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バトルロワイヤル7
故に私はぶりっ子が嫌いである。
「お断りさせていただきます」
「えー。なんでー?」
腹が立つ。
だがそれをそのままぶつけてしまえば、私は成長できない。
考えて、言葉を出せ。
「知っての通り、私は調和を乱す。独りよがりな行動が目立つし、入れたところで悪影響こそあれど、メリットはない」
「そんなことは無いと思うけどなー」
軽い。
あまりにも軽い。
こちらがどれだけ考えて言葉を選んでも、
その一言で全て流される。
だから、嫌いなのだ。
この手の人間が。
悪気がない顔で、距離を詰めてくる。
善意という名の無遠慮。
だが、それでも。
「誘ってくれたのは感謝する」
その言葉だけは、嘘ではない。
嘘ではないからこそ、口にする。
「だが、私は私のやり方で動く」
「そっかー。残念」
本当に残念そうなのか、
それともただの言葉なのか。
分からない。
分からないが、それ以上を考える必要はない。
調和を乱す者は、輪の外にいるのが一番いい。
それが、私にとっても。
そしてきっと——彼らにとっても。
「でーもーまた勧誘に来るから―」
話はできても、理解はしてもらえないようだ。




