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新世界ラブコメディ  作者: suu369


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カイトに隠された秘密ー最初の選択ー

世界が始まる前に、カイトは、一度だけ選んでいた。


完璧な世界でもない。

自由な世界でもない。


そのどちらでもない、「まだ存在しない未来」を・・・。


今、カイトの前に再び三つの選択肢が現れる。

「......僕が、この世界を終わらせられる?」


カイトは、自分の手を見つめた。

何も変わっていない。


いつもの手。

いつもの自分。


なのにーー


世界中の未来を終わらせることができる。


「そんなの......おかしいよ」


ハナがカイトの隣に立った。


「カイトは、そんなことしないよ」

「でも......」


レンが画面を見る。


「最終選択権ーーカイト」


その文字は、消えようとしない。


もう一人のカイトが言った。


「君が特別だからじゃない」

「え?」

「君が、最初に選んだからだ」


カイトは、眉をひそめた。


「何を?」


もう一人のカイトは、静かに答える。


「この世界が始まる前に、君は、一度だけ選んだ」

「世界が生まれる前……?」


その瞬間・・・。


カイトの頭の中に、見たことのない景色が浮かんだ。


真っ白な空間。

何もない場所。


そこに、小さなカイトが立っている。


目の前には、二つのボタンがあった。


「完璧な世界」

「自由な世界」


カイトは、しばらく悩んでいた。


どちらも押さなかった。


「......え?」


カイトは、目を見開く。


「僕......選ばなかったの?」


カイが驚いた顔をする。


「それが......」

「その世界の始まりだったんだ」


世界が、静かに光り始める。


「第三の選択が確認されました」

「自由な世界でもない」

「完璧な世界でもない」

「まだ存在しない未来」


カイトは、その文字を見つめた。


「これ......」


カイが小笑いする。


「だから、この世界には、最初から空白があったんだ」


ハナが聞く。


「空白って……?」

「誰も決めていない未来」


レンが続ける。


「じゃあ、僕たちが今やっていることは......」


カイは、うなずいた。


「最初から、カイトが始めていたんだ」


そのとき・・・。


目の前に、新しい選択肢が現れた。


「世界を消去する」

「世界を維持する」


その下に、もう一つ。


「世界を創り直す」


カイトは、三つの選択肢を見つめた。


「また......第三の選択肢がある」


ハナが笑う。


「だったら、私たちらしいね」


カイトも、少しだけ笑った。


その瞬間・・・。


画面の一番下に、小さな文字が浮かび上がった。


「ただし、創り直す場合ーー」

「カイトは、この世界から消えます」


カイトの笑顔が消えた。


「・・・僕が?」


カイは、何も言わなかった。


もう一人のカイトだけが、悲しそうに口を開く。


「僕は、君に選んでほしくなかった」


世界が、また大きく揺れ始める。


カイトの前に、最後の問いが表示された


「あなたは、自分がいなくなる未来を選べますか?」

カイトが選んだ「まだ存在しない未来」。


それが、今の世界につながっていたことが分かりました。


最後に出てきた「カイトが消える」という条件。

カイトは、自分がいなくなる未来を選ぶのでしょうか?


最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

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