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弟よ、姉は異世界で無双します  作者: 春待瑞花


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18/31

18. やらかした…?

 クレアは静止させた人とガラスをゆっくりと地面に下ろした。

「は〜っ…危なかったですわ…。他に被害はないかしら?」

 と言い、周りを見回す。


 その場にいた全員がクレアを凝視した。

「……い、今の魔法は、クレアがやったのか??」

 リオルが初めに口を開く。

「あ……、申し訳ありません。咄嗟のことで、つい魔法を使ってしまいました。……魔法使い様達がいらっしゃるのに、差し出がましかったですよね?

…余計な事をしてしまいました…」

 しゅんとして、肩を落とす。


 その様子をみて、魔法使い二人が駆け寄ってくる。

「御令嬢が今の魔法をっ?!」

「私達では間に合いませんでした!信じられない発動速度ですっ!!失礼ですが、お名前を伺っても?!」

 と、20代と40代くらいの二人が聞いてきた。

「あ……、わたくし、シモクレン家のクレアと申します。差し出がましいことをしてしまい、本当に申し訳ございません!」

 と頭を下げる。

「いやいやいやいや、謝罪なんてとんでもないです!!お礼を申し上げなくてはならないのはこちらなんですからっ!」

「……シモクレン家の……さすがは公爵家ですね。

 アンディ様の魔法も素晴らしいですが、ここまでのレベルをまさか妹様がお持ちとは……」

「クレア様は、まだお若いですよね?将来的は魔法使いにとお考えですか?

 それともお兄様のように、魔術師科にお進みですか?」

 と、早口で質問してくる。


「あ、わたくしはすでに高等学院の医師科に在籍しております。一年生です」

「なんとっ!?

 これほどの腕をお持ちですのに、魔法使いにはならないのですか??」

「はい。医師になるべく学んでいる最中ですわ。

 こちらの皆様と」

 と、リオル達を見渡した。


「え、ええ…。私達は、クレア嬢のクラスメイトでして…」

「今日はみんなで息抜きにやってきたところでして

……クレアの魔法を見たのが初めてなので、とても驚いています」

 フレデリクスとレオポルドが順に話す。

 ちなみに、トマスは口を開けたままだ。


「ごめんなさい。作業のお邪魔ですよね。

 私達はこれで失礼いたしますわ」

と略式のカーテシーをした。

 魔法使い二人は、何とも言えない苦い表情をしながら頷く。


 私が踵を返して歩き出したところで、リオル達ははっとして、すぐに先ほどと立ち位置を同じにして歩く。

「次はカフェですわよね?

 お店でいただくのは初めてなので、とても楽しみですわ!」

 言いながらリオルを見ると、

「そうか……

 いや、そうだな。……店で一息つこう」

 リオルは真面目な顔で言い、他のみんなもそれに頷いた。


 そして、みんな真面目な顔を崩さず、それぞれの馬車に乗り込んだ。


 ………なんか、空気が重い。

 もしかしなくても……やらかした…?わたし。



下書きの修正が間に合えば、12時にも更新いたします!


よろしければ、下の☆☆☆☆☆から評価を入れていただけると大変励みになります!


よろしくお願いいたします(*´ー`*)

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