ep002:その親子、破壊力抜群につき
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Scene006【準備】
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千紗が早紀に話しかけている。
「聞いたよ、守さんとプールに行くんですって」
(晴道も行くんでしょ?)
千紗はわざと俺に心の中の声を届けている。
「でも、水着がなくて」
早紀がそう答えると、千紗はにこやかに言った。
「じゃあ、今から水着が買えるところに連れてってあげる」
「ママも一緒で良い?」
「えっ、栞さんも?」
「うん、守さんをメロメロにしたいんですって!」
(栞さん、半端ない……)
千紗の本音が心の中の声で漏れていた。
うん、俺もそう思う。
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千紗が早紀と栞さんを水着の売っている店に連れて行っている頃、
俺は花音さんに話を聞きに行っていた。
一つだけ気になっていたことを確認したかったのだ。
「花音さん、守さんについて聞きたいことがあります」
「栞さんとのことね」
さすがは花音さん、察しが良い。
「俺の前世の記憶では、守さんは結婚していました。
お子さんもいました」
「ええ、私も思い出したわ。
でもね、今世に”冬”はいないの」
俺は奥さんがいるとは聞いていたけれども、名前までは知らなかった。
「そうですか、今世と前世では色々と違いますからね」
「だから、守と栞さんの間の事には、何の障害もないわよ」
そっか、なら良かった。
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買い物から帰ってきた千紗の様子がおかしかった。
(水野母娘恐るべし、おっきい、負けてる。さらにギャップ萌え恐るべし、晴道この二人とプールに行くの!? 千紗ちゃん不安で泣いちゃうよ!!)
強い心の中の声が漏れていた……。
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夜、ベッドに入ると、また微かな心の中の声が聞こえてきた。
(あっ……、もっ……、すご……)
まただ。
聞こえそうで聞こえない。
気になって仕方ないって!!
ダメだダメだと思いつつ、耳を澄ませてしまう。
(ああ、守さん、すごい、もっと、もっと抱きしめて、栞の熱い中に、守さんの逞しい物をっ……!)
だぁぁぁ、そっちかぁぁぁ!
想像してしまった。
守さんが栞さんを抱くところではなく、
“俺が”栞さんを抱くところを……。
更に追い打ちを掛けるように、別の心の中の声も聞こえてきた。
(晴道くん、あの水着見たら、興奮しちゃうかな? そしたら急に押し倒してきて、早紀の熱い中に、晴道の逞しい物をっ……!)
そっちもかぁぁぁ!
想像してしまった。
栞さんと早紀を交えて、交互に……。
((いくっ……!))
一緒に昇天してしまった。
賢者タイムの自己嫌悪が酷かった。
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Scene007【閑話】
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パパったら、何を妄想しているのかしら。
美人の年上長身巨乳にはすぐにデレデレするんだから!!
私だって、なかなかのものでしょ!!
成長したら、どの人生だって美人の長身巨乳になるんだから……。
って、私?
違う、それは晴花の事じゃない。
これっていったい?
それにこの“感情”は何?
私、どうしたっていうの?
私は高次元の観測者、情報生命体だったはずなのに……。




