弥勒家の常識
早目に書けたし、良かったよかった(定期で書けそうにないなぁ・・)
時間ができたので、久しぶりにデモン○ソウルを通しでやったら
1週目3時間23分でクリア出来ました
(こんなことやってるから書けないんですよねぇ・・はは!(反省の色無し))
「・・・ッッ!?」
高速で落下する物体は、俺の髪を掠って地面へと落下し
ひび割れた地面がその威力を知らせる。
「掠ったんですけど!?」
「気にするなー、楽しけりゃあそれで良い!!」
「こんなんばっかかーーー!!」
問題です、物質を高速にするのに手っ取り早い方法は何でしょうか?
正解は原始的且つ力の要る方法、重力加速度なんだが・・・
「落ちる場所を指定できない加速装置なんざいらんわーーー!!!」
空気抵抗とか風速何㍍とか、全く考えずに上空に岩等の質量弾を上げ、
落下する速度は重力のエネルギーを確実に伝える。
有体に言うと、モンスターが例外なく血の花を残して潰れ去っていた。
「はははははっ!!集団戦じゃあ味わえない。最高の気分だ!」
「とうっ「ぐっっ!?」」
半狂乱で自身の能力に侵されるオッドアイは見ていて辛いので
周囲のモンスターをほぼ殲滅した時点で横合いから拳聖と俺の手で
頸動脈を絞める事で気絶させた
「うーん・・・この体、本当妙な所で人間っぽいよなぁ・・」
腕が切り飛ばされても数秒で飛んだ方の腕が消える癖に
出血や骨折等の状態異常が発生する。不思議なもんだ
(それにしても、少なすぎやしないか?)
Wave6になってから、強力だがモンスターが疎らにしか出現しなくなった結果
騎士団に殲滅されるだけの哀れな肉塊へと成り果てていた。
「ふんふ~ん♪あ、りっちゃんから電話だ!」
「き、緊張感・・・りっちゃんってのはまさか<獄炎>じゃな」
「そうだよ!」
「あー、頭痛い・・超火力厨のあの人が何の用なんだ?」
紙装甲神火力、一早くNPCに火力特化の職業を聞き、
一種の呪いを受ける事で全てのステータス上昇が火力一点振り
とか言うアホな事やってるハチャメチャな人だ
「えっとねえ、・・・目的地に着いて、今戦闘中みたい」
ガバ!
「なんですとー!」
「うん、キャラ変わってない?」
「あ、忘れてた!・・ん゛ん゛・・どう言う事かな?」
キャラ作っとったんかい!とか微妙な関西ツッコミは置いとこう
それより拳聖の話を聞くとしようか
「えっとー・・動画有るみたいだよ!」
「共有画面で動画を開け、見るぞ」
「うーん?・・・どうやる」
「こうだ」
ピッ
・・・
「着いたんじゃー」
「うるせえ、クソ爺」
「君もね<ロプト>君?」
広場・・より洞窟と言った方が正しいか、無数の傷を思わせる
劣化した装備を放り捨て、予備を取り出しながら獣の様な目で
周囲を警戒しながら進み続ける。
「笑えねえぞ・・・」
その中には例の百足やアレとは別の植物型モンスターが犇き
見た事も無い蠢く虫の群れが人間に喰らい付く
「うわぁ・・」
食事時に見たら軽く吐き気を催す程の気持ち悪いモンスターの群れを
それでも引く事無く進み続けていると
「あん?」
「出口・・にしてはやけに・・」
「嫌な色やね」
「ウッッ!?」
その色を画面越しに見たにも拘らず急に走り出し吐いた
(・・ムカムカしてくるな、なんかの魔法か?)
怒りと憎しみ、2つの反応は周囲に影響を広げ、その恐慌は
恐怖をばら撒いた。
「邪魔だ!何をやって・・・早く消さんか愚か者!!」
「へ?」
副団長がいつの間にか目の前に立っていた。
「どうしたーー!?」
ゴオッッ!!!
「早く、消さんか・・・・殺すぞ?」
「イエッサー!」
漏れ出る殺気は先程の比では無く、今度は失禁する者すら現れる。
(居ない方がマシなレベルなんですけど・・・)
拳聖が即効服従して消したため、その被害者は
その場にいたプレイヤーに留まった。
「フフフ、<大罪魔法>の使用者か・・愚かしい」
全く知らない単語が当たり前のように出る副団長は、
拳聖の方を見てこんな事を言ってきた。
「もう1度見せろ、今度は防壁を張る<精神障壁>」
ビクゥ!!
