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出会った美少女は秘密結社の姫巫女様  作者: 健野屋文乃
2章 地下街の秘密基地

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6話 街猫

「家臣くん・・・私、匂います?」


「別に匂いませんよ。大丈夫ですよ。

パンツもスカートも洗ったし・・・」


「嗅いでみて」


「えっ」



あるじと家臣の関係とは言え、かなりの美少女に、

言われるとドキドキ感が半端ないんだけど・・・


「私は、これからかなり、そう言う事に、

厳しい人に会わなくて行けないのです」


由良穂香はかなり真剣な顔して言った。


「だからちゃんと嗅いでみて・・・」


と言われたもんだから、

僕はあるじの首の辺りの匂いを嗅いだ。


由良穂香だけに、ほのかに良い香りがした。

でも、


「そこじゃなくて!」


「えっ」


僕の表情がかなり拒否感を示したように見えて、

由良穂香はちょっと凹んだ。


「いやこれが、恋愛関係なら問題ないけど、

僕らは主従の関係な訳で」


「家臣くんの忠義は解ったよ・・・・じゃあ、

嗅ぐんじゃなくて、膝枕なら良いでしょう」


「うん・・・それなら・・・。」


由良穂香は、嬉しそうにほほ笑んだ。

・・が、今度は照れまくり、赤面した。

現状を理性的に理解したみたいだ。遅すぎだ。


「じゃあとりあえず・・・・」

由良穂香は、そう言うと、僕の太ももに頭を乗せた。


「いや・・・逆でしょう!」


パニくるあるじには、これ以上は無理だったぽい。


あるじは、頭を上げて言った。


「お風呂に入りたいな・・・そうだ商店街の銭湯に行きたいです」


僕は、警戒を解くことなく、商店街に向かった。


商店街の銭湯は、まだ閉まっていた。


「でも、大丈夫・・・・

さあ、家臣くんも一緒に来て、

家臣としてあるじの身体を洗うのです。

それは家臣の務めです。」


あるじは、明らかに僕をからかう視線だ。

僕としては、あるじの身体を洗ってもいいのだ!

何と言ってもかなりの美少女だ。

でもここで、「御意」と答えたら、多分困るのはあるじだ。

きっと顔を赤らめて、言葉を詰まらせるに違いない。

だから僕は、言葉を濁した。


「えーと・・・」


「もう家臣くん照れちゃって、ほんの冗談だよ。

家臣くんはここで待ってていいよ」


あるじは車の外に出ると、何かの笛を吹いた。

多分犬笛だろう。


数秒後、街猫が近寄ってきた。


あるじは、街猫に何かを告げると、街猫は

「付いてきな」的な顔で、隣の商店との隙間にあるじを誘った。


猫としゃべった?


45分後、その隙間から、由良穂香が出てきた。


「はい、お土産のコーヒー牛乳」


確かあるじはお金は持ってなかったような・・・

まあいいや。僕は瓶に入ったコーヒー牛乳を受け取った。

そして、二人並んでコーヒー牛乳を飲んで、

爽やかな朝を演出した。


「さあ行きましょう。秘密の巣窟へ・・・」


あるじはキリリと凛々しい表情で言った。





つづく



秘密結社な小説への御来訪、

ありがとうございます。[壁]‥) チラッ


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