護衛
魔族と対峙してから三日経った。
今俺は魔族の死体を提出する為に王城に来ていた。なんでも冒険者ギルドでは色々と周りの冒険者に見られては不味いらしくそのまま持って行ってくれと頼まれたのだ。
なので俺は王城に居た人に案内してもらい魔族の死体を王城に出した後は特に王城出する事はないので俺は冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドに入って依頼を見に行くと前に俺よりも少し年下くらいの子供が四人居た。
「なぁ、どれにする?」
「これなんて、いいんじゃね?」
「どれどれ」
などと言って皆で話し合って依頼を選んでいる。何か微笑ましい。
そして最終的に選んだのはゴブリンを十体討伐する依頼だった。でもゴブリン十体だと見た感じではこの四人じゃまだ無理だと思う。念の為にステータスも確認してみたが少し危ないかもしれない。これは一応言って置いた方がいいと思う。
「ねえ、君たち」
「えっ?あ、はい!」
「言葉は悪いけど今の君達じゃゴブリン単体ならともかく十体は無理だと思うよ」
「え?そうなんですか」
「うん、一応先輩として教えとくけど君達は見たところFランクだと思うけどゴブリン十体の討伐の依頼は普通はEランクの依頼なんだよ」
「そうなの」
「君達はまだ小さいからそんなにいそがなくてもゆっくり地道に確実に出来る依頼をして行っても大丈夫だと思うよ。冒険者で焦って実力的にちょっと難しい依頼を受けて死んでしまうと言う話は良く聞く話だし」
俺がそう言うと子供達は顔を少し青くしている。
思ったやりも話を聞いてくれて良かった。結構、厳しく言ったつもりだから逆ギレされるかもと思ったが結構素直な子供達だった様だ。
これなら将来的のは上のランクを目指す事も出来るだろう。
「ど、どうする?」
「やっぱり、辞めたほうがいいんじゃ···」
「でもこの依頼くらいの収入がないと装備でもお金を結構使っちゃったし寝るところにも困るよ」
俺の注意を踏まえて子供達は色々と話合っている。聞いた限りだとどうしてもとこの依頼を受けそうになりそうだ。
「聴こえた感じだとこのくらいの報酬がないとキツイみたいだな」
「うっ、はい···」
このままじゃ危ないし仕方ない。
「じゃあ、今俺、暇してるし。付いて言ってあげるよ」
「「「「え?」」」」
「心配しなくても報酬は要らないし、俺は基本手を出さないで危ない時は護衛するって事でどうだ。それなら安全にお金が入るだろ?」
偶にはこういう事をするのも良いだろ。
「えっと、それは嬉しいんですが、そちらはそれでいいんですか?」
「ああ、俺の事は気にしなくても良いよ。お金には困ってないし、新人の冒険者はいた方が増えるのは嬉しい事だからね」
「じゃあ、お願いします」
それから俺達はレイラさんに事情を話した。
最初はこの四人があの依頼を受けると言う事に少し反対していたけど話が進んで俺が付いて行く事を言うと快く承諾してくた。
依頼を受けた後は俺達は早速魔の森に向かった。
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魔の森に着いた俺達は森の浅い所に入って目当てのゴブリンを探し始めた。
「う〜ん、なかなかいませんね。アルクさん」
「そんなに焦っても何も変わらないよ。それにどんな魔物がいるか分からない所で気を抜くと危ないから気を付けてね」
勿論、俺の探知では既に見つかっているがここで教えてしまってはいみがないだろう。
それと四人の子供は男の子と女の子が二人ずついて前衛が三人、後衛が一人っでなかなかバランスがいい。因みに名前は男の子がケルトとベラドで女の子の方はメアリとピスと言うらしい。
「あっ!あそこにいるのってゴブリンじょない?」
するとミアリが声を上げて指を指す。
その方向には一体のゴブリンが居た。
「お、本当だ」
「じゃあ、まず皆の実力を見るから四人で戦って見てくれ」
「「「「はい」」」」
こちらが近づくと向こうを気づいたらしくこちらをゴブリンはこちらに向かって来た。
「良し、いくぞ」
この四人のリーダー的存在のケルトがそう言って四人はゴブリンに向かって駆け出した。
まずはミアリを抜いた前衛の三人がケルトとベラドは剣でピスは短剣でゴブリンに攻撃をした。ゴブリンはそれを手に持った木で出来た棍棒を乱暴に振り回して威嚇している。
しかし、三体位置なので余り意味がなく囲まれて確実に攻撃を当ててゴブリンに傷を増やしている。うん。初心者にしては十分な戦いだろう。
