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人の心が見える俺にはハーレム生活イージーモード、でも一人に絞るのは無理ゲーだったin二度目の人生。  作者: iron-bow
第11話【そのバレンタイン・デー、甘々につき】

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ep002:そのバレンタイン・デー、甘々につき

⸻


Scene005【エロ可愛いの破壊力】


⸻


俺が剣道部の練習を終え、部屋に帰ると千紗が迎えてくれた。


「お帰りなさい、晴道」


いつものピンクのエプロン。

しかし違った。

短すぎるスカートにノースリーブ。

見ようによっては、裸エプロンのようだった。

『季節を考えろよ』とツッコミを入れたいところだが、

そんな野暮なことはしない。


その代わり――


「ただいま、千紗。新婚さんみたいだね」


そう言って抱きしめ、深いキスをした。


「あっ……、晴道のバカ」


(濡れちゃった)


『どこがだよ』とツッコミを入れたいところだが、

そんな野暮なことはしない。


⸻


すぐにシャワーを浴びて、部屋着に着替える。

部活の後で汗臭いからな!

この後を期待してじゃないぞ!!


……って、誰に言い訳しているのやら。


⸻


二人だけで食事をいただいた。


「二人っきりの食事って久々だな」

「うん、いつもは賑やかだもんね」


(緊張しちゃうよ)

(何を今更)

(あっ、心の中の声漏れてた)


「千紗、今日の姿、エロ可愛いよ!」


(もう!! こんなの心の中の声抑えていられないよ!!)


その後、温かな時間が過ぎて行った。


「ごちそうさま。いつもありがとう、美味しかったよ」


しかし、千紗の顔が少し沈む。


「花月さんには全然敵わないよ……」

「そんなことないよ。俺は千紗の作ってくれる料理の方が、心がこもっていて好きだな」


千紗はまた真っ赤になって立ち上がり、


「かっ、片付けするね!!」


流しに向かってしまった。


こんな良い雰囲気のところで申し訳ないのだが、

千紗の後ろ姿はスカートが短すぎて、

下着が見えそうで見えなくて――。

でも少し前かがみになると、やっぱり見えてしまって。


チラリズムここに極まれり!!


あまりその後ろ姿を眺めていると変な気分になってしまいそうで、

俺は千紗の横に並んで一緒に洗い物をした。


⸻


Scene006【告白】


⸻


片付けが終わると、千紗が言った。


「部屋で待っていて」


そう言われたので、俺は自分の部屋に入った。

そして、ふと俺のベッドに張り紙があるのに気づいた。


『晴道、このベッドじゃ狭いでしょ。

シーツ換えておいたから、

ダブルベッド使ってもいいわよ』


ダブルベッド、つまりは両親の寝室だ。

母さん、それはないよ……。


⸻


やがて、千紗がやってきた。

その姿に俺は声を上げかけたが――


(ねえ、晴道、聞いて!)


千紗の強い心の中の声に、俺は黙った。


「晴道、私ね、あの日ちゃんと答えてないの」


それは千紗を軍人崩れ達から救った日のことだ。

あの日、俺は千紗に告白して、千紗も『ずっとそばにいるんだから』と言ってくれた。

でもその直後に花月さんが部屋にやってきて、告白はうやむやになってしまった。


そして、その後はタイミングを失ったというか、

俺の周りが騒がしくなり、

そのまま今日に至ってしまったのだ。


「私は晴道のことが大好きです。

だから、私のことを彼女にしてください。

何番目でもいいんです」


健気で可愛い。

だから、俺はしっかりと答えないといけない。


「当然だ、何番なんて関係ないんだ。

俺にとって千紗は特別なんだ。

俺にずっと寄り添って、優しく照らしてくれるお月様。

かけがえのない存在なんだよ」


千紗は泣きそうになりながら、俺の胸に飛び込んできた。


「嬉しい、嬉しいよ。

ずっと一緒だから。

晴道が誰と結婚したって、隣にいるんだからね」

「ああ、そうしてほしい。

千紗には一生そばにいてほしいんだ」

(これって、結婚より凄いよね。もう言質取ったんだからね)

(ああ、勿論だよ)


俺たちは深く深くキスをした。


⸻


Scene007【そのバレンタイン・デー、甘々につき】


⸻


「順番、無茶苦茶になっちゃったね」


そう言って、千紗はチョコの入った箱を差し出してきた。

可愛らしい箱に大きなリボン。


「ありがとう!!」


もう、いいよな。


「千紗、その格好は?」


千紗の装いは、エプロンの上からでも分かっていたけれど――

ミニスカメイドだったのだ。

しかもエプロンを脱いでさらにびっくり。

胸元が「もはや隠す気があるのか?」とツッコミを入れざるを得ないほどに丸見えだった。


「あのね、もしも晴道が私のこと彼女にしてくれなかったら、

晴道専用のメイドさんになって、一生ご奉仕しようかなって……」


ぷっ、そんなわけあるわけないじゃないか。

でも――


「分かった。千紗には一生俺のお世話をしてもらうよ」

「うん、嬉しい」


えっ、嬉しいのか?

それはともかく、もうひとつ。


「それで、その全身に巻かれたリボンは?」

「チョコと一緒に、私も食べてほしいなって♡」


その言葉に異議などあるはずもなく、俺は千紗の初めてをいただいたのだった。


⸻


全てが終わり、俺が千紗を抱きしめている時だった。


「ねえ、晴道」

「なんだい?」

「愛してる」


千紗はずっと「好き」「大好き」と言ってくれていたけれど――

『愛してる』と言ってくれたのは初めてだ。


「俺もだよ」


俺たちはその後、二人きりで静かに過ごした。


⸻


Scene008【閑話】


⸻


『愛してる』


千紗ママがそう言った時、私の胸が痛んだ。


「私の方が晴道を愛してる」


そう言いたかった。

でも、私にはそれを伝える肉体がない。


だったら、どうしたらいい?

私はそれを真剣に考え始めた。


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