第3章 4話 4組の調査
4組の探偵は各々行動をした。
僕らはまずネットを詮索した。
もしかしたら、すでに出回っているんじゃないかと。
しかし名倉かおりの密会写真は出てこなかった。
そこで今度は、近藤のようにスキャンダル写真を撮るカメラマンを調べることにした。
近藤はハズレだったが、別のカメラマンが撮ったのではと。
1人ずつ確認をしていく。
怪しい行動はないか。
ここ最近の動向は怪しくないか。
ほとんどのカメラマンは違うとわかった。
唯一不明なのが、大畑というカメラマンだ。
僕らはこの男が犯人ではないかと調査をしていく。
事務所に寄ると他の探偵の動向もわかるようになった。
競馬コンビは名倉かおりと仕事スタイルが似てる女優に絞っているようだ。
中二病コンビは事務所の後輩女優に目を付けている。
そして戦隊ものコンビは男関係に絞っているようだ。
そこへ中二病コンビも事務所に戻って来た。
「今はまだ本気を出す時ではない」と黒ずくめの姿をしている黒田が言う。
「我が力を解放するには、まだ時間が足りない」赤黒のチェック柄の服装をした赤沢さん。
どうやら、中二病コンビは上手くいっていないようだ。
そして競馬コンビも戻って来た。
「内枠有利の馬場で外枠だと不利だ」と馬場さん。
「前を楽に行かせすぎた。これでは後ろからでは届かない」
競馬コンビも上手く行っていない。
最後に戦隊ものコンビが戻って来た。
「子どもたちの夢を守り、希望の光を照らし続ける!」とレッドディテクティブこと赤井さん。
「俺は俺のために戦う! 俺が信じた希望のために!」とブルーディテクティブこと青山さん。
どうやら戦隊ものコンビは順調のようだ。
競馬コンビと中二病コンビが悔しがる。
「すべては計算通り……と言っておこう」中二病コンビの黒田さん。
戦隊ものコンビが依頼主に報告を入れる。
依頼主は顔をしかめ、しばらく考え込んだ。
翌日も各組別行動。
僕たちは大畑というカメラマンを調べるが、この人も無関係だとわかった。
僕と泉ががっくりと肩を落とした。
事務所に戻る途中に戦隊ものコンビと顔を合わせた。
「やあ。君たちもパトロールかい?」と赤井さん。
「違います」と僕が言う。
「では怪人一味を突き止めたかい?」と青山さん。
「いえ、見つけられませんでした」
「我々は悪の組織に繋がる手がかりを掴めたかもしれない」と赤井さん。
「犯人がわかったんですか?」
「いや、あくまで手がかりだ」と青山さん。
「それで犯人は?」
「名倉かおりがデビュー前に交際していた男だよ。まだ可能性だがね」と赤井。
「実はこの2人が会って……」と青山さんが言いかけたのを赤井さんが止める。
「まあがんばりたまえ」と赤井さん。
「ともに地球を救おう!」と青山さん。
「はぁ。そうですね……」
どうやら名倉かおりは、デビュー前の交際相手と実際に会っているみたいだ。
戦隊ものコンビやるな。
では写真の相手はその男なのか?
デビュー前の交際相手は遠藤という男だった。
今は名倉と同じく芸能界で俳優をやっている。
そして戦隊ものコンビが調査をしたところ、確かに会っていたが、映画出演に関する相談をしただけであったことがわかった。
戦隊ものコンビの2人は肩を落とした。
「悪を倒すには、真実も受け止めなければならない!」と赤井さんが悔しがる。
またしても探偵たちの捜査は失敗に終わった。




