12. 公爵家の家族との夕食
ごめんなさい。
良いタイトル全然思いつきませんでした。
公爵家の家族の方々の自己紹介の回となっております。
よし、自分の中でこれが自己紹介だと思っている内容を話し終えた私は
公爵家の方々の反応を見る。
...なんか皆様、興味津々な御様子ですねぇ?
いたたまれないよ!
「ということで皆、ヴェールをよろしく頼む。
そのためには…各々の自己紹介だな。
まずは私からだ。
私はヘーゼル・パティナ・ムーンストーン。
公爵位を継いでいる。
好きなことは人材育成と仕事だ。
嫌いなことは早く起きることだ。
改めてよろしく」
「こちらこそ改めてよろしくおねがいします」
いたたまれない気持ちになっていたところで
養父上が自己紹介をする。
「わたくしはアイビー・スプルース・ムーンストーン。
元王族ですわ。
先王の三女でした。
今の王様はわたくしの兄ですの。
好きなことはヴェールと同じく本を読むことですわ。
特に歴史書は非常に興味深いわよ。
嫌いなことは湾曲な嫌味をぶつけてくる社交界の令嬢方たちでしょうか。
改めてよろしくおねがいしますわ」
「こちらこそ改めてよろしくおねがいします。
今度好きな本について語り合いませんか?養母上」
「まぁ、それはいい考えね。
それでは日程を決めて後日連絡をするわね」
養父上に続き養母上も自己紹介をする。
ついでに本好き同士で語り合う約束をしておく。
「...私はアイス・ミント・ムーンストーン。
ムーンストーン公爵家の嫡男だ。
好きなことは情報集め、嫌いなことは変装だな。
ヴェールといったか、お前の噂はよく耳にする。
まぁ、なんだ。色々大変だったんだな。
同じ長男として同情するよ。
よろしくな」
「こちらこそよろしくお願いします。
そして同情してくれてありがとうございます?
義兄上...で良かったですか?」
「勿論だ」
続いて義兄上が自己紹介をした。
なんだか同情されたのでとりあえずお礼を言っておいた。
「お義兄様はご存知でしょうが
改めて、わたくしオパール・ジェード・ムーンストーンですわ。
好きなことは魔法を行使すること、嫌いなことは魔術の学習ですわ。
よろしくおねがいしますわ。お義兄様」
「うん。こちらこそだよ」
義兄上に続きオパールが自己紹介をする。
今までと違いタメ口で返すと義兄上から
「私にも敬語を使わずに話してくれ」
と言われたので素直に頷く。
「お義兄様?
わたくしは、リーフ・グラス・ムーンストーンです。
好きなことは本を読むことで、
嫌いなことはお勉強です。
よろしくおねがいします」
オパールの次に自己紹介をしたのは7歳ぐらいの女の子だった。
「うん、よろしくね。
リーフって呼んでもいいかい?」
「もちろんです!」
まだ令嬢らしい言葉遣いではないけれど
必死に努力をしている感じが所作に出ていたので微笑ましく感じる。
「あにうえ?
ぼくはー、スプルース・ピーコック・ムーンシュトーン。
3ちゃいです。
ちゅきなことはーあちょぶこと。
きらいなことはーじをかくおべんきょー。
ひとりでなまえいえたー!
ほめてー、ヴェールあにうえー!」
最後に自己紹介をしたのは小さな男の子。
赤ちゃん言葉が可愛い!
私はスプルースのもとまで歩いていき
「すごいね~。スプルース。
これからよろしくね〜」
と言いながら赤ちゃん特有の柔らかい髪をよしよしと撫でた。
この産毛、ものすごく気持ちい。
「あい!」
頭を撫でられたスプルースは嬉しそうに返事をした。
私は自分の席に戻る。
「みんなヴェールとうまくやっていけそうだな。
家族が増えたことを祝おう!」
私が席についたことを確認した養父上がそう言うと
家族全員が食事を口に運ぶ。私も食事を口に運ぶ。
なにこれ、ものすごく美味しんだけど!
さすが筆頭公爵家!と思いながら食事をする。
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夕食が終わり各々が自分たちの部屋に戻る。
明日は学園だ。
うまくやっていけるといいな
それにしてもこのベッドものすごくふかふかしていてものすごく心地よい。
そんなことを考えているうちに私はいつの間にか眠りに落ちた。
読んでいただきありがとうございます。
ヴェールは気づいているかどうか定かではありませんが
ムーンストーン公爵家は一番王族の血を濃く引いておりますので
ムーンストーン公爵家の人々の髪色や瞳の色は緑系です。




