俺は花音さんに文句を言うも、


「花月、これ見て」


斬り落とされた苦無を拾って、惚れ惚れと言った。


「断面が滑らか過ぎる。

熱も持ってない。

文字通り切断されたのよ」


「これは空間ごと、いいえ、存在自体を斬っているに違いないわ」

「凄すぎる」

「素敵」


二人の目は潤んでいた。

ハートマークだった。


「後はどんなことができるの?」


そこまで言われて、俺もいい気になっていた。


「花音さん、その苦無を握って、掲げてください」

「こう?」


花音さんは手を高く上げた。


「俺を信用してくださいね」


シュッ


俺は花音さんの手を一閃する。


「えっ?」


花音さんの手は一切傷つけず、

手の中の苦無の握り手のみを切断した。


「すごい」

(晴道の子供が欲しい)


あっ、心の中の声が聞こえた。

久々だ。


(もう濡れちゃった)


えっ、花音さん? 花月さん?

気を扱う一族には、これ、そこまでクリティカルなの?


「「もう、我慢できない!!」」

((もう、我慢できない!!))


実際の声と心の中の声が、両方ハモった。

俺は夜までしっぽりと搾り取られた。


⸻


Scene002【閑話】


⸻


ねえ、晴道。


今回の二人は本気だったわよ。

このままだと、子供が”二人”も”増えちゃう”わよ。

私は『まだ早すぎる』そう考えて、二人の女性にそっと手を伸ばすのだった。



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