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「涙の意味」
ときおり 彷徨うように動く瞳は
何を映しているのだろう
何を見ても その名前を思い出す事ができず
聞かれる度に 同じ言葉繰り返した日もあった
もう話すことも食べることもできなくなった
あなたの口元を見つめる
何かをまだ 伝えてくれるのではないかと
胃ろうを断り 二日に一度の点滴だけが
あなたの命を繋いでる
そんな決断をする資格が
私にあるのかと何度も 何度も
問いながら
父があなたと暮らしはじめ 私は
あなたを母と呼び けれどけして
埋まらなかった距離に 互いに苛立って
高校を卒業と同時に家を出た
わずか六年ほどしか
共に暮らさなかった私が
今 あなたの傍にいる
あの頃 触れることもできなかった
あなたの髪を
指で梳きながら
零れた涙の
意味を 問い続けてる
投稿が遅れてすみませんでした。
毎日訪れてくれた足跡を想っています。貴方は何を探しているのだろう。私は少しでも応えられているのかと。




