待ち人
公爵家に戻りベッドに入る。ネージュも隣に入ってきて一緒に眠るようだ。あたたかい。
「サリー?いないの?」
しばらく眠り起きるとネージュとサリーがいない。寛ぎ場かな?上着を着て向かう。居ないな静かだな。どこか出かけたのかな?歩いていた侍女に聞いてみると庭に居るらしく行ってみる。
大丈夫なのですか?!ってサリーとネージュが駆け寄ってくる。もう大丈夫とネージュを抱きしめ背中を撫でる。
「あと少しで閣下が帰るそうですよ。お着替えされますか?」
「もう帰ってくるの?着替えるわ!!」
いそいそと着替えに行く私に、相思相愛ですねってサリーが声をかけてくる。ついに流されましたか?ってからかう。
「…流されそうよ。もう流されているかも。」
「流されても何も問題無いですよ。幸せそうでついてきた甲斐があります。」
真っ赤になる私にサリーは優しく言ってくれる。ありがとうって言い着替えを手伝ってもらう。ユーリ様帰ってきたみたいって言うとよくわかりますねって。え?確かに。なんだかネージュが喜んでいる気がする。
「ネージュから伝わっているのかな?」
ネージュの元に向かう。ユーリ様に撫でられ転がり楽しそうにしている。本当に帰っていた。
「ルル!起きて大丈夫なの?まだ寝てていいんだよ?」
「寂しかったです。おかえりなさい。」
ユーリ様にギュッて抱きつく。ただいまって抱きしめてくれる。もう大丈夫なの?一緒に寝る?って聞かれる。ちょっと前に起きてたから大丈夫ですって擦り寄る。
「ルルもネージュみたいだね。可愛い。」
私も撫でて下さいって甘える。可愛すぎるんだけどって戸惑っている。ちょっと着替えてくるねって言うユーリ様についていく。一緒に来るの?って聞かれる。
「手繋ぎたいです。」
頷き手を出すと繋いでくれ一緒についていく。体調を気遣ってくれながらゆっくり歩いてくれる。
「明日は休もうね。今日は無理しすぎたから続けてしない方がいい。」
「あ!さっきユーリ様が帰ってきたのが、何となくネージュから伝わって来たんです!」
「ちょっと繋がったのかな?絶対無理しないでね。次倒れたら部屋に閉じ込めてしまうよ?」
気をつけますって謝る。着替えも見る?って聞かれそれは恥ずかしい。部屋で待ってますと離れる。まだかな?そわそわしてしまう。扉がノックされお待たせって開いた扉にぶつかってしまう。近づきすぎた。
「何してるの!!ゴメン!大丈夫??!」
「すいません…待ちきれなくて…。」
ノックされた瞬間扉に向かってしまいぶつかった。今日ずっと子供みたいで恥ずかしい。座り込む私はユーリ様に抱きしめられる。そっと唇が重なる。頬に唇にと何度も口づけをされ、耐えられずギュッとユーリ様の服に掴まる。どんどん押し倒されていきまた首を噛まれる。
「…ゴメン!」
もう終わり?て聞くと、抱きついてきてもう終わりって。ユーリ様が私の妻が可愛すぎてツライって泣いている。まだ妻ではない。起こされ横抱きをされソファーへと移動する。そのまま足の上に座らされギュッてされる。
「ぶつかったの大丈夫?鼻赤くなってる。痛いのにゴメン。」
「大丈夫です。近づきすぎた私が悪いのです。」
擦り寄ると今日は甘えん坊だねって。もっと甘えてくれていいんだよって言ってくれ頷く。次の休み一緒に出かけようか?ネージュ連れてピクニックとかって提案してくれる。
「楽しそう!行きたいです!」
「じゃゆっくりして体調整えてね。どこにも行けなくなるよ。」
その後一緒に食事をいただき、湯浴みをする。髪を乾かし扉をノックする。部屋の間の扉が開き、驚いた顔をしどうしたの?って。
「一緒に寝てくれるって」
ユーリ様が砕け落ちる。大丈夫ですか?ってしゃがみ話しかける。大丈夫って手を取り立たせてくれ、本当に一緒に寝るの?って。
「ダメなら戻ります…」
「ダメじゃないよ。ネージュは?連れてくる?」
「いいのですか?ネージュおいで!」
嬉しそうに走ってくる。ユーリ様はクッションを置いてくれ、ネージュが飛び込む。わしゃわしゃと撫でると眠そうにしている。
ルルはこっちねって私の枕を用意してくれ招かれる。寄っていきユーリ様にくっつく。横になり撫でてくれ眠くなる。おやすみって優しく言ってくれ眠りに落ちる。
ユーリ様が眠れず1人頭を抱えていたなんて、夢の中にすぐ落ちた私は全く知らなかった。




