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新世界ラブコメディ  作者: suu369


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最後の1%ー答えは、まだ決まっていないー

世界の最後の1%。


そこにあったのは…まだ決まっていない「未来」だった。


完成させるのではなく、これからも変わり続ける世界。


カイトたちは、最後の選択をするーー。

「?」


そんな一文字だけが、扉に書かれていた。


カイトは、ゆっくり扉を開ける。


その先には・・・。


何もなかった。


空もない。

地面もない。

人もいない。


ただ...


真っ白な空間が広がっている。


「ここが・・・最後の1%?」


ハナが周りを見る。


カイも、何も見つけられない。


「何もないね」


レンが言う。


ユナが、白い空間を歩いてみる。


「・・・何かあるよ...」

「え?」


ユナが立ち止まった場所に、小さな点が浮かんでいた。


近づいてみる。


その点は...ゆっくり大きくなった。


・・・・・。


一つの言葉になった。


「未定」


カイトは、その言葉を見つめる。


「未定......?」


・・・・・。


その瞬間。


空間に、今までの世界が映し出された。


最初の世界。


二つに分かれた世界。

カイが生まれた世界。

もう一人のカイトがいた世界。


・・・・・。


今の世界。


全部が、一本の線になってつながっていく。


「これまでの未来が、全部つながってる」


ハナが言った。


カイが、静かにうなずく。


「その先には...何もない」

「・・・最後の1%なんだ」


カイトは、その意味に気づいた。


「まだ...決まってないから?」

「そう」


カイが答える。


「最後の1%は、誰かが完成させるものじゃない」

「これから生きる人たちが…そのたびに作っていくものなんだ」


そのとき・・・。


空間いっぱいに…新しい文字が浮かんだ。


「世界の完成度」

「99%」


その下に・・・。


「残り1%」

「未来」


カイトは…笑った。


「なんだ」

「最初から、答えなんてなんてなかったんだ」


ハナも笑う。


「うん」


レンが言う。


「だったら・・・完成させなくてもいいんじゃない?」


ユナが驚く。


「え?」

「だって、未来が決まったら、未来じゃなくなるじゃん」


みんなが黙った。


カイトは、うなずく。


「その通りだね」


カイトは、空白の画面に文字を入力した。


「世界を完成させない」


・・・・・。


その瞬間・・・。


「世界の完成度ーー99%」


その表示が消えた。


代わりに、


「世界は、これからも変化し続けます」

という文字が現れた。


世界の空に、たくさんの光が浮かび上がる。


一つ一つの光が、誰かの未来だった。


「きれい……」


ハナがつぶやく。


カイは、その光を見ながら笑った。


「僕は、ずっと…未来を観測していた」

「もう観測するだけじゃない」

「これからは、僕も未来を作る」


カイトが笑う。


「じゃあ、一緒に作ろう」

「うん」


五人は、白い空間の中で手を重ねた。


・・・・・。


遠くに、新しい道が現れた。


今度は、どこにも扉がない。

どこまでも続いている。

カイトが歩き出す。


一歩。

また一歩。


ノートが最後のページを開いた。


たった一行だけ書かれていた。


「物語は、ここで終わらない。」


・・・・・。その下に…。


「次の世界は、あなたから始まる。」


カイトは、空を見上げた。


「……行こう」


僕たちは、まだ名前のない未来へ向かって歩き始めた。

最後の1%は、「未来」でした。


カイトたちは…世界を完成させるのではなく、

これからも変わり続ける未来を選びました。


最後に出てきた、


「物語は、ここで終わらない。」

という言葉。


まだ名前のない未来へ、カイトたちは…歩き始めます。


最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

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