ep008:その人、危険につき
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Scene038【眼福】
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やがて、大きな紙袋を抱えてホクホク顔の由美子たちが帰ってきた。
((可愛いのいっぱいあった〜))
千紗と由美子の心の中の声が揃う。
「いっぱい買ってきたの、晴道見て!!」
千紗の爆弾宣言で、下着ファッションショーが始まった。
そこからの時間は俺にとって天国なのか地獄なのか。
だってさ、目の前で、魅惑の巨乳がふるふる揺れてるのに、触れないんだぞ。
しかも
(負けてられない)
梨子お姉ちゃんも参加した。
控えめなおっぱいにレースたっぷりの可愛いブラジャー
しかも見栄なのか、サイズが大きめで、
その中身が見えそうで見えなくて、やっぱり見えたり。
チラリズムここにあり。
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そうしている内に夕食の時間になっていたようだ。
「皆様、夕食の準備ができました。」
呼びに来たのは花月さんだった。
「ねえ、”何”してるの?
花音に美由まで」
そうファッションショーにはいつの間にか
花音さんと美由さんまで参加したきたのだ
「えっ、あの、うん、物の勢いっていうか」
(恥ずかしい、六歳も年下の女の子に張り合っちゃった)
うん、本当、美由さんなんでだよ。
まぁ、俺には眼福だったんだけれどもさ。
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Scene039【夕餉】
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夕食は鉄板焼だった。
前世で来た時にも食べたメニュー。
でも今回は違った。
熊の希少部位が少しずつ出されたのだ。
* ヒレ
* リブロース
* サーロイン
この辺りは俺たちにも分かる。
* ハラミ(横隔膜)
* タン(舌)
* ミノ(胃)
これらも焼き肉屋で牛でなら食べた事がある。
* ランプ(腰から尻)
* イチボ(尻の先)
* シンタマ(内もも)
* トモサンカク(ももの付け根)
聞いたこともない部位も出された。
そして、最後。
「これは、晴道くんにだけだ、
ハツ、心臓になる」
クセが少ない。さっぱりした旨味だった。
こうして、俺たちは熊の全身をくまなく食した。
どれも美味だった。
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Scene040【天文台】
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夕食後は、天体観測二日目
今晩は霞の宿、本来の観測所を使わせて使わせて貰い、
昨日見なかった月と金星等の惑星を観測する事になっていた。
花音さんに連れられて来たのは、
開閉式円形ドームの観測所だった。
「こんなの本物の天文台じゃん」
千紗が呆然と呟く。
「ここはね、私の中学校入学のお祝いに作って貰ったの」
やっぱり一ノ瀬一族半端ねえ
「中学校入学のお祝いにこれって、
だったら高校入学のお祝いは?」
そう呟く由美子に、花音さんはしみじみと言った
「私、日本の高校は行ってないの。
16歳になったらね『世界を見てきなさい』って言われて、
アメリカへ放り出されたの、何の前準備も無しによ。
あれは苦労したわ、それでなんとかアメリカで大学に入ったの」
それがハーバード大学なんだよな。
やっぱり花音さん、行動力おばけだった。
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Scene041【旅の終わり】
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天文観測を終え、また順番に温泉に入ると、
みんなあっという間に寝てしまった。
そして気付くと朝だった。
流石に疲れていたんだな。
シンプルながら、手の込んだ朝食をいただく。
そして俺たちは宿を後にした。
盛大な見送りとか有るかと思ったが、ごく普通に送り出された。
ただし葉月さんには、こう言われた。
「来年の合宿も予約しておきますね」
霞の宿の予約って、半年前からのはずなんだけれどもな。
こうして色々と濃密だった、俺たちの合宿は終わりを告げた。
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Scene042【閑話】
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帰りの新幹線の座席取りの争いは熾烈を極めた。
人数が5人なので、横一列で2席・3席になったのだ。
そしてくじ引きの結果、
2席側の窓際になった俺の隣は……
花月さんだった。
「花音はね、3月から東京に出ずっぱりだったから、仕事が溜まっているのよ。
夏休み中は東京に来られないかもね。
だから、私がマンションの部屋の管理を任されたの」
(晴道くん、梨子ちゃんとの仲も進んだみたいだし、巨乳でなくて良いなら、私にもチャンス有るかも!)
そうだな、ここはこれを言うしかない。
人の心が見える俺にはハーレム生活イージーモード、でも一人に絞るのは無理ゲーだった。