そして弱った所にミアリの風魔法で切られてゴブリンは事切れた。
「アルクさん、どうでした?」
「う〜ん、連携を上手く出来ていてなかなか良かったと思う。これで一人一人が役割を持って戦えたらもっと良いかも」
「役割ですか?」
「ああ、例えば体が大きいベラドがタンクとして敵を引きつけてケルトの攻撃とピスの奇襲、そして後ろからの魔法での援護って感じにしたら戦闘で確実性が出たりするからな」
「なるほど」
「まぁ、戦い方は人それぞれだから余り気にしなくてもいいぞ」
それからはウルフや今回の目的のゴブリンと戦闘をしたりしてゴブリンは合計で六体倒して残り四体となった。
すると今度は五体のゴブリンの集団に出会った。
今の四人じゃ一度に二体、無理をしても三体が限界だろう。
「じゃあ、それが三体受け持つから残りの二体を皆で倒してくれ」
「三体を一人って大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。ランクもそれなりに高いしこの先これくらいは軽いもんだからな」
「向こうはこっちにまだ気づいてないみたいだから今の内に奇襲を掛けよう」
「「「「分かりました」」」」
こうして俺達は戦闘を始めた。
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sideケルト
俺達の目の前には今二体のゴブリンがいる。
他にも三体居るけど一緒にいるアルクさんが対処してくれるそうだ。
アルクさんは俺達が俺達には少し難しい依頼受けようとしていた所に注意してくてどうしてもこの依頼くらいの報酬がいるからと言うと着いて来てくれると言ってくれた優しい人だ。
まず、俺達は二体のゴブリンを後ろにいるミアリの方に行かない様に食い止めながらゴブリンの隙をついて攻撃している。
だが今までと違って相手が二体なので少し勝手が違って連携が少し崩れてしまったが少しくらいなら仕方ないしすぐに立て直せる。
それから俺達は安定してゴブリンに攻撃を加え遂に一体のゴブリンを倒す事が出来た。ゴブリン一体を倒すのにこんなにかかるとは我ながら情けない。
「ミアリ!」
そしてゴブリンを一体倒した事に気を抜いたのが行けなかったのだろう。残りの一体のゴブリンが前衛を抜けて後衛のメアリの方に向かってしまった。メアリは後衛なので接近戦は出来ない。
そう思い俺はなし出すが間に合わない。
そしてゴブリンがメアリに木で出来た棍棒を降り下ろそうとしたにゴブリンの首が落ちた。ん?
·····ゴブリンの首が落ちた?
もう一度そこを見てみるとさっきまで居なかったはずのアルクさんがメアリのすぐ側居た。
何が起こったのかよく分からなかったけど助けられたのだろう。
「危なかったな、一体倒したからと言って戦闘中に気を抜いたら駄目だぞ」
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「危なかったな、一体倒したからと言って戦闘中に気を抜いたら駄目だぞ。それと怪我はしてないか?」
俺はそう言って怪我がないか確認する。
先程の戦闘で俺は戦闘が始まってすぐにゴブリン三体の首を落として四人の戦闘を見ていたのだが一体倒した所で気を抜いたらしくもう一体のゴブリンが前衛を抜けて後衛のメアリの方に向かって所で援護に入ったのだ。
「はい、怪我はないです。それと、助けてくれてありがとうございました」
「気にしなくていいぞ。元々その為に着いて来たんだしな。それよりも依頼は終わったし場所を少し移動して休んだら帰るか」
「はい!」
因みに場所を移動するのは血の匂いで他の魔物が近づいて来るかもしれないからだ。
「アルクさん、今日は本当にありがとうございました」
それから休憩した後冒険者ギルドに帰った後、俺達はギルドの前で別れの挨拶をしていた。
「あんな事、気にする事ないよ」
「でも、今日アルクさんがギルドで声を掛けてくれなければ僕達は死んでいたかもしれないんです。それに自分の事もあるのに着いてきてくれたじゃないですか!」
「それは別段する事がなかったからでそんなに畏まられることじょない」
「ですが···」
「まぁ、それは置いといてこれからも冒険者を続けるなら連携を良くして今日みたいに後衛が危険にならない様に気を付けろよ」
「はい!寄与は本当にありがとうございました」
「じゃあ、またな」
もう少し話したかったが今日は俺が料理をする事になっているので最後に注意をしてから四人と別れ俺は屋敷に帰った。




