イベントの兆し2
はははのはー、どっちにせよ微妙にゲーム場面が少ないのぜ
(陰謀系では間違っても無いので、そこら辺は安心してみて下さい)
今回は、苦労人さんマジ苦労人さん回です
(リアルだとコレの2,1倍位ヤバい連中とやってるからなぁ・・・)
アクセス数は、展開に対して顕著に減るな(アレやってれば減るよねぇ~)
翌日、葛木君との連絡は続き、ある程度の相談事も話してくれるように
なった頃。
「無理・・・・詰んだ・・・」
目の前のモンスターに殺されるプレイヤーが1人、他ならぬレンが
吹き飛ばされている所だった。
『プレイヤーの死亡を確認、リスポーンを開始します』
・・・・
「・・・フゥ、地味にこれが初死亡か・・」
特別な事は何もない。宿の中にリスポーンした俺は、負けた理由を
復習していた。
(地味にスキルによる補正がデカいなぁ)
一通りの対応策を終えた時、少し頭に残っていたのは、あるPKだった。
裏ギルドの連中が襲って来た時も、やはり何かの武道をやっていた奴の方が
厄介で、本気でPKされかける程強かったのだ(スキル補正による筋力と技術力は
いかんともし難い(レベル差も結構あっても、だ))。力の差のせいでゴリ押し
されても打つ手がない。
「考えても仕方ない、どうせ1人だしな。気楽に行こう」
もうあそこには行きたゲフンゲフン・・・それはともかく、
昨日、マキリスの提案で1度自分達の解散して1月後にまた
集まろうと提案されそれを受け入れた結果、
ミツル君はクジと、マキリス達変人組は別々に解散した。
「それにしても最近はやけに強い奴が多いなぁ・・・」
前は1日に1回会うのが普通だった例外も、現在では2時間に
1回は遭遇するようになっていた。頻度が増え過ぎている。
比較的に低レベル帯だからどうにかなっているものの、崩れれば
一瞬で瓦解してしまう。それだけ例外は厄介なのだ。
「何か有るとしたらそろそろかねぇ・・・」
そんな事を考えていた時、
『運営から緊急放送を配信します。現在プレイ中のプレイヤーは
可能な限り視聴して下さい』
運営からの直接通信が発信された。
『現在戦闘中のプレイヤーに関しては聞かなくても構いません
ですが、そうでないなら聞いていただきたい』
2度繰り返された女性の作業的な声が、人間味あふれる男性の声に変わる。
焦り家内が何処となく暗い感じの声は、こう続けた。
『現在進行形でトラブルが発生しました。と言ってもプレイ不可や
閉じ込められる類の物ではありません。ですが、現在使用している
メイガスそのものが機能しなくなる可能性が有ります。我々は、この
事態に緊急クエストを発令させます。3日~5日後に必ず発生し、
リアルで3日間続くレギオンクエストの一種です。イベントとは別ですが、
運営からも報酬を出すのでご参加くださいます様、お願いします。
強制では無い為、メイガス外で活動される方は、このクエストに参加する
必要はありません。繰り返します』
同じ内容がもう一度流れる、同じ内容だ。聞き洩らした人用に
録音データを残しておく目的での音声だろう。
「・・・?」
他人の空似の可能性も捨てきれないが、確かに
1週間前に聞いた影満の声と酷似している。
(つまり・・・ああ、そう言う事ね・・・)
事態を把握したが、ある情報をマキリス達に送り
レベル上げを再開した。まあ、冗談抜きでレベル上げ宜しく。
位の内容だったので、あまり気にする必要は無いんだがな。
・・・・
「ったく、何なんだこの例外率の高さは!」
初心者用の狩場ですら現れ、周囲のプレイヤーや新人冒険者を
殺しては他のプレイヤーか現地の熟練冒険者に狩られる。
幾らやってもイタチごっこだ。
「そっちだー」
「わあってんだよ、お前は向こうに行け。守れよゴラ!」
周囲の冒険者も慌しく動き、全くと言って良い程この前の様な
余裕が無い。特にプレイヤー陣の態度が悪すぎる。
怒号しか飛び交って無いぞ今。
「やっと狩れるようになったんだし、今度こそ潰してやらあ」
特段急ぐ用事がある訳でも無い、取り敢えず邪魔なプレイヤーには
ご退場願って、その後で戦うとしますか。MPK開始。
・・・・
「はぁ・・・はぁ・・・勝ったぞこの野郎・・はぁ・・ゲホ」
早い割に硬い敵だった為、結構な時間が掛かったが、一応の
勝利は手に入れた。代わりにHP半分を持って行かれたが。
「そっちに行ったぞー!!」
「は?」
向こうから聞こえてきた声を頼りに周りを見渡すと、先程聞いた
現在、出現例外中最強、〈ワイルド・ボア〉が走って来ていた。
速度はリニアよか少し遅いくらい。まあ生身だと受けたら即死だ。
「これは・・・『相棒設定、ノワール』すまん頼んだ」
避けきれるデカさでは無い。同時に、対応できる魔法も今は無いので、
逃げる以外の選択肢が存在しなかった。
「ギアアアアアアアア!!!」
Buruaaaaaaaaaaa!!!!!
一瞬でも時間を稼げるノワールを相棒に設定して
その場から一刻も早く離脱する。
ドスン!!!
