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(第二章を始めました)だれか溺愛見せてください。ちなみに、溺愛を見たいだけで、溺愛してもらいたいわけではありません。   作者: 水無月 あん
第一章

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どうするの? 

不定期更新で、すみません!

エルザおばさまが、あきれたようにため息をついた。


「ラルフは、自分がどう見られるか、もっと気をつけて行動したほうがいいわね。貴族社会は、好意的でない視線に常にさらされてるの。今回みたいに、あっという間に噂になるわよ」


「噂?」


「そう、あなたと、グラン国の王女が親密だという噂がながれてるそうよ」


「はあ?! なんで、そんな?!」

またもや、驚きの声をあげるラルフ。


「そりゃあそうでしょうよ。普段、令嬢たちに愛想のかけらもないラルフが、王宮に通い、王女のそばにいて、普通に接してたら、みんなの興味をひくでしょ」


「仕事だから、普通に親切にしただけだ…」

言い返しながらも、一気にトーンダウンしたラルフ。


「仕事だから、なんて、噂する人には関係ないわよね。せめて、常に、もう一人つけて、二人きりでいる状況を作らないようにしてほしかったわ」

エルザおばさまが、ラルフにきつめに言った。


でも、ちょっと気になるのは、あの王女様だ。

ちらりと見ただけでも、相当ラルフを気に入っているように見えた。


ま、気になったことは、この際、放出しておこう。

だしきって、すっきりして、ロジャン国に行こう!

ということで、ラルフに言ってみる。


「でも、王女様は、ラルフが相当気に入ってたよね? 契約が終わったからって、このままですむのかな?」


「そんなんじゃないと思うが?」


「…あ、でも…。うーん、…やっぱり、いい」


「なんだ、リリー。途中でやめるな」

と、ラルフ。


「そうよ、リリー。なんでも言ってやって! 言わないとわからないから」

ルザおばさまに促された。


そうだね。では、遠慮なく!


「ラルフは、相当鈍いと思う! どうみても、あの王女様はラルフに好意をもってるよ。それも、かなり好きだと思う。あのね、パーティー会場みたいなところで、はっきりとラルフに言いよってくる令嬢ばかりではないんだよ。はっきり言わないけど、態度でまるわかりだった。私は、そういう小説を読みまくってるから、鋭いの!」


ん? どうして、場がシーンとしたのかな?


エルザおばさまが、ぼそっとつぶやいた。

「なるほどね。ラルフもリリーも、自分のことに限っては鈍いということかしら」


そこへ、部屋をノックする音がして、執事さんの声がした。

「王宮より、ラルフ様に急ぎの書状が届いております」


ドクンと、心がなみうった。


エルザおばさまが、

「ここへ持ってきて」

と、声をかける。


「失礼します」

そう言って、執事さんが入ってきて、ラルフに書状を渡した。


すぐにひろげて、ラルフが目で読んでいく。

そして、手紙をぐしゃりとにぎりつぶした。


「何が書いてあったの? その封筒、王太子の紋章が入ってるわね?」

と、エルザおばさま。


「くそっ、コンラートのやつ。勝手なことを…」

一気に、ガラが悪くなるラルフ。


親戚とはいえ、王太子様だよ?

内容は、おそらく、王女様のことだよね…。


怒りにもえたぎっているラルフから、エルザおばさまが、くしゃくしゃになった手紙を奪い取り、読んだ。そして、はーっとため息をついた。


「わがままな王女みたいね…。どうするの、ラルフ?」


「どうするもない。断る!」

ラルフが、冷え冷えとする声で言った。


とりあえず、私も内容を聞いていいかな? 気になるよね?

と、おそるおそる聞いてみた。


「ええと、どうしたの…?」


言い淀むラルフ。かわりに、エルザおばさまが教えてくれた。


「4日後、グラン国の一行が帰る前にパーティーがあるんですって。王女のエスコートは王太子がする予定だったけれど、王女たっての希望で、ラルフにエスコートをしてほしいって言ってるそうよ。だから、打ち合わせも兼ねて、明日、王宮へ来るようにと書いてあるわ。しかも、王太子の命として。つまり、断れないってこと。リリーの心配があたったわね」


4日後か…。私が、ロジャン国へ旅立つ前の日だ。

本日、2回目の更新です。先行しているアルファポリス様に追いつくように、できるだけ、今週末に更新していきたいと思っています。

読みづらいところも多いと思いますが、読んでくださった方、ありがとうございます!

ブックマーク、評価、いいねをくださった方、励みになります。ありがとうございます!

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