第7章 1話 人知を超えた宝
ランクBになったので、さっそく探偵俱楽部の依頼を見てみた。
「依頼数が多くなってる。やっぱりBランク以上って書かれてあるの多いんだね」と僕が言う。
「そりゃあ依頼する側からしたら実績ある人たちの方がいいでしょ」と泉が言う。
「うっはあ。選び放題だね。どんなのにする?」
「お宝捜索とかないのかね」
「あるね。埋蔵金系だね。なになに成功報酬のみ300万。注意事項、発見者は依頼主とする。秘密厳守。ひどいなこれ」
「探すだけ探させて、見つかったらこっちが貰うよってわけね」
「でも一応情報は出すからってことなのかね」
「でも納得いかないなあ。申請者0だね。当たり前だけど。他には?」
「伝承を発見して欲しいってのもあるね」
「どれ?」
依頼内容 人知を超えた宝と呼ばれる伝承の発見
報奨金 捜査をしていただいた探偵には20万円支給 成功報酬は50万円
場所 北海道のどこか(不明) まずは札幌で調査をお願いします
注意事項 ランクB以上。詳しい場所は不明。移動・宿泊費は20万の中からお願いします(途中リタイアは10日以内にリタイアした場合は支払いません。それ以上は5~10万円)。秘密厳守。
「どう思う?」と僕が聞く。
「なんか見つから無さそう」と泉。
「ずいぶん注意事項が細かいね。でも20万払ってくれるのは良心的か」
「そうだね。北海道旅行だと思えばね」
「どうする?」
「ぶっちゃけ面白そう」
「じゃあやるだけやってみようか」
早速申し込みをした。
そして翌日僕たちはキャリーバッグを片手に飛行機に乗っていた。
空港に着き、電車に乗り換えて札幌に到着した。
「着いた~」と僕が言う。
「本州から出るの初めて」と泉。
「とりあえず待ち合わせ場所に向かおう」
待ち合わせ場所にはすでに、2組の探偵がいた。
1組目は2人とも迷彩服を着ている。
そしてよくわからないが銃の話をしているらしい。
ミリタリーコンビと呼ぼう。
そして2組目はサングラスをかけた女性に、猿轡をしている男性のコンビだ。
猿轡!
なんだこの2人組は。
特に男、なんのプレイだ。
しばらく見ていると女性が男に何か言った。
「ブヒィ」と男が言う。
すると走って行きコンビニでコーヒーを買ってきた。
女性をよく見るとバッグからあるものがはみだしている。
どうみても鞭だ。
まさかこの2人組は……
女王様と下僕コンビ!!!




