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14. 見返すべき相手は――

これから投稿は1週間おきぐらいになると思います。


それでもなるべく期間を開けないように務めていきます。



最低でも一週間に一回更新します。

オパールが私は筆頭公爵家の養子だと示してくれてから二ヶ月がたった。


今でもちょっかいを掛けてくる人達はいるけれどなんとかなってる。

というのも私が圧倒的に無視を決め込んでいるからだ。

何か取られそうになった、取られたとしてもそうなれば正当防衛という理由で魔法を使えるから風を起こして取り戻す、阻止しているので問題になってない。


定期的にある学力テストは主席をキープしている。

最近はオパールの努力が実を結び、点数が伸びてきている。


これ以上なにか教えたら抜かされてしまうかもしれないし、何よりも此処から先、努力できるかどうかが大切だから今は何も教えていない。


私は善人ではないので何でも教えるわけじゃないのだ。





________________




私は今、養父上(ちちうえ)の執務室にいる。


なぜこうなった?



そう、あれは10分前のことだったかな。


急に義兄上(あにうえ)がやってきて

「父上がお呼びだ。さ、行くぞ、ヴェール」

といって公爵の執務室まで引っ張られたのだ。


私の隣には義兄上(あにうえ)が、前には養父上(ちちうえ)がいる。


どうしよう。めんどくさい雰囲気しかないんだが?


向かいに座った養父上(ちちうえ)が口を開く。


「アイス、そしてヴェールよ。

 近くに公爵家の嫡男と当主、そして王太子殿下が(つど)って会議があることは知っているな?

 そのときに私はお前たちを会議に連れて行く。

 アイスは嫡男として、ヴェールは元スカーレット公爵家嫡男としてだな。

 わかったな?」


養父上(ちちうえ)が発した言葉をすぐには理解できなかった。


義兄上(あにうえ)は真面目な表情で了承の返事をしている。


私は仕方なく

「承知しました」

という。


本当にめんどくさいことになった。


元公爵家嫡男としてねぇ。


本来見るべき場だったものを見るために、か。


まぁいいや。


ん?公爵家の嫡男と当主が集うばならば父上とカーマインが来るってことじゃないか。

見返してやるチャンスかも知れない。


あ、当主と嫡男以外に王太子殿下も来るんだっけ?


やっぱめんどくさいことじゃんよぉ!



私はめんどくさいことが決まったことに悲しみながら部屋を退出する。


すると


「ヴェール、お前は行きたくないのか?

 本来お前が行くべき場だったんだぞ。

 見たいと思わないのか?

 ま、父上がお前と私を連れて行くと決めたからにはそれに従わなければいけないことは知っているだろう?

 それにさ、お前を勘当したスカーレット公爵の真意を探るチャンスだ。

 ついでにお前の弟君にでも挨拶はしてきたらどうだ?」


義兄上(あにうえ)が私の肩を叩いてそういった。


私は


「はは、真意は探ってくるさ。

 弟に挨拶か...ふ、私の弟は私だと気付けないと思うね。

 弟は兄がいることなんて知らないから。

 どうせ母上が姉は死んだとでも言ってるんじゃないかな?

 だからお前は偽物だ!的なこと言って泣いたり怒ったりすると思うなぁ」


と返すと義兄上(あにうえ)は困ったように笑い、


「ふ、お前の母は頭がお花畑だな。

 そういうならばちゃんと殺しておかないと

 もしものときに大変だからなぁ?

 お前みたいにな。

 死んだといった人間が表舞台...貴族として姿を表すなんてこともあるからねぇ。

 ははは」


といって声を上げて笑う。


「ふふふ、たしかにね。

 私は父と母、どちらかというと

 父のほうが付き合いやすかったなぁ。

 合理的でちゃんとした人間性を持っていたしね。

 母は、頭がお花畑で、伝統をものすごく重んじる人だったから

 髪色がスカーレット家のものじゃない私は付き合いづらかったよ。

 話も聞いてくれないし…

 私の見る限り父は母に頭が上がらない様子だったから父上は母上の行動を諌めてくれなかったし...。

 あれ?」


父上と母上の付き合いやすさをはなしてふと、

父上が母上に頭が上がらない様子だったことを思い出す。


途中で話すのをやめた私を見て義兄上(あにうえ)は首を傾げ


「どうしたんだ?」


と聞いてくる。


「いや、もしかしたら父上は母上に頭が上がらなかった所為で

 やりたくもないことを強要(きょうよう)されているのではないかと思ってしまって...」


「お前を勘当したのはどっちだ?」


義兄上(あにうえ)の問いかけで私はあることに気がつく。


「はは、うえ、です」


「おい、そこは当主じゃないのか?」


「は、い。

 あ、そういえば、家を出るときに

 私に父上が接触してきて

 私の一年分の予算をくれたんだ。

 どうして勘当した私にお金を渡すのだろうと考えたけれど...もしかして...」


「なるほど、理解した。

 これはすぐに父上に報告すべき案件だな。

 ヴェール、混乱しているところに悪いがもう一度父上に会いにいくぞ」


予算をくれたときから感じていた違和感。


それがわかって私の敵がわかった。


私が見返すべき相手は...―――――――。



__________


私達は再び養父上(ちちうえ)の元へと戻った。

読んでいただきありがとうございます!


見返すべき相手とは?


手に汗握る展開です!

私はそう思います!


手に汗握る展開…ですよね?


これから公爵様と何を話すんでしょうか?

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