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100日後にNTRれる幼馴染  作者: 12月24日午後9時
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64/107

あと37日

NTR進捗状況

鈴と久しぶりに塾で話をする。


田中 ただし :主人公、

橘  すず  :幼馴染、寝取られる。

金谷 駿しゅん :イケメン、クラスでは人気者、幼馴染とフラグ建築中。漫才をやりたい。友達の彼女に手は出さない。

ただしはドキドキしながら学校に来た。昨日のすずの言葉が頭をよぎる。正が今モテモテだという情報は果たして真実なのだろうか。何かもう少し違う表現だったような気もするが大体ニュアンスが一緒なら同じことだろう。正は周りを警戒しながら上履きに履き替える。

「ふう、なんとかここまでは無事だったか。」

正は季節にはそぐわない額に浮いた汗をぬぐう。いつ、どの瞬間にファンの女の子たちが待ち構えているのか分からない。緊張感が無駄に体力を消費させるのだ。

「どうしたんだよ、正。」

廊下で一人謎の挙動をしている正に駿しゅんが声をかけてくる。

「なんだ、駿か。いや大変なんだ。今、僕のファンが僕の登校ルートに隠れて待ち伏せしているという情報を入手していて。駿は見なかったか?」

「ああ、見た見た。やばかったぞ。」

やっぱりか。正は新たな情報に戦慄する。どうやらここから先、教室までのルートには屈強な正の4人のファンが待ち構えているんだそうだ。その4人が出すお題に答えていかないと正は一枚ずつ衣服をはぎ取られ最後はあられもない姿で教室に行かなければならなくなるらしい。

「それってただの罰ゲームじゃない?」

「んーそうだなー、それじゃあ豪華賞品が当たるダーツに挑戦できるってのはどうだ。」

駿はバラエティ番組から連想した代案を出してくる。まあ、それならいいか。

「はあ、やっぱりファンなんていないんだな。」

正はようやく現実を認めることができたのかあきらめのため息をつく。どうやら鈴には担がれたようだ。

「なあ、駿。モテるにはどうしたらいいんだろう。」

「鈴のことはいいのか?」

「いや、違うんだ。やっぱりさ、彼氏がモテないよりもモテた方がうれしいものだろ。いや、まだ鈴の彼氏になったわけじゃないが。そういうものだろ。だから僕は鈴の自尊心のためにモテたいんだ。」

正は純粋な瞳で駿に言う。嘘偽りなど一つもない。正は自分に暗示をかけるのが得意なのだ。

「そうだな、モテるっていえば、やっぱり漫才かな。」

駿が自然な形で正を勧誘する。

「またそれか、もう漫才は十分だよ。」

それに対して昨日と同じ返事を正は返す。昨日の放課後も正は駿に呼ばれて似たような勧誘を受けたのだ。

「でも、漫才やってるとモテるぞ。」

「僕はね、そんな女の子にモテたいとかそこまで必死になってるわけじゃないから。」

正はなるべく余裕を感じさせる声音で駿に答える。正は自分に暗示をかけるのが得意だ。

「そっか、そうだよな。」

駿は意外とあっさりあきらめると話を戻す。

「でもあれだぞ、正のこと気にしてる女子がいるっていうのは多分ホントじゃないか。俺もそんな感じの話、聞いたし。」

「へえ、ふうん、そうなんだ、全然興味ないけど、そうなんだ。」

「でも、あんまり期待しても仕方ないかもな。ほらその子も学園祭のやつを見て興味持ったって言ってたからさ。」

「へえ、ふうん、そうなんだ、そうなんだ。」

正は興味なさそうに返事をする。しかし、さっきから同じ言葉しか出てこない。正の中で煩悩が争っている。そのせいで余計なことに脳が働かないのだ。そんな正に駿は余計なことは言わずに横を歩いていた。

ふっと、正の頭が上がる。どうやら煩悩に打ち勝ったらしい。どことなく清々しい表情で駿に言う。

「それで、次の漫才はいつやるんだ。」

正は悪い暗示が解けたような、そんな清々しい表情で駿に聞いた。

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