幕間
ふふふ、ようやく、ようやく巡り会えたみたいね。あと少し。もう少しでまた会えるわ、クロ。私の可愛い――――。
ここまで来るのには苦労したわ。探し当てるだけで、どれだけの時を費やしたか。でも、それももうすぐ報われる。それを思えば、今までの事なんて些末なもの。
彼女らは再び巡り会った。私が巡り会わせた。彼と、いえ、彼の本体、核と。
さぁ、早く目覚めなさい。呼び起こす仕掛けは着々と出来上がっていっているわ。あとは貴方がそれに触れるだけ。
さぁ、早く、早く目覚めなさい。そして、気付くの。気付いて絶望するのよ。私からは逃げられない、と。私は貴方を逃がさない、と。
でも、貴方はその時がきても無様にも足掻くのよね。いいわ、受け止めてあげる。そして、二度と私に刃向かえないように今度こそ教えてあげるわ。
ああ、何て待ち遠しいのかしら。楽しみだわ、貴方の顔が絶望に歪むその時が。
心が疼く。歓喜に震える。私を恍惚とさせるのは貴方だけ。貴方だけが私を満たすの。そして、私だけが貴方を満たす。
ああ、自然と笑みが浮かんできそうよ、クロ。貴方が愛おしい。狂おしいまでに、愛おしいの。
満たして。私を満たして、クロ。早く、早く。
ふふふ、クロ、クロ、クロ――――。
ねぇ、早く――――。
幕間、短くてすみません。
自分で言うのも何ですが、私ですら扱いに困りましたし、この短さには。その事を考えると、読者の方は不満しかないかもしれません。すみません。
次からは通常の文字数に戻りますので。




