↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/37

第4章 3話 佐々木雄二

顔予測アプリで作った顔も失敗で、僕はどうしようもないと思った。


そこへ息子が顔予測アプリで作った顔を見る。


首をひねりながら、「どの人で顔予測したんですか?」と聞いてきた。


「この人のを。依頼主が指を差しましたので」と僕が言う。


「それ、別人です。佐々木雄二さんはこの人です」と別の人を指差す。


側で聞いていた他の探偵の顔が渋る。


「依頼主の発言は全く当てにならないじゃないか。まるでイエローカードの基準がバラバラのようだ」とサカオタコンビの坂田。


僕は息子に教えてもらった人で、再び顔予測アプリを使って顔を作った。


そこへ依頼主がやってくる。


「佐々木雄二……」と僕のスマホを見て言う。


「そういえば高校はどこだったんですか?」と僕が聞く。


「清新付属高校だ」と依頼主が言う。


「この辺にそんな高校ないよね」と泉が言う。


またか、という空気が流れた。


でも僕は気になって調べてみた。


「あった」と僕が言う。


「ほんと?」と泉。


「この学校、今は統合されている。つまり昔は存在した学校だ」


一同がまた困惑。


今度はあっていたからだ。


「どこまで信じて何を信じないかわからない」と魔法少女コンビのさくこ。


「こんな不安定な依頼者初めてだ」とサカオタコンビの酒井。


「でも名前はわかってる。顔も予測できた。学校も存在した。それだけわかれば十分捜査できる。なにせ私たちは愛と希望の魔法少女なんだから」とまどこ。


「ずっと思ってたけど魔法"少女"という年齢では……」と僕が言いそうになったのを我慢する。


そして再び捜査が始まった。


僕たちも今度は外に出て聞き込みをしようということになった。


商店街や公園で年配の人々に聞き込みをしたが、成果はなかった。


戻ってみると、サカオタコンビと魔法少女コンビが依頼主に何か言っている。


「この人じゃないんですか」とサカオタコンビの坂田が聞く。


「違う。佐々木雄二ではない」


「でもこの人佐々木雄二さんですよ」と食い下がる。


息子と娘もやって来て、サカオタコンビが掲示しているのを見る。


息子が考え込み「あっ同姓同名の人が何人かいるのを聞いたことがあります」


サカオタコンビと魔法少女コンビは落ち込んだ。


どうやら2組は別の佐々木雄二さんだったのだろう。


「佐々木雄二の家は、清新町2丁目の川の近くだ」と依頼主が突然言う。


みんなで調べるが、そんな番地も川もない。


まさかと思い、昔の地図を僕が探し出して見てみる。


番地がある。


川もある。


番地は今は変わったようだ。


川も埋められてしまったようだ。


今の地図と照らし合わせるとここだ。


僕が声に出して言ってしまったのが悪かった。


プロレスコンビの蝶藤がダッシュで部屋を出る。


僕らも家に行こうとすると、武野がドアの前に立ちふさがる。


「かかってこいや~」


サカオタコンビと魔法少女コンビはためらい、僕らも動けなかった。


武野のガタイがいいからだ。


その間に超藤が佐々木雄二さんの家に向かっていた。



しばらくして蝶藤が戻ってきた。


そして依頼主に報告をする。


「佐々木雄二さんは5年前に亡くなっていました」


依頼主ががっくりとする。


そして手紙を渡す。


「これは?」と依頼主。


「家族からあなたに渡すように頼まれました」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。