↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100日後にNTRれる幼馴染  作者: 12月24日午後9時
PR
80/107

あと21日

NTR進捗状況

疑惑は確信へ。


田中 ただし :主人公、駿は親友の彼女に手を出さない、ヨシ。

橘  すず  :幼馴染、寝取られる。

金谷 駿しゅん :イケメン、クラス意外でも人気者、幼馴染とフラグ建築中。漫才が好き。親友の彼女に手は出さない。

「逆にチャンスじゃないか、これ?」

偉い人は言っていた、ピンチはチャンスだ、と。ピンチとは、つまり圧倒的成長だ。そう重要なのはポジティブだ。ポジティブな態度がポジティブな運命を引き寄せる。

「いけるいけるいける、僕はいける。」

正は独り言のように呟いていた。クラスメイトたちが気味悪そうにそんな正を見ている。

「どうしたんだよ、正。」

「ああ、駿しゅんか。僕は今、凄いことに気付いたんだ。つまりエーテル体とメンタル体はプラスとマイナスの関係で、つまり常にゼロなんだ。」

「うんうん、今日は薬は飲んだのか?」

「ああ、ちゃんと飲んでるよ、親に渡されているビタミン剤だろ。ほら、見て見ろ、これだろ。」

「うんうん、じゃあそれを飲もうか。」

「って、僕は病気ちゃうわー。」

正は最近、勉強した漫才のノリツッコミというのを駿相手に試した。大丈夫だ、普通にしゃべれている。まさか今僕が駿に疑惑の目を向けているとは思うまい。正は自分が冷静であることに自信を深める。そうだ、やはりポジティブが大切だ。つまり今こそがチャンスなんだ。

「それで、何がチャンスなんだ?」

「え?僕そんなこと言ったっけ?やだなー、そんな変なセミナーみたいなこと言わないよ。」

誤魔化す正に駿が疑惑の目を向けて来る。その視線に冷や汗が出る。そうだ、変な邪推をしているなどと駿にばれたくはない。だってこれは僕の誤解なんだから。

「なあ、なんかさ、秘密は無しにしようぜ。俺たちってコンビじゃん。なんて言うか、相方がしゃべれないことがあるってさ。さびしい。」

駿がポロリと言う。それはいかにも駿の正直な気持ちだと、そう感じた。その直感を正は信じた。

「駿はさ、友達の彼女に手を出すやつって、どう思う。」

「くそだね、滅びればいいと思うよ。そんな奴。」

意外とストレートな物言いに正はどきりとした。そうか、何か嫌なことでもあったのかもしれない。正は思わずそれ以上踏み込めなかった。しかし、安心した。そうかそこまで言うなら大丈夫なんじゃないか。でも、もう一つ確信が欲しい。正はもう一人の当事者に勇気を持て臨む。

すずは、僕のこと、好き?」

「え?うん?好きだよ?なんで?」

だよねー。正は全ての疑惑が自分の中で氷解していくのを感じる。春の様にぽかぽかとしたあったかい心で思う。もう何も怖くない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。