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17.臆病な熊さん(性別・メス)

新入り登場&加入回です。

 ・・・・翌日



「・・早い、上にこの擬態か。匂いで分かるかヴィル?」


 知り合い全員予定が合わず誰か来ないかなー。とか思いながら

 エリアボスが居ない割に誰も探索していない西の森林を少し進んだ所で、

 思いがけない強敵と出会った。


「粘液みたいなのが木々に付いてるせいで鼻が全く利かない」

「マジかよ、こっちもまったく見えん・・」


 周囲の景色は全く変化する事無く、敵の影すら見えない。が、


 バッ!


「やられる、かよ!!」

「キィ!」


 ビッッ


「オラ!!」


 チッ掠った、ヴィルの追撃前提でようやく一体、普通に

 相手したくないなこのカマキリ。


「はぁ・・ネズミの時みたいに経験値美味しかったら良いんだが、

 これはキツイな。それはそれとしてこいつテイムしよ」


 現在ステータス


 Name:レン・コールマン LV.13 (13/15)  Total.13

 HP80/80 MP100/100 SP44

 exe1243/3680

 装備アイテム:ウッド・ワンド、ウルフ・レザー・プレート、黒色の外装、

 レザーブーツ、鉄兜(アイアン・ヘルム)

 所持金:10700T


 STR:40+5

 END:36+12

 AGI:44

 INT:70+18

 MIN:43+6

 LUC:71


 スキル、剣術Ⅳ、龍化、炎魔法Ⅲ、魔力活性Ⅱ、風魔法Ⅳ、

 職業魔法&スキル魔獣使い(テイマー)Ⅲ、強化補正Ⅳ、

 杖術Ⅲ、補助魔法Ⅲ、New疲労軽減Ⅰ、New指揮Ⅰ、New肉体増強Ⅲ、

 New魔力蓄積Ⅰ、New気配察知Ⅱ



(1体75か・・厳しいな・・一旦街へ戻るか?)

「はぁ・・まだ来ないのか・・あと、そろそろもう一つの杖に変えるか?」


 格好良い仕様らしいから中二病患者と勘違いされたら泣くんだが。

 ま、取り敢えず下がりながら包囲網抜けるか。


 ・・・数十分前



「あ、み・・マキー、今入ってる?」

《ああ、はい。一応やってますけど、今はビガルの西まで来て

 しまったので、合流するなら後・・2時間ちょっとかかりますよ?》


 ガルド・ビガル、南のエリアボス討伐の時に解放された国であり

 鍛冶と炭鉱の国でも有る(敵は強目、LV20台~)。鉱石的違いとして、

 リューネスより硬く魔法とか関係ない物が多いらしい。なお、

 ボスの強さもちょっとシャレにならないレベルなのでまだ

 挑戦はしていない。


「モンスターの装備新調の時は呼べって言ってたから声掛けた。

 あと、ミツル君は入れるみたいだから、ちょっとエリアボス解放

 したいなーと」


 一番やって無さそうなの俺な気もするが、そこは触れずに置こう。

 平均レベル上げるの好きな所為でレベル帯が上がらんのよ・・。


《・・わっかりました~、直ぐ行くので待っててください》

「助かる~、急がなくても良いから、頑張ってな!」

《・・・はい》


 妙な反応だ、らしくも無い。どうしたんだろ?

 とにもかくにも待つしかないので、八つ当たり序でにヴィル先生

 とモンスター達を蹂躙する事にした。


 ・・・・そして現在



「うし、テイム成功、・・・お、〈威圧〉覚えたか」

「かったるい~」


 そう言うなって、レベル15まであと一息のとこまで来たんだ。

 まあ経験値無駄になるからそろそろテイムメインに変えようと

 思ってたけど。


「ヴァイの怠け癖移ったかヴィル?」

「それ言ってれば働くと思ってね?」

「う”・・そんなことないもん!」


 この手はもう使えないか、悲し。


「図星は分からない様にショックを受けるもんだ。少し休みたい、

 駄目か?」

「一応ゴア・マンティスのテイムは終わってるから悪くはないが、

 外出て休みたいとか有るんだ君達」


 なお、ゴア・マンティスのステータスがコレ、殺意マシマシ

 耐久紙過ぎ笑えない。

 ゴア・マンティス

 Name.less   LV.6(6/12)  Race.千切カマキリ Total.10


 P48/48 MP4/4 SP83

 exe:0/245


 STR:30

 END:13

 AGI:100

 INT:7

 MIN:20

 LUC:5


「ボクなんか中の方が快適なんだけどな~、ヴィーは変だね-^-」

「そこ、逆さで木に捕まるな」

「危機感知のスキル上げも兼ねてるが、外からの刺激が少ないんだ

 中は、草と風の匂いが必要な休息だってある。警戒は任せてもらって

 大丈夫だ。良いか?」


 ここまで饒舌なヴィルは初めて見た気がする。うーん、じゃあ


 バサッ!


