学者の先生
何時回収するかは分からんけど、なんか書けたんで出してみます
(今のところは全く関係ないので、適当に見てくんしゃい)
・・・
「辛い・・疲れた。もう寝たい・・」
ミツル君のクエストを終了させ、ある程度レベルを上げた後、用が有る
と言う事でマキリスが退出、ミツル君とクジも約束があるらしく、
ログアウトした直後に、昼ご飯食べてくる~とアンネがログアウト
結果、俺ボッチ。
「ううむ・・1人は辛い」
敵1体にも言える事だが、基本的にテイム職の出来る事は少ない。
援護したり、敵に応じてモンスターを変えたり肉弾戦が得意な訳でも、
魔法が強い訳でも無い。モンスターが居ない状態では全プレイヤーの内
最弱、それが俺の状態だ。1度だけなら平均位のプレイヤーでも撃退
出来るとも思うんだが、いかんせん連戦が出来ない。
「何だかんだでレベルは上がったし、良かったんだろうが・・・
正直使えねえ・・・」
補助系は十分、炎魔法と風魔法のお陰である程度は戦えるが
やはり他プレイヤーと比較すると1段落ちる。
(次は戦闘職・・・いや、駄目だ。生かせないなら
初期化した方がまだましだろ?)
実際、結構気に入ってはいるのだ。動物に触れる機会は多くないが
嫌いでは無かったので、今の状況も満喫している(一部は除く)
ま、やってりゃ何か変わるでしょ。とにかく、打開策が思いつか
なかったので無心で狩りを続けた。
・・・・
「ん?あれは・・・人か?」
少し進んだ古い建造物が朽ちた森の中で、モンスターの勢いが
明らかに減る方角が有ったので、中心を見てみようと進んだんだが、
普通に人が寝ているのは予想外だった。緊張感の欠片も無い寝っぷりだ。
(起すか・・まあ、このまま寝せておくのもなあ・・)
眠っていたのは女性、無防備と言うか、ボロボロの礼装に良く分からない
耳飾り、数えきれないほど違和感はあるが、1つだけ言えることが有った。
襲われても知らねえよ!?だ。無警戒な頬を引っ張りたい衝動にも
駆られたが、取り敢えず止めておこう。起きられたら物理的に立場が死ぬ。
「起きてー、今は・・・13時ですよ、早く起きてー。こんな時の為に
持って来たスープ飲み干すぞー・・・・駄目か」
ストレスにならない程度に起こそうとして肩をゆするが、腹は鳴っても
全く起きる気配がしない。器用なマネする割に警戒しない図太さ・・・
もしかしてこの人は馬
「ちが~う・・・ムニュ・・・・」
「!?・・・寝言、じゃねえよな。起きてるだろ、はよ起き上がれー」
カチン
それでも起きる気配が無かったので、強硬策に出る事にした。いや、
間違った。無視されたのでキレた。
「〈解放・ヴィル〉遠吠え頼んだ」
「わふ~?・・・きゃふ・・」
呼び出したヴィルは女の横に立ち、吠えようと姿勢を低くして、
「くわ~・・・わん」
寝た。
「やりやがったよ、こういう所で根性出せこの野郎!」
実はこのオオカミ、基本面倒臭がり屋で、寝たい、グータラしたい、
能天気に1日を過ごしたいの3連欲に忠実で、だらけたいといつも暇を
見つけてはグータラしているのだ。だが、ここまで露骨なのは初めてかもな。
「呼んだ意味・・・は元々こんなんか、良し良し〈解放・白〉、やれ」
「ほー・ホホホホホオ?ほほぉ・・ほほほ!ほほーほー^h^
(主人、いつも言ってるよね?ヴィルさんに逆らうと後が怖い・・・だから
私はやりたくない!もっと言うならヴィルさんの弱みを見つけて茶化したい)」
会心の笑顔で言い切るアホフクロウになんと返せばいいのだろう・・・あ、
いまこいつ墓穴掘ったな。
「お前の腹黒さは良く分かった、やれ、じゃ無けりゃ今の事全部ばらしてやる」
「ほほー!?〈雑音〉(分かったからやめてーーー!?)」
ピーギャギャギャアアアアア!!!!!
爆音轟く戦場映画でもなかなか聞かないレベルの騒音が響き、
「グルゥゥゥゥゥ!」
完全戦闘モードのヴィルと、
「私の睡眠を邪魔するな!!」
件の女が立っていた。やっぱ起きてたじゃん。
・・・・時は進んで数十秒後
「よしよし、お前は良いわんこうだなぁ」
「ぐる?が~・・」
「懐いた!!」
うん・・・まあ、ご想像にお任せするが、あの後
俺はある目に遭い、憂さを存分に晴らしたアイツ等が意気投合
現在に至って居る訳だ。
「ほほー・・・グフッ(やっぱりやるんじゃなかったー・・・ガクッ)」
「悪いヴァイス、今回は俺の所為だ」
グロッキー通り越して死んだ鶏が吊られてる市場に居そうな格好で
横たわるヴァイスは、アインに介抱されていた。薬にはならないな、
今回は全面的に俺が悪い。すまんヴァイス、1回マキリスの所へ送るのを
無しにしとくから勘弁してくれ。
「それにしても、ったくなんなの、私に用?」
ひとしきり会話を終えた女は、恨みがましい目で俺を見て、
序でとばかりに敵視していた。あのー・・・ヴィルとの扱いの差を
抗議したい!なんも言えないけど!!