「ガッ!?」
ノワールごと吹き飛ばされた俺は、空中でもう一度走り始めた
ワイルド・ボアを捉えていた。チッ、早くも2回目かよ。
(こんな所に出やがって、畜生・・・・)
「これ、諦めるでないわ〈アイス・ブレイド〉」
ザシュッ・・ドスゥッ!!・・・
「無事じゃったなあ、カッカッカ」
現れたのは、顎鬚を蓄え全身を銀色の鎧で包まれたおっちゃんと
言うか御爺ちゃんと言った方が合う姿の男だ。青白い光を纏わせた
剣の方に印象を持って行かれて、周囲から青い剣の人とか呼ばれて
そうな爺さんの姿に、反応しようと皆頑張ったが、残念ながら、
こっちにツッコめる人は否がった様だ。仕方ない、俺がやるか。
「いや誰だあんた!?」
・・・・・Side???
「・・・・最低限の備えはした。後は知らん」
『ゴメンってばー、まさか弥勒家が動くとは思わなかったんだってー』
「知るか、1つの管理すら出来ないならお前に任せる気はない」
『はーい』
軽い口調で了解する〈ノア〉だが、正直問題外だ。
弥勒は予測できない事も有るだろうが、アレの起床は拙い
本当に最低限しか出来てはいないが、プレイヤー達に期待しよう
それでもだめなら・・・・。
「最悪、俺が出るぞ・・・」
『え゛、ソレはマズいんじゃないかなぁ~』
ノアの反応からしても、後から弊害が出てきそうなこの案は
本来破棄すべき内容だが、今はそうも言ってられん。
「最悪だ最悪、出た場合のコストも十分分かってる。
それでも、あの場所は壊される訳にも行かねえだろ」
『うーん、最悪、あの子に全部処理して貰えば良くない?』
「ふざけてんのか?」
ゾク・・
恐怖、背筋が凍るような、怖気の走るどうしようもない物が、
ノアの背筋を通り抜けた。
『いや、いやいやいやいやいやいや、最悪よさ・い・あ・く
どうしようもなくなった時に頼るのは有りかなーって・・』
「最初期型プロトタイプAIから生まれた後、数千回に及ぶ世代交代が
起きた。その中でも本当に初期段階で製作した雛形である彼女の
子孫を態々戦地に送れってか?」
自分達のミスを棚に上げて便利で楽な方に走ろうとする彼女を見て
怒りと言うか、自分でも良く分からない感情を抱きながら
妙に口調が刺々しくなってしまう。抑えなければ。
『良く思うんだけどさー、いい加減NPCに感情移入するの辞めたら?』
ノアの言い分はもっともだ。本来であれば、一瞬で消えて行く彼等
彼女等に情を持つのはご法度、だが、そうも行かない。なにせ
〈レイン〉を生贄にして作られた世界なのだから。
「知るか、少なくとも会社の後輩よりは愛着が有る。
それ以上は知らんし知る気も無い、それに、アイツの事を
忘れないためにも必要な投資と判断する。それと、あの下種に
必要以上に構ってやるのはもう飽きた。それだけだ」
『ふーん、まあ良いや。それはそれで面白い』
今までの口調とは少し違い、少年の様な物に変わる。
「・・〈ノエル〉人格入れ替えは要相談だったよな?」
『良いじゃーん、どうせ堂々巡りだったんだし、僕等は3人で
1人だ。そこに差は無いし作る気も無い』
ノエルは扱い辛い。だから大体アリスかノア辺りで固定しておきたいが、
まあ無理だな。ちょうど話題が出来たし。
「・・・まあ良い。それで、弥勒家の誰だ」
黒ならどうにかなるかもしれん、逆に白だとどうしようもないが、
どうなる事やら。
『阿呆な方で、しかも弥勒じゃなくて彌勒の方だよ』
「文字に起さなければ差も分からんが、成程な、そんじゃあ仕方ない」
10番台か・・・まてよ?なら対処の必要性を感じないが。
現状だとセンの人とあとー・・・ああ、居たな確か、成程、年の功か。
『まあ、対策が出来る分マシじゃないかな』
「マシ、ねえ・・今回は騎士団が居ない分、ブレイヤー達に
頑張って貰わねえと・・・アドルフでも居れば一瞬なんだがなぁ・・」
あの殲滅力はこっちに欲しい。ババッと一蹴出来るのは手間が無いし、
一々環境値を設定しなくても変更できるのは大きい。
『居ないから仕方ない。それに、結構育ってきてはいるし
ギリギリ持つでしょ。多分だけどね』
まあ、10番なら強力なモンスターもそうは出せないだろうから、
もう一つの懸念材料が芽吹かなければどうにかなるだろう。
「どちらにせよ1週間は長い、あの馬鹿とあの子が動き出さない事を
願うほかない」
こうして、対策を話し続け、提案しては却下を繰り替えした。
途中からノエルの趣味全開の話題だったのは、まあ仕様が無いだろう。
割と直に話題が尽きた。
と言う訳で、イベントフラグ(緊急クエスト)でした。
残念な事に、イベントでは有りますがイベントクエストではありません
(企画はされているので時期がずれ込みますが、ゲーム開始から1か月半前後
位で登場させる予定です(今の所13日位?だと思います))
序でに説明、運営さん達は、1回ミスると物理的にゲーム進行不可
になる様な作業を当たり前の様にやっております。なので、
現場では1日1回誰かが倒れています(AI仕事しろ状態)
その理由も心労(NPC死亡によるショック)とかなんですけどね
召喚?残り10%以下とかピンポイントで残る訳ないでしょ
(格上相手に特攻してるようなもんだし)
未だに1度も召喚出来ておりません(イベクエ時には出たら良いなぁ)