「ん?・・ああ?」
体が被膜で覆われた様な・・・布団の温い感じが体に纏わり付いたのを
幻視した俺達は、自分の体に何の変化も無い事で、逆に違和感を感じていた
「精神障壁と言っただろ。皮じゃないんだ、見える訳がない」
「ほえ~・・温い♪」
「早く」
「ん~♪・・はーい」
再開させた映像に映るのは2人の人間だ。1人は例の・・初めて見たが
首謀者と思わしき老人と、峰麗しき(最近聞かないが)令嬢っぽい見た目の
宝石を散りばめたアクセサリーを体中に付けた女が立っていた。
「・・・アレが?」
「っぽーよねぇ・・でも」
「あのひと、ヤバい感じしかしないんやけど?」
「同感」
その場にいる者にしか分からないのだろう。一瞬、いや、髪の毛1本たりとも
油断せずに神経を尖らせ、どんな行動にも反応出来るように
相手の出方を待っていた。
「虎~、私達に手間を取らせないでよねー?」
「はい・・ごめ」
ドシュッ・・
「は?」
素っ頓狂な声を上げたのはプレイヤーランク10位、<双剣のビャクヤ>
彼にとって見れば、不可思議でならないのだろう。何度か瞬きをして、
そのあとも、思考が滞っているようで、全く反応が無い。
「謝んなくて良いわよ、どうせ死ぬことに変わりないんだし」
ゴフッ!?
「なん!?」
華奢、見た者全てにそう思わせる腕が、老人の心臓を掴み
貫いた胸からソレごと引き抜く
「良いじゃない~、目的は果たしてあげるわよ?」
何かが憎いと言う訳では無い。誰かに悪意を向けようとしている訳でも、
その事が分かる者達は、人知れずこの生物に恐怖した。
「それ・・・・は・よ・・・」
そして、その状態を経て、何故か感謝を述べる男の姿に。
「・・・・怖い」
無機質に交わされている訳では無い。知り合いが会話する時の
あの声が、脳の中でこのスプラッタとの誤差を認識できないでいた。
「この女何処かで・・・」
今迄、どんな人間がこんな事をと考えていた副団長は、一瞬の内に
認識を変化させ、思考する。が、当然映像が止まる訳では無い。
盤面はまだ動き続けていたのだ。
「ってわけで、今度は私が・・・と思ったんだけど、
良い事思いついた♪<仮初の命><逆転><答えを出す者><小さな嘘吐き>
・・・・最後の手向けって事で<時計の針>」
女の歌う様に紡がれる声は、聞いている者達の認識すら妨害したようだ。
言葉が紡がれ続ける状態を容認してしまったのだから。その瞬間にも
状況は悪化して行く。
「・・・んだこりゃ!!??」
死体が起き上がった事にでは無い。ビデオテープを巻き戻した時の様に
キュルキュルと音が響き、同時に体が巻き戻る。全てが終わった時
目の前に立っていたのは、俺の良く知る青年そっくりの男だった。
「ハリス君?」
ギルドの扉前で話し掛けられた最初の人、時々用心棒代わりをして、
好青年の言葉にピッタリ当てはまる子と、何故かこの男が重なった。
「<ニッケル>か、王の時代に居た<呼ぶ者>に誘われた子
ギルド職員兼冒険者のハリス・ラファエラの大叔父でもある」
副団長のそんな言葉に俺は、
「何で知ってんの!?」
若干?・・些か以上にドン引きしていた。
「異能持ちは全員頭に入れてある、特に行方不明者と調べる前に
居なくなった者は遡って過去50年まで覚えるようしている。 それに、
ハリスは私の弟子だ。知らない訳が無い。知らんだろうがな」
ああ知らん。そう言いたかったが、この人何するか良く分かんないしー
どうせ面倒臭くなるなら最初から言わない方でー。なんて思いつつ、
映像を見ようと視線を画面へ向ける。が、
「文句が有るなら聞」
「大丈夫です」
読心術でも使ってんじゃないのかと思えるほどドンピシャで、
俺が副団長の事を考えたと同時に話し掛けられた。
「別に読もうと思えば読めるが、それ以上に顔に出やすいだけだぞ?」
