↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人の心が見える俺にはハーレム生活イージーモード、でも一人に絞るのは無理ゲーだったin二度目の人生。  作者: iron-bow
第12話【その帰国子女、デンジャラスにつき】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/93

ep007:その犠牲者、水着女子につき

⸻


Scene022【お見舞い:真帆】


⸻


まずお見舞いに訪れたのは藤原真帆先輩のところだ。

大腿骨骨折と、洋子先輩に次ぐ大怪我をしている。

洋子先輩は心の傷が大きく、家族の手厚いケアが必要と判断されて自宅療養となっていたが、他の人たちは機密保持の意味もあり、政府直轄の治療施設にて保護されている。


コンコン。


俺はノックした。


「はい、どうぞ」

「失礼します」


真帆先輩の返事があったので、俺は室内に入る。


「えっ、晴道くん、どうして!?」

「真帆先輩、お久しぶりです」


真帆先輩は足を固定され、痛々しい姿でベッドに横たわっていた。


「ここは政府の極秘施設って聞いたけれども……」


そんな所に突然高校の後輩が訪れれば、疑問にも思うだろう。


「政府の方から聞いていませんか?」

「今日は特別な治療師が来るって聞いていたけれども」


真帆先輩は首を傾げる。


「それが俺です」

「えっ?」


真帆先輩は少しだけ考え込んだ。


「それって心のケアってことかな?

そりゃね、晴道くんが来てくれたら、

それ以上の癒しはないけれども♡」


あっ、今の、絶対に語尾にハートマークが付いていた。


「いえ、もちろんそれもですが、

俺が真帆先輩の身体を元通りにしてみせます」


それから真帆先輩に、これから行うことは絶対に他言無用であることを約束してもらい、治療の同意を得た。


「私、晴道くんの言うことなら何でも信用しちゃうよ♡」


真帆先輩の答えは軽かった……。


⸻


それからすぐに、真帆先輩は手術室へと運ばれた。

ご家族の同意は政府を経由して既に得ている。


俺の治療に手術など必要ないが、真帆先輩は大腿骨を固定するために金属の金具が入れられている。

気の治療で異物の排出も不可能ではないかもしれないが、俺にそのイメージが湧かない限り成功はしない。


「本当に麻酔なしで良いのか?

いや、愚問だな」


外科的処置を担当する霞の者の医療スタッフが、

真帆先輩に聞こえぬように小声で聞いてきた。

このスタッフは、あの暗殺集団を治療したときに立ち会っている。


「真帆先輩、少しだけ寝ていてください」


俺は気の力で真帆先輩を眠らせた。


「それでは処置を始める」


その間、俺は痛みが伝わらぬように真帆先輩へ気を送り続ける。


「よし、これでいいぞ」


金具の摘出は終わったようだ。

俺は気による治療を始める。

真帆先輩は水泳の選手だ。

今後の活躍に影響などあってはならない。

それに水着で肌を晒す。

太股に一点の傷跡も残さない。


「終わりました。念のためチェックをお願いします」

「ああ、任せてくれ」


スタッフがレントゲンやエコーでチェックを行う。


「完璧だ。一点の痕跡も見つけられない」


医療スタッフはそう言って帰っていった。


⸻


真帆先輩を部屋に戻してから、目を覚まさせる。


「真帆先輩、おはようございます」

「目が覚めたら、目の前に晴道くんの顔があるって、

ここは天国なのかな♡」


真帆先輩、いちいち語尾にハートマークを付けないでください。


「ここは元の部屋です。

処置は終わりました。

完璧に元通りです」

「えっ? もう?」


真帆先輩は目を丸くする。


「はい、足を確認してください」


俺は一度部屋を退出しようとしたが、


「晴道くん、怖いの。

一緒に確認してくれないかな」


真帆先輩が泣きそうな顔で見上げてきた。

うっ、こんなの断れるわけがないじゃないか。


「分かりました」


真帆先輩は掛け布団をそっとめくった。

真帆先輩は未だ手術着のままだ。裾を広げる。

真っ白な太股が現れた。

夏場は部活で全身黒く焼けているが、本来の真帆先輩は色白のようだ。


「傷跡もあざも、手術の痕もない!」

「骨も元通りです」


真帆先輩は床に降り立った。


「嘘、凄い、魔法みたい!!」


真帆先輩は俺に抱きついてきた。


「あのね、晴道くん」


真帆先輩は急に赤くなってうつむいた。


「晴道くんが治してくれたんだよね」

「はい、そうです」

「寝ている間もね、晴道くんから温かいものが流れ込んでくるのを感じていたよ。

それでね、とっても気持ち良かったの」


えっと、これって……。


真帆先輩はもっと赤くなっていく。


「心地良いって意味じゃないの。

性的な意味なの、快感を感じたの」


そんな気はしていた。

だって、足を確認する時に見えてしまった純白のパンティは、股間部分が濡れてしまっていたから。


「晴道くんが真面目に治療してくれたのに、

私って最低だよね……」


いやいや、真帆先輩は悪くない。


「ごめんなさい、真帆先輩。

俺の治療は身体を敏感にさせてしまうんだ。

真帆先輩だけが特別なわけじゃないんだ」

「他の女の子にもこんな治療したんだ。

それで皆、こんな快感を感じたの? それで?」


あっ、しまった。失言だったかも。


「あ、いや、それだけで……」

「あのね、晴道くん。

私のこと、元に戻してくれるって言ったよね」

「ええ、もう元通りですよ」

「違うの! 心の問題なの!

私ね、鬼に犯されかけたの!!」


あっ、あっ、それは……。

花音さんは、他に性的な被害を受けた人はいないって……。

いや、未遂なら本人が申告しなかったら分からないのか?


「必死で抵抗したら鬼は怒って、

私の足を持って投げ飛ばしてきて。

その時に太股がブロック塀に当たって、骨が折れたの」


そんなことがあったなんて。


「だからね、私、多分もう男の人に身体を委ねられないと思うの。

いざその時が来たら、鬼のことを思い出して怖くなる」


PTSDは十分にあり得る。


「でもね、さっきね、夢の中で晴道くんに抱かれていたの。

気持ち良くて幸せだったの。

だから、本当に私を抱いて!

それは怖くないんだって、教えてほしいの!」


真帆先輩はすがりついてきた。

俺に拒否なんてできるはずなかった。


そのまま“して”しまった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。