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子犬を拾ったら閣下に愛されました〜まさか拾った子犬が聖獣だったなんて思いもしませんでした〜  作者: 漆原 凜


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10/13

ピクニック

「ユーリ様おはようございます!」


…おはようって何故かツラそう。場所取ってしまったかな?


「朝食にしようか…部屋に戻って支度しておいで」


「あっ、そうですね!着替えてきます!」


部屋に行きサリーに支度を手伝ってもらう。お泊りされたのですか?!まだ婚約者ですよね??!そうだよ。一緒に寝てくれたのって言うと、サリーは頭を抱えていた。


「また一緒に寝てくれるかな?」


「…結婚したら毎日一緒じゃないですかね。」


「そっか!…って結婚いつ?今婚約者だよね?私の結婚いつ何だろう?聞いてる?」


いや…知らないです。閣下に聞いたらどうですかね?と呆れた感じで言われる。


「ユーリ様?結婚っていつですか?」


朝食の時聞いてみる。婚約渋ってたから結婚はゆっくりでいいかなと思っていたのだけどって。えぇ…じゃあまだなんだ。落ち込む。ユーリ様は慌てて早くしたいの?て聞いてくれる。


「したいです。結婚したら毎日一緒に寝れるってサリーに言われたので。」


「進める!すぐ進めるね。決まったら報告する。準備しよう。」


約束してくれ騎士団に出勤するのを見送る。ネージュはユーリ様について行くとの事で久しぶりに1人になる。久しぶりに本でも読もうかな。


1日サリーと2人で静かに過ごし、夕方ネージュとユーリ様が帰ってきて賑やかになる。明日出かけようって。やったー!ネージュにお出かけだってと抱きつく。楽しみ。


ーーーーー


「どこへ行くのですか?」


「ルルがネージュを拾った森に行こうかと。その後ルルの実家に寄ろうかなって。」


やったー!嬉しい。お父様とお母様元気かな?森に着くと懐かし匂いがする。あの辺で拾ったのですと案内しながら歩いていく。湖のほとりに到着しシートを引き用意をしてもらう。ネージュも元々居た森のためなのか、凄く寛いでいる。


「良い天気ですね!とても空気が気持ちいいです。」


本当来てよかったねってユーリ様も隣に座る。ネージュを撫でながらまったりと過ごす。皆でサンドイッチを食べお昼寝をする。ふと起きるとユーリ様とネージュはまだ寝ていた。散歩でもしようと1人歩く。少し歩くと女の人がうずくまっている。急いで近寄り大丈夫ですか?と声をかける。


「急に目眩がして休んでいました。家は近くなのでもう少し休んで帰ります。」


「送りますよ!体調が悪いのに1人で危ないですから。」


ありがとうございますと2人で歩き出す。こっちですか?森が深くなっていく気がする。間違ってないかな?と思った瞬間、何かを押し当てられ眠くなる。あー…離れるべきじゃなかった。


ーーーーー


「ルルがいなくなった?」


唖然とする。守るって言ったのに眠ってしまい何処かに行かせてしまうなんて…。ネージュも心配そうにウロウロしている。せめて繋がっていれば…周りを探すよう指示を出し捜索を始める。


ネージュに私の側を離れないように伝えシルを呼び来てもらう。近くまでは辿れるかな?ネージュを抱えシルに乗り森を駆ける。


「近くまでいけそう?早く見つけてあげないとルルは泣いてしまうから。」


シルは頷き駆けていく。しばらく行くと止まりウロウロとする。辿れるのはここまでか…ルル何処に行ってしまったのか。急にネージュが暴れ出す。どうした?!ルルの場所わかるのか?抱えていた手を離すと走り出した。


「シル追って!」


近くに小さい小屋があった。あそこか?行きたがるネージュを引きとめ様子を伺う。誰か居る。騎士団の到着を待ち様子を確認していく。ギャウギャウと鳴くネージュを落ち着かせながら周辺を包囲する。


外に1人と中に1人、そしてルルがいる。突撃指示のタイミングを待つ。扉が開いた瞬間、突撃命令を出す。シルを先頭に駆ける。ネージュも走り出し飛び込んで行った。

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