「え、マジ!?」
いや、かなり前からそんな気はしていたが、面白そうだし、
流れには乗って行こう。
「わたしもそう思~う」
「ぼっくもー」
ガクッ
「なん・・・だとう!?」
アホな事やってる間にも映像は進み、問題のシーンが流れた瞬間に
否応無く俺達はその画面を見る事になった。
「・・・ほほう」
「えー・・・」
「それでかー」
「あのー・・約30秒でほぼ全滅してんだけど・・」
ある者は頭を飛ばされ、或る者は頸動脈を切断され
合理的且つ即効性の高い方法で、死体が積みあがって行く。
「・・・バイバイ、Мое солнишко」
慈しむ様に、放たれた言葉を受ける男を憐れむ様に、先程までとは
また違った意味を込め、女は別れを告げ、その場から消えた。
「有難ね、バイバイ姉ちゃん」
数十人が2人になった時、その会話を聞いて何を思ったのだろうか。
推し量る事は本人に聞く以外出来ないだろうが、戦闘の・・・いや、
戦闘と言う行為を忘れた様に止まり、言葉の1つ1つに耳を傾けている
ように感じられる程に、どうしようもなく聞き入っている様だった。
「じゃ、最後の勝負だね。街に戻ったら伝えてよ<クァレストの陵墓>で待ってるって」
笑顔で、何処までも清々しく、男は言い切った。
「舐めんじゃ・!?」
「最後の・・!?」
最後に残ったMPを使おうと、足に力を入れ、立ち上がろうとした
瞬間、残ったプレイヤーの2人の肉体が、同時にひしゃげた。
「今度はアドルフも来ると良い、その為に準備しとくから」
ゴチャッ・・・
「カッッ!!??」
頭蓋骨が歪み、顔の原形が殆ど分からなくなった彼、彼女は
呻く様に一度だけ声を出し、絶命したようだ。映像もそこまでで終わっている
「うむ、では私が行くとしよう」
当然の形だと言わんばかりに、副団長の眉間には皴ができ、行こう
とする足取りもふらついている。大勢に魔法を掛けた反動だろう。
そんな状態で行った所で、死ぬのが関の山だろうに。
「ちょっと待って、先にりっちゃんから話聞こ?」
そんな事を知ってか知らずか、クローネが全力で止める。その瞳
には涙が浮かび、先程の殺気を再認識したのか、細かく震えている。
そんな中でも、彼女は心配する事を辞めはしなかった。
ポリポリ・・
「・・・分かったから泣きそうな顔をするな」
「は~い」
あっさりと、拍子抜けするほど簡単に、空気が弛緩して行く。
「女には甘いな・・・冗談、冗談だって!?」
「ならば良し」
必死過ぎて若干涙目になった拳聖に押されてたから、この人女に弱いな。
なんて思いはしてたんだが、敢て言うなら甘い位で丁度良いかとも思ったんだが、
声に出してたら多分首飛んでたなコレ・・甘い程度で良かった・・。
「クーちゃーん!」
「あ、来た。りっちゃーん!」
「女だったの!?」
「僕も初見だね・・・あの顔、あんまり変えて無いっぽいなぁ・・」
妙な所で才能(顔面が編集されてるかの確認とか要らねー)を発揮し
あどけな・・・あれぇ?
(めっさ見たことある顔だなぁ・・気のせ)
「アンタ、巨人の時の!」
(逃げ道が・・・気づく前に消えてた)
その姿は140㎝前後の、言ってしまうとさっき会った顔だった。
地味に重要なシーンを見逃す主人公だったとさ。
最後ら辺の女の言葉は、英語で書くとMy sun
と言う意味です(どちらの意味でも通じるこの言葉を引用してみました)
どうでしたかね?少しでも歪さが伝われば良いんですけど、
ちなみに、<答えを出す者>は原作通りの能力です
(代わりに消費MP35000とか言う最終奥義的な感じになってますけどね)
分からない人は金色のガッ○ュベルを見に本屋へGO
(27巻?位から清○も使えるようになった状態での
デュ○ォーさんとの戦闘は熱かった(懐))




