王都観光
王都でのパーティーがあった次の日朝、俺はエルメとの話しで気になったことを父親のアルベルトに聞く事にした。
「父親」
「ん?何だアルク」
「昨日知り合ったエルメと言う女の子が10歳から学園に行くと言っていましたが私も10歳になったら学園に行くのですか?」
「ああ、そういえばお前にはまだ話してなかったな。そうだ、大抵の貴族の子供は10歳から学園に通う事になる。俺も学園には通ったぞ」
「なるほど、分かりました。ありがとうございます」
「それにしてもまさか屋敷の敷地内で訓練ばかりしているお前の最初の友達が女の子とはお前もすみにおけんな」
「っ!」
「ははは、図星か?お前ももうそう言う年頃か。確かにあのエルメって子は可愛かったもんな」
「違いますよ父親、ただエルメが会場の隅のほうで俯いていたので丁度何をしようか迷っていたので声を掛けただけです。余りからかわないで下さい」
顔が真っ赤になって居るのが自分でも分かるほど顔を赤くしてそういった。
それにしても普通前世で高校生をしていた俺がこんな事を気にするだろうか?そういえば、冒険者ギルドでも簡単な挑発に乗ってしまった様な気がする。もしかして精神が肉体に影響して精神まで7歳になっているのだろうか?まぁ、それはいつか判るだろう。
「あっ、父親、私達はいつ領に戻るのでしょうか?」
「ん?今日の昼頃から戻ろうと思っていたが何か用事があるのか?」
「はい、あのティアと約束したお土産を買わなくてはいけなおので出発は明日では駄目でしょか?お金は自分で出しますので」
「出発は明日でも良いが、金は自分で払えるのか?」
「はい、冒険者の依頼で少し稼ぎましたから大丈夫です」
「そうか、では出発は明日にして今日は王都を観光する事にするか」
「はい!」
今日アルベルトと王都に観光する事になった。準備が出来しだい出発することになったので俺はすぐに準備をする事にした。準備と言っても服を着替えるだけなので余り手間は掛からない。暫くするとアルベルトが呼びに来た。
「アルク準備は出来たか?」
「はい、出来ました」
俺はアルベルトと一緒に屋敷を出て王都を周り出した。
一番の目的はティアへのお土産を買う事なので王都を歩きながらお土産を探していた。
「アルク、そんなに必死にならなくてもお土産ぐらいすぐ見つかるぞ」
「いえ、折角のプレゼントなのでしっかり良いものをあげたいじゃないですか?」
「ん?お土産じゃなかったのか?」
「私が自分のお金で買うのでお土産でもありますがプレゼントでもあります」
「なるほどな。妹思いのいい兄だな」
「ありがとうございます」
暫く探しているとティアの父親譲りの黒髪に似合いそうな首飾りがあったのでそれを買う事にした。それと、この世界の人の髪の色だが一言ど言えば何色でもあるだ。日本と同じ黒髪の人が入れば金髪や緑色の髪の人もいる。正直言うとどうしてそんな色があるかか分からないがそこは異世界と言うことで納得しておいた。
「そうだ、もうそろそろ行きたい所もなくなって来たし一緒に冒険者の依頼でも受けるか」
暫く王都を観光して行く所がなくなって来た頃アルベルトがそんな事を言ってきた。
「それはいいですが、父親は冒険者登録しているのですか?」
「ああ、してるぞ。こう見えてAランクだ。それにシェリアに出会ったのも冒険者をしていた時だったしな」
そういえばシェリアがそんな事を話していた様な気がする。ていうかアルベルトが強いのは知っていたけどAランクかシェリアもAランクと聞いたしそれより上のSランク以上の冒険者はどれだけ強いのだろうか?俺もいつかSランク以上になりたいものだ。そして俺達は一度屋敷に戻り冒険者の服に着替えて冒険者ギルドに向かった。まぁ、俺は装備などは付けてないけど···。
アルベルトと話しながら歩いていると冒険者ギルドに着いた。
「よし、依頼を探すか」
「はい」
「あっ、そうだ、アルクお前今ランクは何だ?」
「はい、Dランクです」
「もうそんなに上がったのか。すごいな」
「いえ、例の決闘に勝ったらギルドマスターが上げてくれました」
「なるほどな。とにかくパーティーを組むと一番上のランクの依頼も受けれるから今日はCランクかBランクの依頼を受けてみるか。お前の実力なら問題ないだろし」
「はい」
どうやらパーティーを組むとパーティーの一番高い人のランクの依頼を受ける事が出来る様だ。
そんな事を考えながら俺達は依頼を見てみる事にした。まず、Cランクの依頼だがこれはDランクの依頼と対して変わらなかったのでBランクの依頼を探す事にした。Bランクの依頼で目に入ったのは依頼は
オーガの討伐
オークの群れの殲滅
リザードマンの討伐
こんな感じだ。
「父親、この4つが良いと思うのですが、どれが良いですか?」
「ん〜、そうだな俺達の実力だとオークやコボルト、リザードマンは相手ならないしオーガの討伐にするか」
「分かりました」
こうして俺達は親子でオーガの討伐に向かう事になったのだった。