「いやね、あんな所で寝てたら危ないし、序でに食事でも渡す為に
一旦起こそう「ご飯!?」・・(ああ、この人苦手なタイプだ)」
手に持った食料を強奪して、1回も噛むことなく具材ごと飲み込み、
咀嚼する事無く食事を終えた。まじで、結構熱い筈なのに。
「んん!!??」
「どうかしたか!?」
喉を詰まらせたか熱すぎてヤケドになったか、どちらにせよ必要
だろうと水筒を持って近づく。すると、
「んまい!!!」
超普通に料理の感想が来た。ありがとよ!後で手伝ってくれた人に
伝えておくよこの野郎!!
「鉄板か!」
王道にも程が有った。数年前でもやらないコントをやっている気分になり、
この人の残念感が浮き彫りになった気がした。
[知ってる方は完全無視である]
「良い味だねぇ、近くに町でも有るの?」
「はい、メイガスの首都〈ガディス〉がこの先に」
「メイガス?・・・ああ、またなのね」
頭を抱えて何やら呟いてるが、1部しか聞き取れない
数少ない単語の1つに、俺は違和感を覚える。
「・・・きかい・・・・・・・ちょうせい・・?」
リューネスの事だろうか、機械関係はマキリスからの情報だと、
其処位しか知らない。
「リューネスの人か?」
「あ、ううん、私は〈キネマ〉出身なの。機械って言葉が聞こえ ちゃったか
なぁ。ちなみに、リューネスは良く言えばポピュラー悪く言うと生活系の
しかないんだよねぇ。軍事とかそっちであるのはー 此処からだと・・・・
北のリューネスから行ける〈クレイドー〉って国が近いかな。一番有名な
〈キネマ〉は遠いんだよねえ」
「ほうほう、軍事系か。うーん、心が躍る!現実はともかく・・・」
結局、予想より進化していない分、ガッカリ感も大きいのだ!
特別成長していない訳でも無いんだが、昔望んだ物は、砂上と
机上以外で製作される事は無かったよ。チクショオ・・・。
「兵器ねぇ・・あんなもの、有っても無意味なんだけど・・まあ良いや。
私はエアリス、考古学者をやってるの。貴方は・・」
「自己紹介はしてませんでしたね、レンと言います。異界人で
テイマーやってます」
「そうなんだ、異界人・・か、ねえ、街まで案内頼める?」
好奇心旺盛な子供、彼女の目を見た瞬間に感じたのはそんな印象だった。
多分、きっと、絶対に彼女は俺に何かをしてくる。死ぬほど子供っぽい
何かを・・・だが、
「良いですよ、特に危険って訳でも無いですけど」
「本当!?ありがとう、助かるよぉ。じゃあ、パーティーに入れてね?」
「はいはい、了承っと・・・!」
どうせだしステータスでも見るか程度の気持ちだったが、
エアリスも強者側なのだと認識できる、絶対的数値が出た。
Name.エアリス・ヘザー LV58 Total.504 Race.human
HPヒミツ MP36928/36928 SPヒミツ
装備:ヒミツ
exe:????????/????????
STR:ヒミツ+?
END:ヒミツ+?
AGI:6280+?
INT:7529+?
MIN:5052+?
LUC:51+?
スキル、ヒミツ
「護衛の必要性・・・全くないな!」
装備無しでこの能力、+αで装備のステータスも乗るとなれば、全く、
全然、毛ほども俺の手助けなんぞ必要ないのは確定的に明らかだった。
「ははは、驚くところがちょっと見たくなってね。ごめんごめん、
でも面白かったでしょ?」
「良いけど、行くぞこらー」
もうノリで行くしかない気がしたので、取り敢えず突っ走る事にした。
これで死んでも立ち直るまで2秒位しかかからなそうだからこれでいいのだ!
「ウィー♪」
と言う事で、ノリの良い女考古学者を送り届け、ついでとばかりに
フレンド登録を何故か強制で刊行された(ヴィルは乗り気だったが)
その途中で有った捕らわれの姫様ゲームは、もう二度とやらない。
うん、強い(ガチ)人間の方がモンスターよりステータスは劣りますが
その分スキルで保管してる所も有るんで、実際の強さとステータスはあんまし関係ないです
(それでもこの人強いんすけどね)