「〈来い、ネロ〉確かお前昆虫食だったよな、レベルも問題ない筈だから、

 休んでる間喰ってて良いぞ。ヴァイ、ついてってくれ」

「・・感謝」

「えー面倒-\-」

「知らん、やれ」


 お前だけレベルあんまり上がってないから丁度良いしな。


『active 12/28 cost 23/48』


「ときどき強引だよね主人p-q」


 そりゃそうだろ。さ、日向で眠るのも悪くない。周りは任せたぞー。


 ・・・・



「・・・フゥー」

(何だ、マキでも来たか?)


 妙に煩い鼻息が聞こえ、目が覚めた俺の前に居たのは


(あ、終わった)


 ヴィルの無反応さから、まずこっちを襲おうとしていないのは分かるが、

 目の前でおっきい熊が木の実を貪っている。うん、恐怖映像だろコレ。


(待て、まだだ。まだ気づかれてないかも知れない大丈・・・あ)


 ガサ


 いつの間にか落ちていた木の葉に触れ、想像以上に大きい音が辺りの

 動物・・・つまり、熊を反応させてしまった。


「・・・・」

(大・・・じょうぶじゃねえええええ!!)


 完全に見つかっている状態で、両者は睨み合いを続ける。

 襲われたら筋力で抑え込まれて死ぬ。その未来を直観していた。


(っ─────・・・襲ってこない?)

「ぐ、ぐおおおおおお!」


 何だかんだ睨み合ったまま1分が経過した頃、熊が動いた、

 俺と完全に逆方向に。


「なんじゃそりゃあああああああ!?」


 ビクゥ!


「ぐ、ぐる?」


 俺の声だけで完全に及び腰になり、逃げる事すら放棄しかけている

 熊は、次の現象で完全にフリーズした。


 ガサガサ・・


「クアー・・・」


 ヴィルの目覚めによって、


「遅いわ!ってか居たのかよ・・」

「悪いかよ、大きい声出してたから起きたぞ」


 落ちた木の葉がヴィルの全身を覆い、完全に俺の視界から

 消えていたので、俺が慌てたのは悪くない。と言うか初めて見たけど

 平均レベル6のベアーだったのをグリズリー(17)と勘違いしてた辺り

 完全に寝ぼけてたな。反省()


「ってか・・・本当に熊かアレ?」

「くまだろ、弱いが」


 何故だろう、マキリスが中に入ってると言われても信じてしまいそうな

 あの人間味溢れる生物は・・・。うん、とりあえず試しとこう。


「・・〈使役(カウゼティブ)〉」

《テイム成功を確認しました。名前を設定してください》


 あー・・・まじかー・・・まあ、良かったけど。


「あー、気絶・・・ではないか、普通に固まってるな。おーい」

「・・・」

「あー駄目ですね、おーい、大丈夫だから戻って来いーー」


 もういっその事敵対状態になれば逃げてくれるんじゃないかと思い

 使ったスキルで使役完了、しかも使役した後も固まっていると言う

 何だろう、面白い通り越している様な気がするんだよなぁ・・・


 閑話休題?・・・・



「やっほー!」


 ・・・・数秒後


「返ってきませんか」

「何当たり前の事言ってんだよ」


 谷も無いのにやまびこしてる奴初めて見たよ。いや返ってきてないけど。


「うお!?居たんですかー」


 マキリスが近くに居たのはヴィルのお陰で分かっていたので

 どうせ碌な事しないんだろうなぁ、とか思いつつ、

 絶対に被害が無さそうな後ろに回り込んだ訳だ。


「先にこっちへ合流するとは思わなかったけどな」

「ビガルから北上するだけなので、こっちの方が早かったんですよ。

 えと・・その子は新人さんです?」

「おう、〈ミーア〉だ。なんかお前さんっぽい動きするから

 見てる分には面白い奴だぞ」

「私っぽいです??」

「まあ、見てれば分かる」

「そうですか、それでは失礼して」


 バッ!


「ビャア”ア”ア”!!」

「ぐぐるるー!!??」

「結構硬い手触りなんですね、よしよし、おおここが良いですか、そうですか」

「が、がおー(ひゃ、やめてー)」


 うん、うん・・・・何だろう、うん、聞こえてる俺だけなのだろうが、

 ミーアの声普通に女の子のだからなんか・・・エロい(ガキ)


「この重篤患者が・・・手遅れか」


 ヴィルだと中途半端だしヴァイは逃げるから溜まってた欲求が

 爆発的に解放されたみたいだ。はた迷惑な奴め。


「やめい、此奴は熊なのに臆病なんだよだから名前も・・ええい

 とっとと退け!!」

「もっとだ、もっとよこせー!!!」


 あ、駄目だこいつ、正気を失ってやがる。


「さっさと正気に戻れアホ部下!」


 バシッッ!


「っ───ったいです!!?」

「次やったらお前の師匠に告げ口すっかんな」

「うちの師匠は私以上に変態なので大丈夫です!」

「なんだその無意味に自信満々なやつは・・・」


 手遅れか。残念だ。


 次(閑話)

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