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バトルロワイヤル6
「それで何か用でしょうか」
「次見つけたら少し、文句言いたくてーねー」
何かあったかと、一瞬思考を巡らせた。
「あ」
思い出した。
デュエルが終わったのにそのまま、止めずトドメをさしたこと。
「あ、じゃないよ。負けて悔しい気持ちは分かるけど、流石にあれは」
「言い訳はしない。感情任せに動いてしまった。謝罪が欲しいなら謝る」
だが、返答は予想に反したものだった。
「いやいや! 謝るなんてとんでもない! 実は────マキナちゃんをウチのギルドにスカウトしたいんだけど……どう?」
「え、いや、え?」
責められると思ってた。
「そんなに驚くことかなー。あ、もしかして、他からスカウト来てる? いやーそうだったらショックだなー」
「スカウトは来ていない。そもそも、集団というのが苦手だから」
「そっかー。じゃあ、ダメ?」
ユアは、上目遣いでマキナの顔を覗く。
マキナは思った。
ぶりっ子って、自分をよく見せるため、自分が可愛いと思わせるために他の女を出汁に使う事がある。
結論、女として見たら、ウザイぐらいしか出ない。
男は可愛い好きとか単純思考だろう。
男なんて、そんなものだ。




