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(第二章を始めました)だれか溺愛見せてください。ちなみに、溺愛を見たいだけで、溺愛してもらいたいわけではありません。   作者: 水無月 あん
第一章

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集中しよう

今日、一回目の更新です。

「王太子の命だろうが、何が何でも、エスコートだけは絶対に断る」

ラルフが、底冷えするような声で言った。


「ラルフにできるの? 私が王妃様に進言してあげましょうか?」

と、エルザおばさま。


その言い方が、なんとなく、ラルフを挑発しているような感じもするんだけど…。

と思ったら、案の定、ラルフの切れ長の目が、更に、きれっきれになった。

鋭すぎて、怖い…。


「余計なお世話だ。俺がしっかり断る。…何が王太子だ。コンラートのやろう、なめやがって…」


公爵令息というよりは、輩みたいな口ぶりで、どんどん、ガラが悪くなってるんだけど…。


そんなラルフを見て、エルザおばさまはクスっと笑った。

「じゃあ、お手並み拝見ね。王族に、いいように使われないようにするのも、次期公爵としては必要だものね。好きにやってみなさい。私は何もしないから」


「ああ、望むところだ。やってやる」

闘志を燃やす姿は、またもや、ラルフではなくウルフがでてきてしまってる。


まあ、がんばって…。

ということで、私はそろそろ失礼しようかな。


「では、私はそろそろ帰りますね…」

と、席を立つと、


「待て」

ウルフモードのラルフに呼び止められた。


「なにか、ご用かな?」

少しおびえつつ聞いてみる。


「座れ」

と、椅子を手で示される。


逆らえない雰囲気だよね?

とりあえず、座ってみる。


「じゃあ、留学先のことについて、じっくりと聞かせてもらおうか。俺に相談もなく、勝手に決めたんだ。さぞかし、安心安全で完璧な計画なんだよな? ぬかりはないよな?」


へ? 


「…まあ、アイシャが手配してくれたから、ぬかりはないと思うよ?」


「あ?!」


ひえっ、何をお怒りかな?!


「リリーが留学するんだろ。自分できちんと把握してないと、どこに危険があるかわからないだろ。ほら、わかることを全部言ってみろ。俺が検証する」


過保護モードが全開になっている。


「…そんなことより、ラルフは自分のことを心配したほうがいいんじゃない?」


「なんだと?」

ラルフが冷え冷えとした声を出す。


エルザおばさまが、フフッと笑って言った。

「リリーの言う通りよね。ラルフは、自分の心配をしなさいな。色々ぬけてたから、こんなことになってるんだから。その点、アイシャは、ぬかりはないわよ。攻め時も完璧だったわ。さすがアイシャよね」


ん? …攻め時?


ラルフが、悔しそうに、

「アイシャのやつ、俺の隙をつきやがって…」

と、ぶつぶつと悪態をついている。


結局、今、わかってる留学先のことを全部ラルフに話して、やっと帰れることになった。


帰り際、ラルフが、まっすぐに私を見て言った。

「王女のエスコートは絶対に断る。俺は、リリー以外のエスコートはしない」


思わず、ドキッとした。でも、なんて答えていいのかわからない。


「そうなんだ…」

と、答えたものの、ぼんやりしたまま、気がついた時には、自分の家の馬車に乗っていた。


一体、どういう意味なんだろう…。


よほど、王女のエスコートが嫌なのかな。

それとも、勝手に決められたことに、腹が立ってるのかな。


うん、後者かも。

ということで、ひとまず、この件については、思考をとめることにした。


今は、ロジャン国へ留学することに集中しないとね!

だって、あと、4日しかないもの。


そして、その4日後が、そのラルフがエスコートを頼まれているパーティーか…。

…って、ダメダメ。また、思考が戻ってた。


とにかく、日にちがないから、集中しよう! 忘れ物がないように、きちんと準備しないとね!

読みづらいところも多いと思いますが、読んでくださった方、ありがとうございます!


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