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子犬を拾ったら閣下に愛されました〜まさか拾った子犬が聖獣だったなんて思いもしませんでした〜  作者: 漆原 凜


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9/13

待ち人

公爵家に戻りベッドに入る。ネージュも隣に入ってきて一緒に眠るようだ。あたたかい。


「サリー?いないの?」


しばらく眠り起きるとネージュとサリーがいない。寛ぎ場かな?上着を着て向かう。居ないな静かだな。どこか出かけたのかな?歩いていた侍女に聞いてみると庭に居るらしく行ってみる。


大丈夫なのですか?!ってサリーとネージュが駆け寄ってくる。もう大丈夫とネージュを抱きしめ背中を撫でる。


「あと少しで閣下が帰るそうですよ。お着替えされますか?」


「もう帰ってくるの?着替えるわ!!」


いそいそと着替えに行く私に、相思相愛ですねってサリーが声をかけてくる。ついに流されましたか?ってからかう。


「…流されそうよ。もう流されているかも。」


「流されても何も問題無いですよ。幸せそうでついてきた甲斐があります。」


真っ赤になる私にサリーは優しく言ってくれる。ありがとうって言い着替えを手伝ってもらう。ユーリ様帰ってきたみたいって言うとよくわかりますねって。え?確かに。なんだかネージュが喜んでいる気がする。


「ネージュから伝わっているのかな?」


ネージュの元に向かう。ユーリ様に撫でられ転がり楽しそうにしている。本当に帰っていた。


「ルル!起きて大丈夫なの?まだ寝てていいんだよ?」


「寂しかったです。おかえりなさい。」


ユーリ様にギュッて抱きつく。ただいまって抱きしめてくれる。もう大丈夫なの?一緒に寝る?って聞かれる。ちょっと前に起きてたから大丈夫ですって擦り寄る。


「ルルもネージュみたいだね。可愛い。」


私も撫でて下さいって甘える。可愛すぎるんだけどって戸惑っている。ちょっと着替えてくるねって言うユーリ様についていく。一緒に来るの?って聞かれる。


「手繋ぎたいです。」


頷き手を出すと繋いでくれ一緒についていく。体調を気遣ってくれながらゆっくり歩いてくれる。


「明日は休もうね。今日は無理しすぎたから続けてしない方がいい。」


「あ!さっきユーリ様が帰ってきたのが、何となくネージュから伝わって来たんです!」


「ちょっと繋がったのかな?絶対無理しないでね。次倒れたら部屋に閉じ込めてしまうよ?」


気をつけますって謝る。着替えも見る?って聞かれそれは恥ずかしい。部屋で待ってますと離れる。まだかな?そわそわしてしまう。扉がノックされお待たせって開いた扉にぶつかってしまう。近づきすぎた。


「何してるの!!ゴメン!大丈夫??!」


「すいません…待ちきれなくて…。」


ノックされた瞬間扉に向かってしまいぶつかった。今日ずっと子供みたいで恥ずかしい。座り込む私はユーリ様に抱きしめられる。そっと唇が重なる。頬に唇にと何度も口づけをされ、耐えられずギュッとユーリ様の服に掴まる。どんどん押し倒されていきまた首を噛まれる。


「…ゴメン!」


もう終わり?て聞くと、抱きついてきてもう終わりって。ユーリ様が私の妻が可愛すぎてツライって泣いている。まだ妻ではない。起こされ横抱きをされソファーへと移動する。そのまま足の上に座らされギュッてされる。


「ぶつかったの大丈夫?鼻赤くなってる。痛いのにゴメン。」


「大丈夫です。近づきすぎた私が悪いのです。」


擦り寄ると今日は甘えん坊だねって。もっと甘えてくれていいんだよって言ってくれ頷く。次の休み一緒に出かけようか?ネージュ連れてピクニックとかって提案してくれる。


「楽しそう!行きたいです!」


「じゃゆっくりして体調整えてね。どこにも行けなくなるよ。」


その後一緒に食事をいただき、湯浴みをする。髪を乾かし扉をノックする。部屋の間の扉が開き、驚いた顔をしどうしたの?って。


「一緒に寝てくれるって」


ユーリ様が砕け落ちる。大丈夫ですか?ってしゃがみ話しかける。大丈夫って手を取り立たせてくれ、本当に一緒に寝るの?って。


「ダメなら戻ります…」


「ダメじゃないよ。ネージュは?連れてくる?」


「いいのですか?ネージュおいで!」


嬉しそうに走ってくる。ユーリ様はクッションを置いてくれ、ネージュが飛び込む。わしゃわしゃと撫でると眠そうにしている。


ルルはこっちねって私の枕を用意してくれ招かれる。寄っていきユーリ様にくっつく。横になり撫でてくれ眠くなる。おやすみって優しく言ってくれ眠りに落ちる。


ユーリ様が眠れず1人頭を抱えていたなんて、夢の中にすぐ落ちた私は全く知らなかった。

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