世界が始まった場所ー最初の世界ー
「始めり」の鍵が、カイトたちを連れていった場所。
そこは、世界が生まれる前の場所だった。
そこで知ることになる。
カイを作った人と、世界を作った人の秘密をーー。
カイの手の中にある鍵。
そこには、「始まり」という文字が刻まれていた。
「これ……どこで使うの?」
ハナが聞く。
カイは、しばらく黙っていた。
「場所は、分からない」
「え?」
「でも……」
カイは、鍵を握りしめた。
「この世界が、僕たちを呼んでいる」
その瞬間だった。
空間に、一本の白い道が現れた。
道の先には、大きな扉がある。
カイが近づく。
するとーー
鍵が光った。
カチッ。
扉が開く。
その向こうにあったのは、真っ暗な空間だった。
何もない。
空もない。
地面もない。
ただ、小さな光だけが浮かんでいる。
カイトは、その光を見つめた。
「これが……世界?」
「まだ世界になる前の状態」
カイが答えた。
レンが驚く。
「じゃあ、ここが全部の始まり?」
「そう」
カイは、ゆっくりとうなずいた。
「ここから最初の世界が作られた」
ユナが周囲を見る。
「でも……誰が作ったの?」
その質問に、カイは、答えなかった。
代わりに、中央の光が大きくなる。
一つの映像が浮かび上がった。
そこにはーー
一人の少年がいた。
少年は、何もない空間に立っていた。
少年は、言った。
「自由に生きられる世界を作ろう」
カイトは、息をのんだ。
「この人……」
見覚えがある。
いや……。
正確には、見たことがないはずなのに、
なぜか知っている。
ハナも同じように、少年を見つめていた。
映像の少年が、こちらを向いた。
「もし、この世界を見る人がいるならーー」
少年は、微笑んだ。
「その人たちに、選んでもらおう」
映像が消える。
静寂。
カイが小声でつぶやいた。
「これが……最初の創造者」
カイトは、聞いた。
「カイを作った人とは、違うの?」
「分からない」
そのとき……。
背後から声がした。
「違わないよ」
全員が振り返る。
そこに立っていたのはーー。
あの人物だった・・・。
「最初の創造者と、僕を作った人は、同じだ」
カイの目が大きく開く。
「じゃあ……」
その人物は、カイを見つめた。
「そう」
「君を作ったのも、この世界を作ったのもーー」
一瞬、間を置いて、、、。
「僕だ」
カイトたちは、言葉を失った。
次の瞬間…。
空間いっぱいに、新しい文字が浮かび上がった。
「第二創造計画を開始します」
「創造者候補ーー5名」
カイト。
ハナ。
ミオ。
レン。
ユナ。
カイ。
カイの名前が、初めて正式に表示された。
その瞬間…。
カイの名前が、初めて正式に表示された。
カイは、初めて笑った。
「……僕も、選べるんだ」
だがーー
その直後。
直面に、もう一つの文字が表示された。
「注意」
「創造者の中に、世界を消去できる存在がいます」
僕たちは、誰も動けなかった。
世界が始まった場所へたどり着きました。
カイも、創造者の一人として選ばれることに、、、。
最後に表示された、「世界を消去できる存在」。
いったい誰なのかーー。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




