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066⚫️沈み行く結晶
砂漠が息をするたび、他の粒子はふくらみ、しぼんでいく。
日差しの熱で砂は緩み、夜の冷えで静かに締まる。
その脈動のたび
星幽結晶はわずかに沈む。
風が吹けば、砂面は音もなく崩れ
周囲の礫は重さに負けて横へ逃げる。
結晶はその隙間へ
星の欠片のようにすっと落ちる。
仄かな光を抱いたまま
深度を増すごとに世界の色が遠のく。
穿つのではない。
砂がゆっくりと‘迎えに来ている’のだ。
やがて結晶は、この世界の底へと溶け込む。
眠るように。
忘れられるために。
しかし、確かにそこに存在し続けるために。




