表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イズナ使いの虚誕 ~2人の緑さん関連の漫書〜  作者: 犬冠 雲映子
■(牛女の村 ―人か 魔物か 魔法少女か―)
148/155

閉ざされ続けてきた異界

「異界だから、携帯が繋がらなくて。もー、ホントにどうしようかってさー。良かったよ、独りよりはマシだわー」


 紛れもなくこの場は異界らしく、だが、唐津穂村は偽物──コピーされた空間でもないらしい。村ごと異界に転送されたのだ。

 随分前に。


「星雲寺一族がどうやって術連に出席していたかは謎だけど、平成5年にはもうここは現世から剥離されたみたい」

「変ですね」

「でしょお? ま、あれだよあれ。とにかく、援助を呼ぶから……だから絶対に屋敷の門を潜らないでね?」

 上目遣いにキュルンと、おべっかを使ってくる。

「どうやってここまで来たかは分からないけどさあ、この異界が現世と地続きだと確証できたから。異界と推測できる端まで走ってくるよ」

「端まで?? 大丈夫ですか?」

「流浪の民をナメンナヨ〜〜っ! 絶対に、動かないでねっ! そこから!」

「あ、いや……ちょっと」

 残された二人は顔を見合わせる。「今、確実に異界って言いましたよね」

「そうねえ。この子は異界なんてちょちょいのちょいだから」

 あはは、と開き直った山伏式神に軽い憤慨を覚えるが、来てしまったのだから仕方ない。

「その仔ウサギは誰なんですか?」

「友人だって。あ、いえ、友人の一部よ。私がね、ワガママでね? 奪ってしまったの」

 悲しい顔をして、ネザーランドドワーフほどの五つ目のウサギをなでると彼女はリーガを見た。

「彼は低級の使い魔ではないみたい。ある程度、頼りなになるんじゃないかしら」

 カナリヤに似た三ツ目の鳥は首をかしげ、けたたましく鳴いた。

「ビームは出さないでください。怖いので」

「小林 緑。星雲寺という輩は知っている? どうも毒虫臭いわ」

 毒虫というと、魔法使いの纏う異臭だった。

「知りません。全国共通魔術師連合はかなりの名門が連なりながら保っている組織ですから」

「ふうん。じゃあ、残念ながら食われたのね。はは、ざまあみろだわ!」

「ざまぁみろだなんて、はあ……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただきありがとうございます。

嬉しみ〜!

こちらもポチッとよろしくおねがいします♪↓↓↓

ツギクルバナー

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