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騎士団の精鋭

うん、1体倒すだけで死ぬほど話数が掛かるねぇ


巨人との戦闘回なのですが、戦闘しません(反語)いえね、

ちゃんとやろうとしたんですよ?失敗しましたけど(意味ねー)

以上、今回の内容でした。

「取り敢えず、攻撃を空撃ちさせるのが定石ですけど」

「あの質量だぞ?間違いなく触れた瞬間に死亡する。やっぱりプレイヤーを」

「どうやって?此処に居ない者の話・・を・・・何か居るぞ?」

「ああ!?そんな事は今どうでも」

「この気配、プレイヤーだ!」


あの巨人を倒すに当たって、呪いを受ける人間を選別しようとしたのだが

あそこまで大きいとどうしようもなかったので、2人、3人と

確実とは言えないがまだ死なないであろうと思う人数を上げては

否定する作業を繰り返していた中、騎士団の面々は目下完全に

船底が暗礁に乗り上げた状態になって居たのだが、丁度良い所に

プレイヤーが居た。他ならぬ、俺が


「ふざけんな!!」


その場から速攻逃げ出そう・・・捕まった。


「よしよし、我らの糧となってくれプレイヤーよ」

「舐めんな、全部知ってるぞこの野郎、絶対嫌だ!!!」


師匠から聞いた話には続きが有った。それはプレイヤーに関して

絶対に気を付けなければならない事、もしも怨念を正面から受けた

場合、痛覚保護が消え、人間が死なないギリギリの痛みが全身を襲い

その痛みは1時間続くと言う事。つまり、骨折以上ショック死以下の

ダメージを延々受け続けなければいけない訳だ。


「そんな事言うなよー、どうせ死なないんだし安い安い」

「人の命を量り売りされてる肉みたいに言うなこの野郎!」


人が被る痛みに関してはドライすぎるだろうが!?


「頼む、俺等じゃあ死んじまうし、直近での解決案はアンタだけなんだよ」

「・・・・チッ、わあったよ。やりゃいいんだろ」

「すまない、感謝する」


真っ直に正面から本音をぶつけられるのは苦手だ。その人間が

どれだけ本気かが垣間見えてしまった時点で、断り切れなくなる。だが、


「それで?」

「それでって・・・・何だ?」


この騎士共、分かんねえもんか?


「こんな状況で人間が考える事と言えば何だ?」

「うーん・・・ああ!」


やっと気づいたか


「礼として、この件が終わった時に副団長奢りの祝勝会に来て良いぞ」


ズコォ・・


「ちっげえよ!!??何処をどう考えたらその結論に至れるんだ!!」

「これ以外にー?うん、騎士になれるようにしてやろうか?」

「それも要らねえよ。何故にテイマーが騎士職に就かにゃあならん

 何故に知りもしない人の奢りで飯を食わにゃあならん。

 良く考えろアホが!!」

「う!?この性格、マジで副団長に似てやがる・・・」


マジか?マジでこんな感じか?体育会系でももう少し頭使うぞ、

どうなってんだ。何かのバラエティーかよ。


「五月蝿い。下がってろ〈カイル〉」

「はーい」


カイルと呼ばれた青年は後ろに下がり、代わりに前に出たのは


「成程・・・イケメン滅べ(ボソ」


ハリウッドの授賞式で見かける事が有るかも程度の

完璧なバランスで出来上っている白髪で見た目20代前半の男だった。


「何か言った・・・まあ良いか、報酬で合っているな?」

「分かってんじゃねえか、こっちは軽く1時間程激痛に

 のた打ち回る事になる。その対価はどう支払う?」


一応、話の本筋を理解してくれる人が現れた事に安堵し、

同時にどんな物なら釣り合うのかを考えてみる。


(金・・・はないな。今の所困ってねえし、じゃあ職業・・

 まあ、そこら辺だろうなぁ)

「・・・と言う事だ。聞いてるのか?」

「あ、ああ、すまん。もう一回言って貰えるか?」


完全に聞き逃した俺を見て、若干顔が険しくなったが

舌打ちをしながらももう一度説明してくれた。

なんだかんだ面倒見は良いひとみたいで助かる。


「チッ、まあ良い。今回の報酬は今払うことは出来ん。

 どうせ金ではないのだろう?」

「大正解、テイマー職を生かせる職かそれに見合った装備、

 その他諸々で金は要らんかな」


どうせ貰ったところで装備製作に全て使用するし

今の俺には豚に真珠状態だ。


「成程、掛け合ってみよう。それで、受けるのか?」


受けるかだぁ?分かっちゃいないな(当たり前か)勿論


「別に良いぞ、痛いのはある程度慣れてる」


受けるさ、生贄にってのが、文字通り死ぬほど嫌だっただけだ。

こんな事でミーナちゃんやフェルアさん達を死なせたら、申し訳が立たない。


「其処は問題ないんだが・・正直、俺弱いぞ?」


辿り着けたのもミッシェル達の補助魔法が大きかった。

残念な事に、スピードがそんなにないアイツにも捕まる程度、

それが今の俺の限界だ。だが、


「安心しろ、其処までの道は」


その程度はなんでも無いとでもいう様に、軽い調子で断言した。


「我々が開く」


・・・・




「お前にやってもらうことは、あの化物に向かって走る。それだけだ」

「は?いやいやいや、死ぬから」


開口1番にこんな事を言われば誰でもこんな反応になるだろう。

ふざけて・・・はいなさそうな所を差し引いても酷い


「信じろ、確実に我々が送り届ける。その為にやる事は

 我々を信じて走り続ける事なのだ」


何でかな、この人は多分真面目に言ってるんだけど、

必要な説明まで削るから理解得られない感じの人だな。


「まあ良いや、本当に突っ込むぞ、それで死んでも文句言うなよ?」


と言うか、最悪でも元の木阿弥(もくあみ)で済むし、

気負う必要もあまり無いか。


「構わない、必ず送り届ける」


信念と自信、白髪の副団長の目にはそれ以外の要素が見えず、

怖い物を見ている気分になりながらも承諾した。


・・・Side副団長


「行くぞ、頑張れよ〈上位魔法グレート・マジック・青の補助ブルー・アシスト>〈上位魔法グレート・マジック・守護セーフガード〉」


補助呪文とダメージ減少系魔法、騎士団内で出来るのはここまでだ。


「行くぞ、走れ!!」


ダッッ!


