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詩集  大好き  作者: 篝火
28/29

「母へ」

私を 捨ててくれて ありがとう

親がなければ 何もできない 幼い日に

私を 捨ててくれて ありがとう


もしも あなたと一緒にいたら

学校には 行けなかっただろう

何が正しくて 何が間違いか

教えられることもなかっただろう

もしも あなたと一緒にいたら

息をするように 人を騙すことを覚え

約束を破ることを 覚えただろう

欲しいものを奪い 泣く人を嘲っただろう

あなたの 真似をして


私を 捨ててくれて ありがとう

居候と蔑まれ 捨て子と嗤われても

私を 捨ててくれて ありがとう


なぜ 傷つけられるのだろう

一人 問い続け辿り着いた

あなたが裏切った人の痛みを

壊した家庭の涙を 奪ったものを

壊した命を 祈りを 夢を けして

もとに戻せないすべてを

償いきれないすべてを

私が悼み続ける 私が償い続ける

傷つき続けることで 忘れないことで

私が 許さないことで


私を 捨ててくれて ありがとう

母親だったあなたに 伝えたいこと

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