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058●リボルバー

「やっぱり、オートマティックはだめだね。」

キャサリンが銃を分解しながらつぶやく。

「装弾数は多いのは魅力だけど、ここじゃすぐに弾詰まりする。」

「そのとおりだ。」ボブがうなずく。

「細かな砂が入るから、メンテナンスが欠かせん。銃撃戦で不具合が起きたら致命的だ。」

キャサリンは唇を噛む。

「・・・となると、何丁も持たなきゃだめかな。」

「左右の腰、両脇下で四丁。二十四発までは撃てる。」

「ボブ、あんたは大柄だからいいけど、重量はともかく、私じゃ4丁もぶら下げたら動きが鈍るわ。かさばるんだよね。」

「早撃ちキャシーの弱点だな。」ボブが笑う。だが、その笑みはすぐに消えた。

「さて、俺は見回ってくる。ブリッツも戻ってきたから、ここは任せる。」

「獲物も探さないとね。」

「めぼしいスクラップは掘り尽くしたからな。売りもんになるやつが出てくれば、狩りなんてしなくていいんだがな。」

ボブは肩をすくめながら言うと、銃を腰に差して部屋を出る。手下たちも続く。

弱肉強食の世界だ。

窓から見えるのは、遠くで砂嵐が立ち上がり、霞む地平線だ。

キャサリンはその光景を見ながら、胸の奥が疼いていた。

ブリッツ。

あの男がもたらすのは、救いなのか、それとも破滅を呼ぶ疫神なのか。


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