「さあ、始めよう。人生で1番長い2分を」


来るのは精鋭6人、それ以外は居ても無意味になってしまうので

置いてきたが、正解のようだ。


「〈リンクス〉右手は任せた。〈ルーチェ〉お前は〈ロードス〉と右足を」

「副団長の鬼ー!!」


リンクスの愚痴は最早騎士団名物だ。その後の事はともかく、

思った事を言う。騎士団人気ランキング10位に実力を含ますに

入っている事から、もう副団長も無視している。


「了解です。ロー、頑張ろうね!」

「・・・おす」

「後のメンバーは俺について来い。スキルと他全ては私達で叩く」

「うい」

「カッカッカ、命を賭けても守ってやるよ」

「見せてやりまひょか」


口々に軽口を叩く面々だが、その眼に油断は無く、ただ

凛と、敵を見据えながら立ち並んでいた。


「さあ、命を賭けた死ねないゲームを始めよう・・・」


・・・Side???



痛い・・あの男に連れ去られた後、魔法陣に放り投げられてから

ずっと痛みが治まらない。何にぶつけても何を砕いても

この痛みが止まない。ふと目を開けると騎士団の人たちが居た。

彼等なら助けてくれると思ったけど、何故か僕に切りかかって来た。


「GULAAAAAAAAAAAA!!!!!!」


声を上げて初めて気づいた。この体は僕の物じゃない。

一体・・・まさか!?

その事に気づいた時点で手遅れだった。

それを認めない為に暴れ回り、多くの冒険者仲間を殺した。

どれだけ謝っても許してはくれないだろう。

いや、無駄な思考はやめよう。もう手遅れなんだから


・・・・Side副団長



「ありゃ?」

「どうした?」


6人の1人〈ハマー〉が何かに気づいたような声を出した。


「いえね、これ見よがしな顔とは違う場所にもう一つ

 顔が見えるんですわ」

「何だと?・・・本当にある・・まさか!?」

「ダミーっちゅうところでっしゃろか、厄介ですなー」


もう一つの顔の場所は、本来の物より低い位置、丁度腹の辺りに

人間のそれが見えて取れた。


「予定変更だな〈通信〉」

『あんだコラ、用か?』

「顔に行く必要は無い。腹だ、腹部に向かえ」

『・・・了解』


愚痴は有れど、素直に聞き、行動する。それで良い、

最短ルートは此方が用意する。後は任せておけ。


「1分半で済むな。行くぞ」


・・・・Side???



GUAAAAAAAAAAAA!!!


「このデカブツが〈底なし沼ボトムレス・スワンプ〉」


面積にして指一本分、だがそれで十分だった。腕と脚の大きさが逆になった

怪物の事だ。必ず体重を軽くしている部分が有る。そこに

少しでもズレを生じさせられれば、テコの原理で・・・


GU!?GUOOOOOO!!


ガクンッ


「意外と耐久力は有るのか」


ドゴオオオオオオオオオ!!!


とはいかない様だ。一瞬体勢を崩したが、其の瞬間には立て直し

無造作に振るった拳が地面を叩く


「チッ、唯の打撃でこれだってんだから、ステータスも当てにならんよな」

「ボヤかない。後、ローは人が居ないと良く喋るねぇ」


ルーチェが茶化す様に話しかけられるが、正直に話す

謂れは無いので、適当に誤魔化しておこう。


「気にすんな、特に意味は無い」

「そうなんだぁ・・さあ、来るよ!」


巨人の攻撃に耳を傾けたルーチェを見て、余裕を見せようと

した。その瞬間、


「ふん、あの程度の速度なら避けられない訳が!!??逃げろ!!」


距離が目測とズレている。このままでは当たる!?


「へ?」


全く反応出来ないルーチェを庇って飛び掛かり、背に移動させて

巨人の攻撃が先に俺に当たる様に転ばせる。


ドカッ、ズザザァアアァァ


「チッ〈質量改変メス・アルティレーション〉」


「GU?GUGIIIIIII!!??」


切り札の1つを切らされたが、ギリギリルーチェには当たらなかった様だ。


「何だテメエ!!!!」


目の前に居たのは、黒装束に身を包んだ生物だった


・・・Side副団長


「流石にやるな、だが・・・」


あの感覚、質量変化形魔法を使用したか、それ程に・・・

いや、それは無いな。何か問題でも起きたか・・仕方ない。


「ハマー、ローとルーチェの元に行け」

「あっしですかい?了解しました」


戦闘能力こそ騎士団内でも真中程度だが、逃げる事に賭けては

この男以上はまずいない。もしもの時が有ったとしても、

必ず生き残って帰るだろう。


「さあ、あと40秒だ。決死で守るぞ」

「「うい」」


次の瞬間、後方から爆発音が耳を劈いた。

巨人との戦闘はやっぱし難しい(基本避けるだけだしなぁ・・)


うん、微妙(展開的な意味で)

さあさあ、中ボス戦は次回で終われるかな?

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