表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/65

スタンピード②

門に着いた俺達は集まっている冒険者を見ると、長年冒険者を続けて来たベテランの冒険者は覚悟を決めた様な顔をしていて若い冒険者は何処か軽い感じだ。これは過去のスタンピードの経験がない者がスタンピードを舐めている証拠だろう。

俺は勿論スタンピードを舐めていたりなどしない寧ろ俺達程の実力になるとランクが低い冒険者と違って数の暴力がどれ程の物か分かっている。まぁ、ランク低い冒険者の中には魔物にびびっている人も多いがそれは仕方ないだろう。ティアもその事は分かっていると思うが一様注意して置く事にした。


「ティア、気を引き締めて行けよ?ティアはそこらの魔物よりも圧倒的に強いけど数の暴力の前で魔力が切れれば終わる。残りの魔力の調整も考えていけ。それとこれも渡して行く」


そう言って俺は空間魔法で収納していた大量の質の良い魔力回復薬をティアに渡す。もしもの時の為に買っておいた物だ。

これだけの量があれば相当使える魔法の数が変わる筈だ。


「売っている中では最上位の魔力回復薬がこんなに!?···分かりました。スタンピードの怖さはお父様によく聞いていますので大丈夫です。お兄様こそ敵の最前線で戦うのですから気をつけた下さい」


「大丈夫だ。俺が魔物に負けるわけがないだろ?心配するな」


「はい!」


勿論俺も1体1では負ける気はないが相手の数が一万を超えるとなるとどうやるか分からないがティアに心配を掛けない為にそう言った。ティアには自分の事に集中して欲しいのだ。

それに今回は使用者に応じて能力がます適応する剣を使って身体能力や武器を全力で強化して行くつもりだ。またそれに加え仙術の回復を促進する技で全力戦闘を始めから最後までやるつもりだ。一見疲れが出て無理な様に見えるが仙剣術の効果も含んだレアスキル仙人の効果で疲れて様が体力が尽きるまで全力で戦う事が出来るので長期戦にはもってこいだ。



それから暫くティアと話しているとギルド長のガルドが来た。


「冒険者諸君よく集まった。早速だが今回のスタンピードについて詳しく説明する。数は1万以上で魔物の種類は魔の森に居る魔物全般といった所だ。今から作戦を説明する。まず戦いの初めに魔法使いが一斉に魔法を発動する。この時に後の事も考えて魔力を使い過ぎない様にしろ。魔法使いが魔法を放った後からが本格的な戦いの始まりだ。近接武器を使う前衛が前に出て戦い、魔法使いはその援護をしてもらう。この時ランクが低い者がゴブリンやコボルトなどのランクの低い魔物と戦い、ランクの高い者はその他と戦う様にしろ。決してランク低い冒険者が高ランクの魔物と当たらない様にしろ。それからAランク以上の冒険者は各自の別れて戦ってもらう。以上だ」


これの作戦についてはこれが最適だろう。

無駄に細かい作戦を立てても一つが崩れれば台無しになるのだ。


「それからこれには騎士や傭兵なども参加するので頭に入れておけ。くれぐれもこんなの時に喧嘩なんかするなよ」


どうやら騎士と傭兵も冒険者に混ざって参加する様だ。騎士は貴族からなる者が多いので荒くれ者の冒険者を嫌っている節があるのだ。また、騎士は練度は高いが数が少ないし人民の避難などもしないと行けないのでやはり今回は冒険者がメインの戦いといって良いだろう。


「では各自前衛と後衛に分かれて配置についてくれ」


ガルドがそう命令を出したので俺達は門の上に登り魔法を使う為に集中する。


それから暫くすると徐々に俺の生命感知のスキルに反応が出始めた。その数は続々と増えて行き今までに見た事もないくらいの数が居るのが分かる。


「···来た」


因みに俺とティアは門を登った所で別れている。

ティアには俺が相当多く魔力を使う事をいってあるので1ヶ所に集まっても意味がないからだ。

それから暫くして遂に視覚でも魔物の大群が魔の森から出てくるのが見えてきた。


「まじかよ」


「こんなに多いのかよ」


「む、無理だろこんなの」


魔物が見えて来た事で改めてその魔物の数にスタンピードを経験していない冒険者が声上げ始める。俺は探知で分かっていたし覚悟を決めていたのでスタンピードを経験した冒険者と同じ様に真剣な顔で集中する。


「後衛、合図をあげたらすぐに魔法を撃てるように準備をしておけ!」


冒険者が困惑している所にガルドが声を掛けて落ち着かせると同時に魔法を準備をしろと言い、魔法使い達が魔法の準備を始め、詠唱をし始める。

俺は無詠唱だが無詠唱は難しく詠唱した方がイメージを良くできるが時間が掛かるのというデメリットがある。


魔法使い達が詠唱を終え、ガルドの合図を待つ。

それて遂に魔物が魔物射程距離に入った。


「撃てーーー!!!」


ガルドが声を上げ、魔法使いが一斉に魔法を放つ。

その瞬間目の前が二つの色に変わる。

一つは俺の全魔力の6割を注ぎ込んだ氷結魔法での範囲攻撃だ。俺の圧倒的な魔力量から発された魔法威力は通常の魔法よりも桁が違う。

もう一つはティアが出したと思われる巨大な炎の竜巻だ。

火と風の複合魔法だ。ティアの魔法は二つのユニークスキルによって魔法の威力が激的に上がり俺と同じかそれ以上のの威力がある。それに加えて魔力消費が俺に比べて極端に少ないというチートだ。

その二つの魔法は一瞬のして多くの魔物を氷漬けにし、また炎の竜巻に飲み込まれて焼かれて逝く。

周りの冒険者はその余りの威力に固まっている。しかし、多くの魔物を倒したとはいえ魔物は続々とこちらに向かってくる。

そして俺は魔力回復薬で魔力を少し回復し空間魔法から適応する剣を出し門から飛び降り前衛に合流して戦闘の準備をする。因みにSランク冒険者で近接戦闘が出来るのは俺だけしかいなくて他の三人は魔法使いだ。


「っ、前衛、前に出ろ!」


俺が合流して戦闘準備整えたことで固まりから復活したガルドが本格的な戦闘の始めを告げる声を上げた。


こうしてスタンピードとの戦闘が始まった。



余り進みませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