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報告

王都に転移で帰った俺達は早速報告の為に冒険者ギルドに入りレイラさんの所に向かった。


「レイラさん」


「あら、アルク君とティアちゃん。どうしたの?依頼受けたんじゃなかった?」


「はい、その依頼で魔の森最深部に入ったんですが魔力溜まりの原因を排除出来ましたから報告に来ました」


「魔力溜まりの原因?」


「はい。ですが、詳しくはここでは言えないのでギルド長に会わせて下さい」


「分かった。私は今からギルド長に許可を取って来るからここで待ってて」


「分かりました」


俺がそう言うとレイラさんは奥に入って行った。

因みに証拠の為にと魔族の死体を回収して来ている。


「アルク君、許可が降りたから着いて来て」


暫く待っているとレイラさんが戻って来た。

どうやら許可が降りたらしい。


「分かりました」

______


「なるほど、魔族か···」


ギルド長の部屋に行って俺達は魔の森であった事を話した。 


「はい。一応死体は回収しているので後で出します。それと念の為に魔法陣の方も覚えてきました」


「覚えたって複雑な魔法陣をか?」


「はい、昔から一度見た物は直ぐに覚えられるんです」


「相変わらず規格外だな」


ガルドに呆れられてしまった。

まぁ、俺も自分じゃなかったらそのスペックの高さに呆れていたと思うが····。


「報告は以上です」


「そうか、今回も助かった、ありがとう」


「いえ、気にしないで下さい」


「それと魔族の死体と魔法陣の方は流石にギルドで出す訳には行かないから国王様に報告して人を出してもらうから後日に頼む」


「分かりました」


「それでアルク」


するとガルドが話が終わったのでそろそろ部屋を出ようと思っていたところに声を掛けられた。


「何ですか?」


「魔族と戦ってどうだった?」


「それは強さ的な意味ですか?」


「そうだ」


「う〜ん、ランク的にはSランクくらいで魔法をメインに使う戦い方で正直余り手応えがなかったです。ティアでも余裕でしたし」


「Sランクを余裕とはお前ら兄妹は本当におかしいだろ。一応聞いておくけどティアナの方は魔族と戦ってどうだった?」


「私ですか?そうですね。普通に複合魔法を打って来ましたし強かったとは思いますよ」


「そうか?ティア相手の複合魔法を普通に単発の魔法で相殺してなかったか?」


「あくまでランクが低い人基準でです。私は色々とスキルがあったから出来たんです」


「そうか、分かった。ありがとう」


「じゃあ、俺達はこれで」


「ああ、改めて今回は助かった。魔の森の魔物も直に数はいつも通りに戻ると思う」


「ではまた後日に来ます」


そう言って俺達は冒険者ギルドを出た。



「これからどうする?王都の散策でもするか?」


「はい、したいです」


「じゃあ、商業区で店を冷やかしたりするか。欲しいのもがあれば買えば良いし」


「はい!」


そう言って俺達は商業区に向かった。


最初に向かったのは魔道具の店だ。

中の商品を見てみると魔力を込めると自動的に開くテントなどの冒険者の時に必要な物が幾つかあったがその他は魔力を送ると熱を発する魔道具や風を発する魔道具などと微妙なものが多かった。

取り敢えず冒険者の時に使うかもしれない物を買って店を出た。


「魔道具って意外と微妙な物が多いんだな」


「そうですね。魔法を魔道具で発動する事も出来るらしいのですがどうせ弱い魔法しか使えないらしいですしね」


次は露店の方に向かった。


「おっ、このアクセサリー色や形がティアに似合うな」


「本当ですね」


「じゃあ、買って来るから少し待っててくれ」


「えっ、お兄様、自分で買えますよ?」


「いいんだよ、それに偶には妹にプレゼントくらいしないとな」


「ありがとうございます」


それから暫く店を冷やかしているとある人が見えた。


「なあティア」


「はい、何ですか?」


「あれってエルメじゃないか?」


そう言って俺はその方向を指す。


「エルメさんですか?」


「うん、多分エルメだと思うんだけど」


「では話しかけてみたらいいのではないですか?」


「そうだな。そうするか」


俺はそのエルメと思わしき人の方に歩き出す。

近づくに連れてそれがエルメだと分かった。


「おっ、やっぱりエルメじゃないか」


「?、···アルク。どうして此処に?」


「ああ、俺は転移で王都に来て冒険者の依頼を受けた後にまだ時間があったからティアと王都を散策してたんだよ」


「···そうなんだ」


「それでエルメこそ王都ど何をしてるんだ?王家主催パーティーはまだ先だし」


「···私はお父さんの仕事で王都に用事があったからそれに付いて行た。···今は妹と散策中」


「妹?」


俺がそう言うとエルメが視線を横に向ける。

俺もそちらを見るとそこにはエルメに少し似ているティアと同じくらいの年の可愛い女の子が居た。


「私の妹のアイリ」


「俺はアルク。よろしく、アイリちゃん」


「よ、宜しくお願いします」


するとアイリは少し顔を赤くしてそう言った。

どうしたのだろうか?


「それにしてもティアって妹が居たんだな。王都主催パーティーには居なかったよな?」


「うん、··去年はアイリがはしゃいで風邪をひいたから」


「なるほど」


「お、お姉様!そんな事は云わなくていいんです」


「ごめん?」


「なんで疑問系なんですか?大体お姉様は····」


何故かエルメの妹のアイリがエルメに説教を始めてしまったので終わる待つことにした。·····がなかなか終わらずに大分待つことになった。


「エルメも大変だな」


「うん、大変」


「エルメは普段何をしてるんだ?」


ちょっとした疑問だったエルメはこちらから話し掛けない限り殆ど無表情な上無口で大人しい為普段何をしているのか気になったのだ。


「···魔法の練習をしたり本を読むくらいしかしてない」


「そうなんだ」


「アルクは、何してるの?」


「俺は訓練ばかりだな。いつもは今日みたいに冒険者の依頼を受けるか屋敷の敷地内で訓練するくらいだな」


「···でもアルク、戦闘以外のスキルもあるよ?」


「ああ、料理のスキルは趣味でしてるだけだよ。礼儀も貴族としては当たり前の事だしな」


「そうなんだ」


それから俺はエルメと暫く話をした。

アイリはティアと同じ年らしく二人も仲良くなった様だ。

そして周りを見てみると辺りが暗くなって来ていた。


「あっ、そろそろ時間だから帰る事にするよ。じゃあ次は王都主催パーティーでまた会おう」


「うん、またね」


そう言って俺達は屋敷に帰った。







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