第7章 2話 札幌で調査開始
しばらくすると、関係者と思われる人がやってきた。
そこで伝承についての説明が行われた。
要約すると
・北海道のどこかにあるが場所はわからない
・江戸時代につくられたものらしい
・宝と呼ばれる物は石の箱に入っているらしい
・1人2人ではなく、数十人から宝の証言がある。
・宝がなにかはわからない
・札幌でこの宝の資料を見た人が複数人いる
・何度か調査したみたいだが誰も見つけていない
こんな話だった。
最後に「みなさまだけが頼りです。よろしくお願いいたします」と言った。
「これで探せっていうのか」と僕は率直な感想を言った。
「中身はなんだろうね。紙とかなら現代まで残っていないだろう」とミリタリーコンビの1人が言う。
「中身は小判の可能性があるわね」と女王様。
先ほどの言葉を信じるなら、宝物は実在してるがまだ誰も発見していない。
かつて調査をして、資料はある。
それを信じて探すしかない。
僕と泉は手分けして文献がありそうな場所を調べまくった。
ミリタリーコンビは人に聞きまくっている。
そして……女王様はくつろいでいた。
しかし男の人がダッシュで僕と同じく文献がありそうな場所を調べている。
調べていると、北海道には多くの伝説があった。
松前藩関連、アイヌ関連、埋蔵金、隠し財産などたくさんあった。
それらを読み進めていくが、人知を超えた宝という言葉が出てこない。
今度は伝承だけを中心に調べることにした。
そしてついに人知を超えた宝という記述のある文献を発見した。
僕はやったと思い文献を読んでいく。
すると別の文献にも名前が出てきた。
そして更に別の文献にも。
3つの文献には共通で書かれていたことがあった。
・正しい道しか辿り着けない
・山へ入ると帰れない
・山そのものが宝を守る
どうやら山の中にあるらしいとわかった。
しかしどの文献にも山の名前が書かれていない。
いったいどういうことだ。
北海道のどの山か。
そして正しい道とは、山へ入ると帰れないとは。
さっそく泉と合流した。
すると驚くべきことが。
泉も人知を超えた宝という記述のある文献を発見していた。
その中に1つ山に関する記載がある文献を見つけていた。
その資料には山の位置や高さが書かれている。
これを元に山を見てみる。
いくつかの山が候補に出る。
道東にある山である。
この中のどれか1つであろう。
そして驚くべきことがわかった。
最後に海岸線を重ねるとすべて海に近い。
「海が関係しているのか?」と僕は思った。
そこであることに気が付いた。
ミリタリーコンビと女王様と下僕コンビを先ほどから見ていない。
ということはあの2組は、僕らより早く見つけて移動をしたのだろう。
完全に後れを取った。
泉が「私たちも行くか」と言うが僕は引き留めた。
確かに山はわかった。
でも肝心の宝の場所に関する目処がたっていない。
悔しいけど、もう少し資料集めだ。




