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新世界ラブコメディ  作者: suu369


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物語を読むあなたへー世界の境界線ー

「この物語を読むあなたへ」


その言葉から、世界の外側とのつながりが生まれ始めた。


新しい参加者が現れる。


世界は、少しずつ広がり、完成度は99%へ。


残された最後の1%とはーー。

「この物語を読むあなたへ」


その文字を、カイトたちは、じっと見つめていた。


「...誰に向けて書かれてるんだろう?」


ハナがつぶやく。


レンが周りを見る。


「この世界には、僕たち以外にも人がいるよね」


ユナがうなずく。


「でも、

 この文章は、その人たちに向けたものじゃない気がする」


カイは、黙ってページを見ていた。


「その通りだよ」

「え?」

「これは、この世界の外にいる人へ向けた言葉」


カイトは、ノートを見つめる。


「世界の外...」


・・・・・。


その瞬間。


ノートのページが、また一枚めくれた。


そこには・・・。


「観測者を確認」

と書かれていた。


「観測者......?」


カイの顔が変わる。


「僕のことじゃない」


カイトが聞く。


「じゃあ、誰?」


カイは、ゆっくり首を横に振った。


「わからない」


・・・・・。


空に、一つの小さな光が現れた。


光は、ゆっくりこちらへ近づいてくる。


人の形になった。

その人物は、僕たちの前に立っている。


「こんにちは」


穏やかな声。


「ずっと、見ていました」


カイトは、驚いた。


「誰?」


その人物は、少し笑った。


「私は、この世界を作った人ではありません」

「この世界を見つけた人です」


カイが聞く。


「世界を......見つけた?」

「そう」


その人物は、ノートを指差した。


「この世界は、誰か一人が作ったものじゃない」

「選んだ人、遊んだ人、迷った人・・・」


一度、言葉を止める。


「物語を呼んだ人」


カイトは、思わずノートを見る。


・・・・・。


新しい文字が浮かび上がった。


「参加者ーー10001」

「一人、増えた?」


ハナが驚く。


「この世界には、今、そんなに人が......」


カイトは、空を見上げた。


・・・・・。


気づく。


数字の最後に、小さな文字がついている。


「参加者ーー10001」

「世界の外側から接続」

「......世界の外から?」


・・・・・。


その瞬間。


カイトの目の前に、小さな画面が現れた。


一つの質問が表示されていた。


「あなたなら・・・

 この世界で何をしてみたい?」


選択肢は・・・ない。

正解も・・・ない。


ただ・・・・・。


白い入力欄だけがある。


カイトは...しばらく考えた。


・・・・・


笑った。


「また、選択肢がないんだ」


カイも笑う。


「それが...この世界らしいね」


カイトは、画面に文字を入力する。


「みんなが、自分の好きなことを見つけられる世界にしたい」


・・・・・。


世界中に、光が広がった。


一人。

また一人。


それぞれの場所で、人々が何かを始めていく。


絵を描く人。

音楽を作る人。

知らない道を歩く人。

誰かと話す人。

何もせず、空を眺める人。


その一つ一つが、新しい未来になっていく。


ノートの最後のページに新しい文字が浮かんだ。


「世界の完成度ーー99%」

「......あと1%」


レンが言う。


「最後の1%は、何なんだろう?」


カイが答える。


「たぶん」


空から声がした。


「まだ、誰にも分からないよ」


全員が空を見る。

新しい扉が浮かんでいた。


扉には、たった一文字。


「?」


カイトは、笑った。


「じゃあ、行ってみよう」


ハナも笑う。


「うん」


五人は、新しい扉へ歩き出した。


ノートの一番最後に、小さな一文が現れた。


「最後の1%は、あなたが決める。」


・・・・・。


扉が開いた。

世界の外側から、新しい参加者がやってきました。


世界の完成度は、99%に・・・。


最後に現れた「?」の扉。


その先にある最後の1%は、いったい何なのでしょうか?


最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

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